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「ラリー・コナーズ氏(「コナーズの短期売買入門」「魔術師リンダ・ラリーの短期売買入門」)の経営する、TradingMarkets.comでテクニカル・アナリストを務め、現在証券会社に勤務。訳書に、「スイングトレード入門 短期トレードを成功に導く最高のテクニック」(パンローリング)、そして電子書籍「トレード成功のヒント - 米国株式市場の習性と特徴」(パンローリング)がある。」
株をトレードするのは儲けることが目的だ。株は単なる趣味だと言う人たちもいるが、連敗に次ぐ連敗といった状態なら、たとえ趣味でも長続きさせることは難しい。さて、ここで質問しよう。トレードとは何かと尋ねられたら、皆さんはどう答えるだろうか。2カ月ほど前になるが、ショーン・マクラフリンさんは、こんな回答を挙げている。 トレードとは? ・ 富への道である。 ・ 破滅への道である。 ・ 何も分かっていない人には終わることのないショーだ。 ・ 正しいトレードは極めて退屈だ。 ・ 悟りを開く窓のようなものだ。 ・ 人間の最も醜い部分を垣間見せてくれる。 ・ 一生の友情を築きあげる場だ。 ・ ビジネス関係を破壊する暗い裏道だ。 ・ 最も喜びを得られるゲームだ。 ・ 最もストレスが溜まる職業だ。 ・ 親切に惜しみなく教えてくれる人たちで溢れている。 ・ あなたから金をまきあげようという詐欺師が溢れるほどいる。 ・ アメリカの成長とプライドの源だ。 ・ 時おりアメリカの評判に傷をつける原因になる。 ・ 新しい富を強固にする場所だ。 ・ 家族代々続いた財産を永遠に失わせる場所だ。 (情報源: Trading is…)
ゴールドマン・サックスのアナリストによれば、現在の経済周期を考慮すると、最も魅力的な銘柄はコカコーラだという。知名度は極めて高い銘柄だがアップルのような派手さが無いから、少しガッカリした投資家もいることだろう。日足チャートを見てみよう。 20日移動平均線(1)、そして50日移動平均線(2)で分かるように、短期と中期トレンドは下げ方向だ。しかし、長期トレンドを示す200日移動平均線(3)は相変わらず上昇が続き、長期的な買い姿勢はまだ崩れていない。 こういう見方をすることもできる。 あまり広く使われている移動平均線ではないが、コカコーラは上昇する150日移動平均線(A)を現在テスト中だ。更に6月に入ってからはメガホンが形成され、ここから反発ラリーが開始されると、メガホンの上辺付近(B)まで上げる可能性がある。(76ドルがゴールドマン・サックスのアナリストの目標株価。月曜の終値は65ドル21セント。) こういう統計もある。そろそろ6月が終わるが、株の成績を月別で見ると、コカコーラにとって6月は9月に次いで成績が悪い。7月は最高ではないが平均で1.35%の上昇率があり、過去49年間を振り返ると、コカコーラが7月に上昇する確率は63%ほどある。(最も好調なのは3月。上昇率は3.2%、そして3月に上がる確率は77%。) ここで質問。「機関投資家で、コカコーラを最も多く所有するのは誰でしょう?」 正解は、著名投資家ウォーレン・バフェット氏が会長を務めるバークシャー・ハサウェイ社。8.7%にのぼるコカコーラ株をバークシャー・ハサウェイ社は保有している。 ウォーレン・バフェット氏 (情報源:GOLDMAN SACHS: THE BEST STOCK AT THIS POINT IN THE CYCLE)
急用のため、向こう2週間ほどブログを更新することができません。再開のおりは、よろしくお願いします。 ・ 専門家たちは、米国の景気が再び後退することを心配している。Economic Outlook Groupのバーナード・バウモール氏は、こう述べている。「弱い経済回復だから、米国経済は外的要因による被害を受けやすい状態だ。例えば、原油やガソリンの値上がり、それに地政学的なショックをあげることができる。」 --- CNNマネー ・ 痛いほど明らかなことは、量的緩和第2弾(QE2)は、全く解決策にならなかったということだ。一年以上前になるが、量的緩和第1弾(QE1)が実施された時に言ったことだが、量的緩和策は米国が抱える経済問題を解決することはできない。QE1とQE2が実現させたことは、銀行家たちへの多額なボーナスとインフレだ。--- トビー・コナー氏(Gold Scents) ・ 現在、米軍は150に及ぶ国々に駐留している。これは親善に役立つどころか、結果は正反対なものになっている。