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戦略コンサルタント&ベトナム株道先案内人 福森哲也
株式会社STIサポート代表取締役/コーポレイトディレクション(アジアビジネスユニット)シニアアドバイザー/アサヒ衛陶(東証2部)常務取締役他。

日欧の戦略コンサルティング会社にて、“第2の創業支援”プロジェクト(上場前後のベンチャー企業/中堅・準大手企業/地方有力企業)や M&Aプロジェクトに数多く従事。その後、上場ITベンチャーの執行役員や大手家電グループ企業の経営会議メンバーを経て、独立。現在は、企業内部に入り込む形での上場・未上場企業の“第2の創業支援”と、ベトナムを中心としたアセアンでの“事業&人材開発”支援に注力している。 ベトナムとベトナムビジネスの入門書『ベトナムのことがマンガで3時間でわかる本』(明日香出版)は、2012年に出したミャンマー・カンボジア・ラオス版と共に、アジア事業担当者・駐在員に幅広く活用されている。また、日本にベトナム株投資を最初に紹介した『日本人が知らなかったベトナム株』(翔泳社)などもある。

福森哲也のベトナム株投資

セントビンソンチャリティ小学校

11月28日
昨日、ツアーガイドの勉強をしているNganさんと、20代前半の日本人男性ではホーチミンで一番頑張っていると個人的に思っている松本社長
http://www.ress.vn/index.php?vs= と一緒に、セント・ビンソン・チャリティ小学校に行ってきました。ホーチミン中心部から30分ぐらいですが、ロッテマートの裏手の貧しいエリアの商店街の1角のビルの中にあります。

タクシーでそばまで行ったら、オアンさん(運営者)が心配そうに迎えに来てくれていました。そばの雑貨屋さんでNganさんが子供たち(130名)用のお菓子類を選んでくれて、学校に。小学校をイメージしていたのですが、普通の小さい建物の中に3つの小さな教室を作って、午前と午後で小学校1年生〜5年生まで(ベトナムの小学校は5年制)、130名の子供たちが勉強しています。この小学校がなければ貧しくて学校に行けなかった子供たちばかりなので、各学年とも年齢はバラバラです。1年生のクラスでも7歳から11歳ぐらいまでの子供が一緒に勉強していました。幼稚園などもちろん行ってない子供たちなので、1年生は集団生活のすべてを教えなければならないので大変だそうです。でも、子供たちのノートはそれはそれは綺麗な字や数字でぎっしり。うちの子供のノートとは大違いでした。ノートや勉強や学校のありがたさを感じているのと、いやいや行かされていると思っているのの違いでは、と思いました。

最近強いスコールが続いていたのですが、21名のクラスのうち2名がそのために欠席というオアンさんの説明。私は雨で体調でも壊したのかと思ったのですが、「ぼろぼろの家なので強い雨で壊れてしまい、親と一緒に修理で学校には来られない」ということ。貧乏のレベルが違うのですね。。。でも、ここを卒業して、また専門学校で勉強して、有名なエステのお店で働いている子たちがオアンさんや先生を食事とカラオケに誘ってくれた写真を、宝物のように見せてくれました。学校に行くことで未来が開かれていくのです。

この学校は、オアンさんのご主人が日本に出稼ぎ(らしいです)に行って稼いできたお金と、日本人や日本の法人の寄付、そして、子供たちが毎日1個〜2個と作っているビーズのストラップの収益で運営されています。今回は、前回に引き続き日本に運ぶ400個のビーズのピックアップがてらの訪問でした。新作3個をプレゼントにもらい、1個をNganさんにあげました(日本から持ってきたキティのストラップと同じくらい嬉しそうに眺めていました)。

子供たちが作ったストラップは、電通にお勤めの女性が電通社内や知人・友人・支援者の方々に1個300円でお譲りして、彼女はその全額を小学校に寄付しています。なので、コストのかからない私のような運び屋にも出番がありました。既に云十万の寄付ができているそうです。前回は、彼女に渡しがてら自分の子供たち用に5個買って、趣旨を説明して渡しました。喜んでいましたし、ちょっと微妙な顔をしていました。今回も、明日帰宅したら、写真を見せながら説明しようと思っています。

