戦略コンサルタント&ベトナム株道先案内人 福森哲也
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株式会社STIサポート代表取締役/コーポレイトディレクション(アジアビジネスユニット)シニアアドバイザー/アサヒ衛陶(東証2部)常務取締役他。
日欧の戦略コンサルティング会社にて、“第2の創業支援”プロジェクト(上場前後のベンチャー企業/中堅・準大手企業/地方有力企業)や M&Aプロジェクトに数多く従事。その後、上場ITベンチャーの執行役員や大手家電グループ企業の経営会議メンバーを経て、独立。現在は、企業内部に入り込む形での上場・未上場企業の“第2の創業支援”と、ベトナムを中心としたアセアンでの“事業&人材開発”支援に注力している。
ベトナムとベトナムビジネスの入門書『ベトナムのことがマンガで3時間でわかる本』(明日香出版)は、2012年に出したミャンマー・カンボジア・ラオス版と共に、アジア事業担当者・駐在員に幅広く活用されている。また、日本にベトナム株投資を最初に紹介した『日本人が知らなかったベトナム株』(翔泳社)などもある。
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福森哲也のベトナム株投資
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ベトナム不動産投資事情 03月25日
とうとうVNインデックスは500ポイントを割ってしまいました。しばらくベトナム株式市場のことは忘れている方が精神衛生上良いかもしれません。。。
*証券会社からメールが。『限度値幅の変更についてお知らせいたします。ベトナム国委員会により、2008年3月27日(木)から一時的に限度値幅が:ホーチミン市場(HOSE):1%ハノイ市場(HASTC): 2%に変更されます。』 タイミング的には如何なものかと。。。
政府の厳しい金融引き締めによって、バブルの様相を呈していたベトナム不動産市場も流石に転機を迎えています。前回ホーチミンでエクシムランド(エクシムバンクの不動産会社)の副社長との話の中で、”坪1,900万円”なんていう開発エリアの話も出てきて一同唖然としました。確かに周囲のベトナム人の間でも、1年前に買ったマンションや1軒家が倍なんていう話がたくさん転がっていました。証券市場から逃げた資金は不動産と金にいっていましたが、今は不動産の売買も激減しているようです。
ベトナム不動産市場もバブルが弾けてやっと現実的な投資の対象にもなってくるのではないでしょうか。でも、ベトナムの不動産事情は外からは分かりにくいです。
この間一緒にホーチミン・ハノイを回った小山さん(エマージングキャピタル合同会社/ベトナムTETファンド合同会社/ベトナム総研)が、
・ヒロカツセ氏(EastWing LLC代表。2003年に日本貿易振興機構使節団員としてWTO加盟前のベトナムを訪問。まだ誰も見向きをしなかったベトナム株へ投資を開始。資産を100倍に増やす。 その後、投資コンサルタントとしてベトナム国内外のクライアントにサービスを提供する傍らベトナムでPEファンド、ホテル、賃貸しオフィス、不動産仲介事業などの事業投資を展開。現在ベトナムの建設不動産企業の取締役、ロジスティックス企業の副社長を兼任)
を講師に招いて、4月5日に大阪でベトナム不動産に関するセミナーを開かれます。
http://emerging.vietnamsoken.com/seminarorder.html
私も是非行きたいセミナーなのですが、大阪なので今回は我慢ですが、なんと!3月28日(金)までにお申込いただたいた方に、あの名著(?)「ベトナム株投資完全マニュアル」福森哲也(1,890円)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4775990594/behapsch-22
をプレゼントしてくれることになっています。本が欲しい方も、欲しくない方も、関西方面の方でベトナムの不動産事情を知りたければ、参加してみたら如何でしょうか。
ヘンカップライ
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何時底を打つのか、ベトナム市場 03月21日
ホーチミン・ハノイで証券会社やファンドマネジメント会社を回ってきましたが、旧正月明けの1ヶ月近くの相場崩壊は想定外だったようで、皆少し自信を失っている感じでした。
どこまでの下落を想定しているかという問いに対して、「500ポイントまで行く可能性も感じている」という答えも。その話をした夜に、政府の対策が発表されて、その後2日間はストップ高が続きましたが、その後は世界金融危機の広がりとあわせてのじりじり下げが続いています。
今回の下げの大きな要因は金融機関に入っている担保証券の換金売りだと思われ、相場の下落→担保証券の換金売り→相場の更なる下落+強固な金融引き締め→更なる換金売り・・・・というバッドサイクルに入ってしまいました。このサイクルを止めるには、国家経営投資総公社(SCIC)が市場外で金融機関(銀行)の保有している担保証券を大量に買い付けるしかないのではないだろうか。。。頑張れ、SCIC!
新規の投資者にとっては非常に魅力的な相場になっているが、既にポートフォリオを持っている投資家にとっては厳しい1ヶ月間でした。胸の締め付けられるような1ヶ月間でした。。。
不動産相場・金相場にも大きな下げが始っており、ベトナム人投資家の傷が更に大きくなるのも心配です。うまく不動産・金に向かっていた資金が証券に向かってくれればいいのですが、その前に破綻する投資家も多そうです。
*参考:ベトナム財務省が、証券市場を回復させるために6つの支援策を正式に発表
1) 国営企業の株式会社化を進め、市況に応じてIPO(新規株式公開)を実施する。
2) 2008年度中は証券譲渡益に対して個人所得税を徴収しない。
3) 国家経営投資総公社(SCIC)が株式購入を行う。
4) 新株発行を延期し、市場への株式供給を減らす。
5) 外国人投資家による未上場公開会社の株式保有率を最高40%まで拡大する。
6) 銀行及び証券市場の管理監督を国家中央銀行と協力して行う
ヘンカップライ
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ベトナム株座談会のはずが。。。 03月04日
ホーチミンのカラオケラウンジ”NAKASU”は、ベトナムの占いの結果明日、3月5日にオープンの運びになりました。今、日中に急ピッチで中の修理をしています。5日にはベトナムの恒例の竜も舞いもお願いすることに。
昨日は前哨戦で、ベトナム株ポータルの主宰者の方々(ベト株、ベトナム株総研、マネーベトナム)や、ベトナム在住5年―10年―15年の猛者ばかり10名ほどに来てもらって前祝いをしました。NAKASUの女性たちとのベトナム語での会話比率が非常に高い会になりました。女性たちの笑顔や性格の良さは結構評価してくれたので良かった。。。。
市場が大荒れの中での会でしたが、「ベトナムから逃げられない」「ベトナムを信じている」人たちの集まりだったので、もう少し辛抱していたら前向きの政策も出てくるタイミングということで、普通の飲み会に。
今は我慢のしどころですし、今日から来られる新規の投資家の方々にとっては、”季節はずれの大バーゲンが開催中”ということで、非常にいいタイミングなのではないでしょうか。
20名近い投資家の方々と、今日は市内観光+NAKASU、明日からは証券取引所・マイリン本社、サコムバンク本社、近郊の再開発エリアの視察、EPS証券でのOTC銘柄紹介、エクシムバンクの不動産会社など訪問して回ります。木曜にハノイに移動して、市内観光やハノイゴルフクラブ、ロータスファンドマネジメント、証券取引センター、国家会議センターや周辺の開発プロジェクトなどを見てもらいます。
土曜日はゆっくり自由時間でハロン湾や旧市街を見てもらって帰国します。
ヘンカップライ
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