注目してほしいのは、一番下の数字(Float)だ。これは、Mexco Energy Corp. (MXC)の浮動株数を表し、54万9850株という超品薄株だ。
結論を記す前に、もう一つ見てみよう。
(MSNマネーから)
上は、アナリストのMexco Energy Corp. (MXC)株の推奨状況だ。NAはゼロと同じだから、この株を追っているアナリストはいない。
それでは結論。
極端に少ない浮動株数、それに証券アナリストから無視されている事実を利用して、おそらくどこかのニュースレターと地方の小証券会社が組んで、仕手相場を作り上げているのだろう。ニュースを調べても、全く最近何も無いから、原油高に便乗して、品薄株のMexco Energy Corp. (MXC)が狙われたようだ。
上昇する矢印で分かるように、はっきりとしたアップトレンドだ。iShares Dow Jones Transportation Average (IYT)という上場投信の日足なのだが、これは、ダウ輸送株指数に連動する仕組みになっている。
とうぜん不思議なのは、高騰する原油や燃料費にもかかわらず、輸送株指数が好調だった、とい事実だ。
もう少し、iShares Dow Jones Transportation Average (IYT)を調べてみよう。
(ヤフー・ファイナンスから)
上は、iShares Dow Jones Transportation Average (IYT)が投資している、上位10銘柄だ。金曜下方修正の、フェデラル・エクスプレス(FDX)が、4番目に見える。FDXの右横の数字は9.26、と示され、これは9.26%の資金がフェデラル・エクスプレス(FDX)に投資されている、という意味だ。
金曜大引け後の時間外取引を見てみると、フェデラル・エクスプレス(FDX)は3.25%の下げ、そしてライバル会社United Parcel Service, Inc. (UPS 表の一番下)は、1.25%ほど下げている。