関連するサイト:

http://www.p-lapin.com/newpage30.html

http://www.vietnam-sketch.com/column/japanese/2007/03.html

http://homepage3.nifty.com/worlddoors/index.html

http://www.sannys-market.com/cgi-bin/vcc-sannys/siteup.cgi?category=3&page=2

ヘンカップライ
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ベトナムで流行っているもの

11月24日
日曜日からホーチミンに来ています。今月は2度目になりますが、それほど暑くはなく、雨も降らない一番快適な季節です。日本からの観光客も多いようで、日本人向けの旅行会社に勤め始めた知り合いのベトナム人がヘトヘトになっていました。街中では欧米人やアメリカ人、中国系の団体(中国+香港+台湾+シンガポール?)が目立ちます。以前から定期的に遊びに行っている絵画のギャラリーに行ったら、「昔はシンガポールや台湾の人が沢山買っていったけど、最近はヨーロッパやアメリカの人が沢山買ってくれる。ビジネスは順調。ベトナム人は未だお客さんではない」と言っていました。それぞれの絵の値段も急騰もしていないですが、下落している感じでもなかったです。なかなかにしたたたかなベトナムの一面をまた感じました。

雑誌の取材の関係で「最近、ベトナムで流行っているものはなんですか?」と聞かれたので、テクテク街歩きをしてみました。100円ショップのDaisoは流行っていました。3万5千ドンショップ(180円ぐらい)で日本の100円ショップのような品ぞろい。近所の高校生や女性が買い物に沢山来ていました。流行りそうな気がします。

後は、ワインショップも沢山できています。それから、外資系チェーンのカフェ。カフェ好きなベトナム人ですが、町の人がやっているカフェから、現地のカフェチェーンが増えてきて、今では外資系のカフェチェーンが増えています。ダイエットと美肌には特に関心の高いベトナム女性の影響でしょうか、日本以上にダチョウのお肉料理が増えています。専門レストランなどもあります。後は、じわじわと飲み物の自動販売機が増えてきています。じわじわという感じですが。。。コインがあまり流通していないベトナムですが、自動販売機の浸透によってコインの活用も進むかもしれません。

あとびっくりしたのは、大好きなきのこ鍋屋(Ashima)が回転すしのベルトコンベヤーを利用した回転鍋屋(一人鍋+素材が回転すしのように回ってくるやつ)を今月から始めて、大繁盛していました。香港などでも回転○○は大人気ですが、ベトナムでもそのような気配を感じます。

ヘンカップライ
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フエ・ダナン・ホイアン(中部ベトナム)の今(後編)

11月08日
3日目も快晴。本当に日頃の行いが大事だ!と自分に思い込ませる。テレビをつけるとヤンキースの試合。松井選手も2試合連続でホームランを打って貢献したようで、すごい。

朝食後、地元の住宅街を散策。店番をしながら勉強している子、肉体労働をしている子、サッカーをしている子、姉弟で自転車に乗っている子、お店で働いている子、お母さんと一緒に市場で買い物で嬉しそうに商品を見ている子。日曜なので、住宅街でも市場でも家族連れであふれている。皆、目があうと素敵な笑顔をしてくれる。ふあ〜とのんびり散策できるなんて、最近のホーチミンではついぞなかった感覚。もともとこういう感じが好きで、フエやベトナムを好きになったのを思い出しました。

ちょっと大通りの先に入っていくと、新興住宅街が出現。新しい、大き目の家が並んでいる。この辺の土地を持っていた人はひと財産できたはずです。さっきまでの街並みとは全く違う街並みが、通り一つ隔てて並んでいました。

途中のカフェでアイスクリームを食べて、ホテルに。12時にチェックアウト。リュックを預けて、5時半に空港までの車を頼んで(10ドル)、昼食に。ホテルの目の前の、観光ブックなどでは有名なトロピカルガーデンに。「スケッチを見た」で10%ディスカウント。まあまあ美味しかったけど、団体客中心の店なので、限界が。すごい人数のフランス人?のグループが入ってきて、てんやわんや。