もちろん、米国市民には大きな資金的負担だ。 --- ジム・ロジャーズ氏(著名投資家) ・ 米国の不動産は割安だと思う。しかし、今ここで買っても大きな値上がりは期待できない。 --- マーク・ファーバー氏(著名投資アナリスト/アドバイザー) ・ 統計学者の対象になるのは繰り返し起きる物事だ。今回の大幅な住宅市場の上昇と暴落は、正に米国住宅史上初めてのことであり、こんな前例は全く無い。比較できる前例が無いのだから、これからの米国住宅市場を予想することはできない。--- ロバート・シラー氏(米国住宅価格指数の考案者) ・ 質問: あなたは今週の相場に、どんな姿勢で臨みますか? 回答: 強気: 33.13% 弱気: 57.83% 中立: 9.03% 総回答数: 171(日曜の午前時点) (thestreet.comのオンライン意見調査) (情報源: POLL: Bull or Bear? Jim Rogers Blog AT A CRITICAL JUNCTURE Recession risk: Small, but growing) 1勝7敗 --- 今月ここまでの米国株式市場( http://goo.gl/QW7ZN)
向こう20年間の計画をたてるなら、生存するための計画をたてることだ。二世代続いた収入以上の暮らしをする時代は終わった。20年は永久ではない。ベアマーケットのようなものだと思って、辛く長い期間を希望を持って乗り越えてほしい。 --- ダグ・ケーシー氏(Casey Research) 明らかに、ケーシー氏は厳しい米国の将来を予想している。「生存するための計画」とは、いったいどんなものだろうか?氏は、今直ぐに次の事を実行することを勧めている。 ・金と銀を保有すること。以前のような安い値段で、金と銀を今日買うことはできない。しかし、それらに代用となるものが無いから、金と銀の値段は上昇していく。金と銀は、現金と同様なものだと考えてほしい。 ・見境のない消費の時代は終わった。消費が生産を上回ってはいけない。常に貯金に心掛けること。 ・投機の話に警戒すること。 ・政治的、地理的に資産を分散すること。これには、あなた自身も含まれる。マーケットには大きなリスクが付きまとうものだが、政府はそれ以上のリスクになる。 米国株式市場は6連敗、6月に入ってから、まだ陽線が一本もできていない。下は、S&P500指数の日足チャートだ。 既に指数は20日(1)と50日移動平均線(2)を大きく割り、約30ポイント下には、上昇する200日移動平均線(3)が控えている。言い換えれば、今この中途半端な位置で買うよりも、一先ず200日移動平均線に到達するのを待とう、と思っている人が結構いるような気がする。 もちろん、S&P500指数が下げているからと言って、米国株の全てがダメなわけではない。ダグ・ケーシー氏は「資金を分散せよ」と言っているが、投資家たちは、高配当銘柄を資金の分散場所の一つに選んでいる。 上は、不動産投資信託会社Anworth Mortgage Asset Corporation (ANH)の日足チャートだ。大きな出来高を伴い高値が更新されている。魅力は13.9%の配当利回りだ。 もういくつか高配当銘柄を見てみよう。 ・MFA Financial, Inc. (MFA): 配当利回り 11.6% ・Annaly Capital Management, Inc. (NLY): 配当利回り 13.6% ・Two Harbors Investment Corp. (TWO): 配当利回り 15.1% ・Invesco Mortgage Capital Inc. (IVR): 配当利回り 17.8% ・American Capital Agency Corp. (AGNC): 18.5% 上記銘柄に共通していることは、どれも不動産投資信託会社だ。 (情報源: Our Economic Future: From Best to Worst Case)
