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林知之
うねり取り 基本と実践 1963年東京都杉並区生まれ。1976年から商品のサヤ取りを始め、相場の世界に入る。FAIクラブの誕生とともに株式へ移行、証券会社3社で営業を経て、2000年に林投資研究所の代表取締役に就任する。
一般社団法人投資顧問業協会において、業務第五部会員、自主規制第五部会員、関東部会幹事を兼任。
『林知之の相場「確信ある自分流」』

12月の新刊 まえがき公開

11月29日
『プロが教える株式投資の基礎知識 新常識』




ウソ情報が飛び交う株式市場。
初心者に、プロの本音を伝える本を作りたい──。

こんな思いで書きつづったら、経験豊富な個人投資家にもぜひ読んでほしい内容に仕上がりました。

間もなく発行、トレーダーズショップでも予約を受付中です。

以下に、まえがき全文を掲載します。

●食材かレシピか
必要な食材さえ手に入れたら、誰でもおいしいカレーを作ることができるだろうか──。
「これは料理の本?」などと、タイトルを見直さなくても大丈夫。間違いなく、株の売買、相場の張り方についての本である。
そして本書の狙いは、プロ投資家の思考に触れることによって、個人投資家が投資で成果を上げるための認識や考え方を一気に高めてもらうことだ。
言い方を換えれば、一般の投資関連情報、つまり情報発信者側のビジネス優先思考によって生まれた、残念な誤解に気づいてもらうことだ。
あなたがベテラン投資家なら、すでに経験から多くを学んでいるはずだが、頭に残る誤解の断片に気づいて、もう一段上のステージに向かってもらいたい。
話題となった「老後2千万円問題」を機に資産運用を考え始めた若者や投資未経験者ならば、株式投資を正しく認識する最短距離を進んでほしい。また、おカネのことを考え直そうというシニアは、人生経験のフィルターで本書の内容を整理、活用してほしいと思う。
さて、なぜ「食材」と「カレーの味」に触れたのかを説明したい。
世間の投資情報は、料理における食材(銘柄情報)にしか目を向けていない。しかも、食べてみないと(あとにならないと)わからない“食材の良しあし”(上がるか下がるか)に焦点を当てている。調理法=レシピ(投資手法)や道具の選び方など、真の実践に必要なことが抜け落ちている。前述した「ビジネス優先の投資関連情報」の特徴である。
私は、「これが、金融業界における最大の問題だ」と常日ごろから考えていて、端的に概要を示すには身近なものと比較するのが適切だと考え、カレーにたとえてみた次第だ。
本書の内容は、無理やりに食材の良しあしを当てようとするのではなく、「たとえ食材がいまひとつでも、そこそこの結果を出す」調理法を考えることに重点を置いた『実践の書』である。
一般の入門書には書いていないプロの発想を紹介するため、「株は安く買って高く売るものという捉え方は誤解だ」など、ほとんどの読者が「えっ?」と思うようなことまで文章にした。
すべては、これまでに出会った実践家との意見交換で培った考え方であり、無責任な入門書や、投資家を“踊らせる”ことに主眼を置く業者の観点とは完全に一線を画するものと自負する。

●個人投資家の戦い方
本書を手に取った投資家が、「読んだだけで明日から儲かる方法を知りたかったのに……」と落胆するか、「目からウロコ」あるいは「これまでにない観点が述べられている」と評価してくれるか、不安もあるが、もちろん後者を狙って本音だけをつづった。
本書に盛り込んだ数々の実践論は、実父の林輝太郎など、感覚を駆使する昭和の相場師から、コンピュータのデータ処理を活用して自動売買で稼ぐ現役のトレーダーまで、多数の成功者を見てきた結論であり、私自身が実践して確かな手応えを感じたものである。
結果として、深く切り込みすぎて、くどい部分もあるが、私たちが持ち合わせるデリケートな心理を大切に扱い、丁寧な考察をした結果だと受け止めてほしい。
最後に、一般向けの書籍にプロの発想を凝縮した理由を、別の観点からも述べておきたい。
株式市場に、アマチュアだけの場、初心者にハンディを与えてくれる場は用意されていない。コンピュータプログラムによる超高速売買、一匹狼の超ベテラン相場師、名だたるファンドマネージャーまでもが同じ土俵にいる。私たち個人投資家がプロ投資家と異なるのは、「失敗しても、追加の資金をもらえない」という一点である。では、表裏一体の強みはなにか──。
本書でプロ投資家の思考に触れ、社会人としてのバランスを保ちながら株式投資のあり方を考え、個人投資家ならではの“戦い方”で、満足できる結果を出してほしいと強く願う。



12月上旬発行の新刊
『プロが教える株式投資の基礎知識 新常識』
〜儲かる仕組みとお金の増やし方〜


四六判/240ページ/1,500円+税
林 知之 著









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うねり取り練習帖 第20回 中源線を使ってうねりを取る極意 第2回 ポジション操作で実現する「損小利大」

11月22日


「石橋をたたいて渡る」を実現するプロのトレードテクニック

あとからチャートを見ると、相場なんて実にカンタンです。
でも、それはすべてタラレバ・・・

「買っておけばよかった」
「売っておくべきだった」

たった1秒前にも戻れないのが相場ですから、この部分をなんとかしないといけないわけです。

で、どうするか?

必須なのが、「分割売買」です。

「上がりそうだ」という段階で買うのですが、決め打ちは御法度。
いきなり満玉(計画の100%)張らずに、「試し玉」にとどめます。

そして、「よしいける!」と判断したら、「本玉」を入れていきます。

この本玉を入れる“二度目”の判断が難しいのです。
でも、中源線には、二段階の判断が最初からルール化されているので、「試し玉→本玉」のポジション操作をスムーズに行うことが可能です。



詳しくは、番組をご覧ください。


うねり取り練習帖 第20回 中源線を使ってうねりを取る極意 第2回 ポジション操作で実現する「損小利大」








中源線を知るにはこれ!
『入門の入門 中源線投資法』
基本のルールを惜しみなく公開






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うねり取り練習帖 第19回 中源線を使ってうねりを取る極意 第1回 「銘柄選別」とエントリーのタイミング

11月09日


「よい銘柄」ってなに?

「いい銘柄ない?」

よくある質問だと思いますが、あまりにも漠然としています。
また、根底にある発想が問題です。

誰も知らない未来について、他力本願で「当ててよ!」と求めているからです。

なにかしらの基準で出動(エントリー)のタイミングを計り、その後も任意の基準でポジションを動かしていくのがトレードという行為です。

その際の基準が、自ら選ぶ「手法」です。

結論は?
「よい銘柄」とは、「利用する手法が機能しやすい(利益になりやすい)銘柄」です。

中源線は、3分割のポジション操作もありますが、終値を結んだ折れ線チャートのパターン分析で「エントリーのタイミングを計る」部分が、ひとつの特徴です。その結果、機敏ゆえの不発もあるものの、下のチャートのように変動を早い段階で捉える機能があります。



そして、中源線と相性のよい銘柄に絞ることで当然、パフォーマンスは向上します。

下の図は、東証一部全体の平均(年間利益率)と、林投資研究所が選別したユニバース銘柄の平均(同じく年間利益率)を比較したものです。



中源線におけるエントリーのタイミングとともに、プロが考える「よい銘柄」の選別基準を解説しました。ぜひ番組をご覧ください。


うねり取り練習帖 第19回 中源線を使ってうねりを取る極意 第1回 「銘柄選別」とエントリーのタイミング








中源線を知るにはこれ!
『入門の入門 中源線投資法』
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入門の入門 中源線投資法


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