川沿いを散策しようと思うが、途中でボート観光に変更。一人で貸し切りで、25ドルを10ドルまで値切って乗船。でも、子供にチップで1ドルを渡すと、慣れた手つきでお礼を言う。この1ドルは当然そのまま親の手に。

1時間20分ほどで、寺院1ケ所だけ回って戻るボートトリップ。天気も良く、風景も良く、貸切で快適だったが、船のお母さんがうるさい。あれこれお土産も物を並べ、「1時間30分はかかるからもう5ドル必要だ」と要求してきたり、のんびりはできない。昨日の夜にマイリンタクシーで市内を回ってもらった時と同様、「ちゃんと帰してもらえないのでは」と内心不安になりながら、すべて拒否。

無事帰ってきて、ホテルのサウナ&マッサージに。良く使い方のわからないVIPルームに、多分本当に最近始めたばかりの19歳のマッサージ師さん。ホットストーンだけが気持ちよく、早々に退散。

最初にランチを食べたお店で、お勧めのビフテキ?とバーボンで早めの夕食。5時半にちゃんと車が待機していて、英語もはなせるドライバーさんと空港へ。無事チェックイン。ゴールドメンバーなので、ビジネスラウンジで休憩。ビジネスラウンジの女性が本気でベトナム人だと思ったらしく、日本人と知って驚いていた。そういえば、フエのバイクタクシーの運転手も本気でベトナム語で話しかけてきたけど。ちょっとフエでリラックスしすぎたのかの知れません。。。でも、やっぱりフエは好き!

ヘンカップライ
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フエ・ダナン・ホイアン(中部ベトナム)の今(中編)

11月04日
2日目は、ホーチミンで手配しておいた車と日本語ガイドさん(160ドル)と一緒にダナン・ホイアンへ。7時にホテルを出て、ホテルに帰ってきたのは夜の8時。激しい雨の降るハイヴァン峠でコーヒーを(1万ドン)。ひげを生やした、怪しい親父さんが真珠を盛んに売ってくる。3つある峠の中の最高峰、ハイヴァン峠にトンネルができて商売もさらに厳しくなっているのではないかと推察。ベトナムで養殖された真珠の高級品は日本などへ輸出され、それ以外はベトナムでパーティーなどの必需品として販売されているらしいです。

峠を降りて行くとダナンの街並み。海岸沿いを走ると、人がいっぱい集まっている。「あれが見たい」ということで、Uターンしてもらう。前回の大型台風(フィリピンで死者が多数出ていたが、中部ベトナムも結構被害を受けている)で海岸に乗り上げてしまった船の処理をみんなが見つめていた。「中部は観光と農業しか産業がないので、台風が来るともと貧乏になります。ホーチミンやハノイとちがってフエあたりは貧乏ですから」、ガイドさんが何度も繰り返す。確かに15年前と同じように自転車やシクロが走っている風景は、懐かしいけど、でも発展していない証拠でもあり。。。

海岸沿いをずっと行って、港湾エリアに。事前に市の許可がないと外国人は中に入れないということで退散。旅客船できた欧米人がたくさん出てきて、タクシーに乗り込んでいく。港湾の拠点として最近発展しているとはいえ、まだ数十万の人口。住んでいる日本人は50人ってガイドさんは言っていました。

ダナン市内の現地の人のマーケットや、2年前にできた大型スーパー(映画館もゲームコーナーも付いている)などを見学。土曜日&旧暦の先祖にお祈りをする?日で、両方とも活気にあふれていました。「美味しい飲茶が食べたい」と要望するも、ガイドさんは良い店を知らないようで普通にツアー客が行く店で昼食。

昼食後、観光名所の五行山(昔は大理石の産地)へ。五行山から海岸沿いをホイアンに向かうが、その道中はリゾート施設の開発ラッシュ中。ハイヤットの広大な敷地が延々と続き、右側にはゴルフ場も。開発中のものも含めると、膨大な数のリゾートホテルやゴルフ場が建設されています。本当にこんなに需要があるのか、この開発の資金はちゃんと完成まで続くのか、心から心配になってきます。でも、フエやダナン市内とは全く違う、かなりバブリーな感じのベトナムが確かにそこにはありました。

