戦略コンサルタント&ベトナム株道先案内人 福森哲也
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株式会社STIサポート代表取締役/コーポレイトディレクション(アジアビジネスユニット)シニアアドバイザー/アサヒ衛陶(東証2部)常務取締役他。
日欧の戦略コンサルティング会社にて、“第2の創業支援”プロジェクト(上場前後のベンチャー企業/中堅・準大手企業/地方有力企業)や M&Aプロジェクトに数多く従事。その後、上場ITベンチャーの執行役員や大手家電グループ企業の経営会議メンバーを経て、独立。現在は、企業内部に入り込む形での上場・未上場企業の“第2の創業支援”と、ベトナムを中心としたアセアンでの“事業&人材開発”支援に注力している。
ベトナムとベトナムビジネスの入門書『ベトナムのことがマンガで3時間でわかる本』(明日香出版)は、2012年に出したミャンマー・カンボジア・ラオス版と共に、アジア事業担当者・駐在員に幅広く活用されている。また、日本にベトナム株投資を最初に紹介した『日本人が知らなかったベトナム株』(翔泳社)などもある。
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福森哲也のベトナム株投資
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ベトナムの飲食・流通分野へのアジア企業の参入急増か!? 03月31日
サイゴンの地元経済紙が、シンガポールの飲食系フランチャイズ大手10社がベトナム市場への参入を目指して、市場調査や提携先企業の発掘等を急ピッチで行っていると報じています。
シンガポールのフランチャイズ・ライセンシング協会(FLA)のT.Chandroo副会長は、「今回ベトナムに視察、調査に来る予定の10社は、既にシンガポールや他の外国市場でフランチャイズ展開成功させている企業ばかりです。これらの企業がベトナム市場でのビジネスチャンスを探るのは今回が初めてですが、ベトナムのフランチャイズ市場は毎年20〜30%成長すると予測しています・」と語っています。
シンガポールのフランチャイズ企業10社とベトナム側のパートナー候補企業とのセミナーは、4月9日にホーチミン市のホテルで開催される予定だそうです。シンガポールのフランチャイズブランドとしては、既にNYDCやThai Expressなどがありますが、今後ますます増加していきそうです。
ベトナムへの投資・事業進出といえば忘れてはならないのが韓国ですが、現在約1500社の韓国系企業がベトナム国内で事業活動をしています。その韓国企業も、今後は、労働集約型の産業ではなく、サービス、流通分野への進出の可能性が非常に高いと報じられています。
ヘンカップライ
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モビフォーンの株式会社化、3度目の正直? 03月25日
3月18日のロイター報道によれば、ベトナムのズン首相が、「年内にペトロリメックス(ベトナム石油・ガソリン総公社)やベトナム投資開発銀行(BIDV)と共に、ベトナムの携帯通信最大手の1つ、モビフォーンの株式会社化及び株式の一般への売却(IPO)を推し進める」と発言してようです。
モビフォーンは過去2回(2007年、2008年)にも株式会社化を公言されるも、資産評価の複雑性やもろもろの経済環境の影響もあり、実施されずに終わりました。私が最初のベトナム株の本を出した時から超目玉投資対象でした。クレディスイスの資産によれば、モビフォーンの企業価値は20億ドルに達するとされています。本当にこの3社の株式会社化が年内に行われたら、今年のベトナム株投資の最大のイベントになることは間違いありません。
モビフォーンのライバルのビナフォーンとベトテルは、今月末にiPhoneの正式販売を開始する予定で、既に5万台近い予約が殺到しているようです。両者が確保できるiPhone台数は数千台と見られており、しばらく狂想曲が続きそうです。料金パッケージなどは未だ未発表なので、今後どうなるかはわかりませんが、この携帯大手3社の動向は2010年目が離せなくなりそうです。
ヘンカップライ
*私も長年のPHS生活にピリオドを打ち、iPhoneにしました。慣れたら相当便利そうですし、ベトナムでの正式発売前にiPhoneデビューできて良かったです。。。
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ベトナム進出支援 03月10日
新聞等でも毎日のように日本企業のベトナム進出のニュースが流れています。ちょっと前までは中国+1戦略としての工場進出がメインでしたが、今はカンボジア・ラオスまで見据えた市場としてのベトナム進出が増えています。
新幹線、高速道路、地下鉄、原子力発電・・・等々のインフラ関係で苦戦が続く日本陣営ですが、その他の民の領域でも順風満帆とはいかないようです。特に不動産が絡むと難しく、アンダーテーブルまで含めての価格決定が当たり前のベトナムで、コンプライアンスに日々うるさくなっている日本企業は現実的な対応ができません。結果的には、不動産投資をしている現地企業への投資やJVの設立などに行き着きます。「事業進出とともに、不動産投資もしてみたい」と考える企業オーナーも多いですが、「不動産への直接投資は難しいな」という結論に至ります。
私のところにも色々な相談が舞い込んできます。大手企業は銀行・政府系、商社などの全面支援を受けて情報も豊富でしょうが、中堅・中小企業ではそうはいかず、現地でのビジネス立ち上げ支援や現地企業との資本・業務提携、アジア市場への展開も踏まえたベトナム人人材の採用、未公開の有力企業への資本参加、現地での代理店の開拓など、色々な案件が来ます。日経新聞に載っているような空の上の話だけではなく、本当にベトナム関連の裾野が広がってきているなと感じる毎日です。
ベトナム進出支援のご要望がありましたら、こちらからお問い合わせください:http://www.si-c.net/0eventindex.html
ちょっとお酒を飲んでいても、隣のお客さんたちが「ベトナムって今、面白いらしいな。どんどん変化していて、チャンスも一杯あるようだ」と話をしています。数年前とは隔世の感がありますね。。
ヘンカップライ
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ベトナム株ムック本 03月05日
経済・事業収益の成長期待とインフレ懸念(金融引き締めによって大暴落した2008年の悪しき記憶)+世界経済の変調リスク(欧州→米国・中国)の綱引きが続いているベトナム株式市場ですが、旧正月明けは500ポイントを超えたラインで落ち着いています。
そんな中、「資産100倍増のチャンス到来!ベトナム株で大儲け!」というタイトルのベトナム株投資のムック本が出版されました。2007年前半を彷彿させるタイトルですが、今回は2008年の悪夢が繰り返されないことを祈るばかりです。
この本の中で、”自分年金作り”ということで見開き(36P〜37P)でインタビュー記事が載っています。ベトナム人の友人のグリーンサンのベト社長のインタビュー記事(80P)も載っています。立ち読みでもしてみてください。
ヘンカップライ
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