insidermonkey.comがマーク・ファーバー氏をインタビューした。少し抜粋してみよう。 (マーク・ファーバー: スイス連邦チューリッヒ出身の投資アナリスト・投資アドバイザー。Marc Faber Limitedの創業者・社長(Managing Director)。現在はタイ王国在住。1987年のニューヨーク株式市場の暴落を予見・警告していたことで有名になった。 --- ウィキペディアから) insidermonkey.com: オバマ大統領について ファーバー: 米国史上最悪の大統領だ。大統領は、色々な事を約束したが、けっきょく何も起きていない。大統領のお陰で地政学的状況は不安になり、経済は更に悪化した。 insidermonkey.com: 大統領は、まず最初に手がけるべきことをしていないということですか? ファーバー: そのとおり。大統領は優先させるべきことを優先していない。大統領は米国の競争力を高めることに力を入れなければならない。しかし、オバマ大統領の財政政策は政府の影響力を拡大させ、そのため民間セクターの成長に悪影響となっている。私の友人が語っていたが、政府は税金と更なる規制で人々苦しめている。これでは繁栄は望めない。 insidermonkey.com: 次期政権に、どのようなアドバイスをしますか? ファーバー: 私はオバマ大統領は再選されると思う。米国には独裁政治のようなものが存在している。今日の米国は、政府からの施し物を得る人の数が、多くの税金を収める人の数を上回っている状態だ。施し物を求める人々は大きな投票源だ。 下のチャートを見てほしい。 (グラフ:NYタイムズから) 米国の失業率は9.1%だが、上のグラフには、平均的な失業期間の推移が示されている。1948年以来、長くても失業期間は15週間から20週間だったが、今日の平均は39.7週間に跳ね上がっている。言い換えれば、9ヶ月以上も職が見つからないのだから、これでは政府の援助がなければやっていけない。こんな状態だから庶民は腹が立つ。「私たちがこんなに困っているのに、政府は国民の金をつかって、金融危機の犯人である銀行や証券会社を助けてしまった。銀行の経営者たちは今日も高給を得て、毎日快適に暮らしている。」 というわけで、今日のアメリカは労働組合の活動が活発になったと思う。これだけパッとしない経済状態だけに、言うまでもなく、労働組合には絶好のチャンスが到来している。労働組合は庶民の味方だ。労働組合に反対する者はアメリカの敵だ。そんな時代が近々訪れるような気がする。 (情報源: Average Length of Unemployment at All-Time High Marc Faber Interview: Here is What Faber is Bullish About)
極めてガッカリな結果だ、という声が圧倒的に多い。下記は今朝発表された、米国5月の雇用統計だ。 ・ 非農業部門就業者数: +5万4000人 (予想 +16万9000人) ・ 失業率: 9.1% (予想 9.0%) ・ 時給: +0.3% (予想 +0.2%) ・ 週平均労働時間: 34.4時間 (予想 34.3時間) ほぼ17万人増が予想されていた非農業部門就業者数は、たった5万4000人しか増えていない。アナリストたちの話によれば、人口増加を考慮すると、米国の非農業部門就業者数は毎月15万人ほど増える必要がある。専門家たちのコメントを見てみよう。 ・ 「米国経済は先月、レンガ壁に明らかに衝突した。失速が極端なだけに、これからの米国経済の先行きが心配になる。」 --- ポール・アッシウォース氏(Capital Economics) ・ 「これは一時的な現象だろうか?私の答えはノーだ。今朝の数字を見た経営者たちは、米国経済の回復に大きな疑問を感じているだけでなく、今後の採用に消極的になるだろう。」 --- ラカスマン・アチュサン氏(Economic Cycle Research Institute) ・ 「3カ月連続で良い結果だっただけに、今日の雇用統計だけでトレンドを決定することはできない。しかし明らかなことは、米国経済の失速は予想以上に早く進んでいるということだ。」 --- ニール・ダッタ氏(Bank of America Merrill Lynch) さて、これで米国株式市場(S&P500指数)は5週連続の下げとなった。BESPOKEインベストメント・グループは、こんなことを書いている。 1980年以来、S&P500指数が5週連続下落となったことは24回あった。5連敗の翌週が上がる確率は50%、そして平均の上昇率は0.03%だ。5連敗後の次の5週間という期間で見ると、S&P500指数が上昇する確率は62.5%になり、平均の上げ幅は2.15%だ。 (情報源:May jobs growth slows to 54,000, a nine-month low May jobs report: Hiring slows, unemployment rises 5-Week Losing Streak)
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