ホイアンは相変わらずホイアンでした。欧米人が沢山来ていて、すべての家(世界遺産のはずですが)がお土産物屋やレストランになっています。。。でも、徳川幕府が鎖国をする前には、ホイアンに1000名以上の日本人が住んでいたというのは、今のダナンの50人と比べて、改めて衝撃的でした。

ホイアンの一番近い、高級リゾートホテルにお願いして、中を案内してもらい、DVDなどを頂戴してからホイアンを後にして、フエに戻りました。ここの滞在客もほとんどが欧米人でした。

ヘンカップライ


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フエ・ダナン・ホイアン(中部ベトナム)の今(前編)

11月03日
先週からベトナムに来ています。今回は久しぶり(14〜15年振り)にフエに行ってきました。ベトナムに萌えるきっかけになった街で、世界遺産になっています。14〜15年前に街をぶらぶらしていた時に知り合った高校生達は、ひとりは日本で、ひとりはホーチミンにいます。ホーチミンの子の実家にも顔を出してきました(ホーチミンの子に電話で実家訪問の報告をしたら、「先週ハノイで結婚した」と逆報告されて又びっくり。おめでたい話ですが、前回食事した時には結婚のケの字もなかったのに、今度詳細を聞き出してお祝いしないと)。

既に雨季で大型の台風も接近していたのですが、日ごろの行いのせいで3日ともほぼ快晴でした。ホーチミンから1時間20分ぐらいでフエ空港に着きました(いつも不思議に思うのですが、ベトナム航空は国際線よりも国内線の方が、座席がゆったりしている場合が多いです。多分、国内線を多用する官僚、共産党や国営企業のお偉いさんが一番大事だからでしょう)。昔はフエ空港はなかったのでダナン空港から峠を越えてフエに入ったのですが、便利になりました。空港からは乗り合いバスで4万ドン(220円程度)で市内へ。そこから何人にも道を訪ねて、ホテルまで。

今回はネットで評判の一番良かったOrchidHotel(30A ChuVanAn Street)に泊まりました。2泊で6600円ぐらい。レセプションの女性も全員素敵で、男性スタッフも感じよく、ロケーションも抜群で、部屋もきれいで快適!サービスも過不足なくて、全部屋にPCが付いていて。。。今までの20年間のベトナム訪問中のコストパフォーマンスNO1ホテルでした。もし、ホーチミンにこのホテルがあれば間違いなく定宿にします。

部屋でGmailをチェックして、ちょっとトラブル(ホーチミンで書きあげた、初めての子供向けの話をコンクールに提出するのに、手違いが。。。)があって日本に電話。それから久しぶりのフエの街へ。ぶらぶらして、さっきホテルへの道を明るく教えてくれた女の子のレストランへ。タイガービールとフエ風春巻きとピザで遅めの昼食。風も気持ち良く、ふあ〜とした良い気持ちになります。欧米人がのんびり歩いている側を、シクロや自転車が通り過ぎていく。。。

シクロのおじさんを値切って(1時間4万ドンを3万ドン)、結局2時間市内観光。懐かしい旧市街、王宮、マーケットなどを楽しみました。マーケットで、日本語もできるお姉さんのしつこい売り込みに最後はぶち切れ。「20万ドンでいいです〜」という悲しげな大声を背中に聞きながら、シクロに。最初に60万ドンって、相手を見て値段を言え!と思いつつ。ホーチミンの子の実家のシルク屋さんまで行って、お店の子に名刺を渡してホテルへ戻り、シャワー。美味しいパンケーキの差し入れまであった。

夜は、欧米人が闊歩して、お酒を楽しんでいるストリートで、夕食。「Ushi]という名前のお店は、さっきのシルク屋さんの女の子のお勧め。結構美味しかった。子供たちが可愛い。新市街の中心の4星?ホテルのナイトクラブという看板に、少しの勇気を振り絞って入ったら、なんと地元の若者の集まる、生歌ステージ付きのディスコだった。ラム酒を2杯飲んで、若者たちを観察して退散(10万ドン=550円程度)。すでに今回ホーチミンで2軒ディスコは行っているので、3軒目。日本では25年以上行ってないけど。メールチェックしてテレビでイタリアのサッカーを見ながら眠りに落ちました。

ヘンカップライ
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