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鎌田傳


「ラリー・コナーズ氏(「コナーズの短期売買入門」「魔術師リンダ・ラリーの短期売買入門」)の経営する、TradingMarkets.comでテクニカル・アナリストを務め、現在証券会社に勤務。訳書に、「スイングトレード入門 短期トレードを成功に導く最高のテクニック」(パンローリング)、そして電子書籍「トレード成功のヒント - 米国株式市場の習性と特徴」(パンローリング)がある。」

鎌田傳の「South Bayトレーダー」 日記

投資心理の周期

08月30日

マーケットには、底、上昇、天井、そして下げの四段階があることが知られている。それでは質問しよう。現在の米国株式市場は、どの段階にあるのだろうか?S&P500指数の月足チャートを見てみよう。



トレンドを判断するのに役立つのは、パラメーターを12にセットした、平滑移動平均線(エクポネンシャル・ムービング・アベレージ、EMA)だ。見てのとおり、右下がりが顕著な今日、マーケットはダウントレンドと言ってさしつかえない。更に、12/26/9に設定したMACDのヒストグラムを入れることで、底や天井の警報シグナルを得ることができる。

さて、マーケットに上げ下げの周期があるように、投資心理にも周期がある。investmentpostcards.comに、投資心理のサイクルが説明されているので、さっそく見てみよう。



Contempt(軽視): 下げ相場の痛手が原因となって、大衆は、株に全く興味を示さない。

Doubt and suspicion(疑い): この段階では、まだ株が選ばれず、マネーマケット・ファンドのような安全なものに資金は動く。

Caution(警戒): マーケットの上昇が始まるが、この時点で買うのは賢明な投資家だけ。

Confidence(自信): マーケットに対する疑いが消え、大衆が株を買い始める。

Enthusiasm(熱狂): 賢明な投資家が利食い始める。

Greed and conviction(強欲と確信): 天井。頻繁な新規公開株(IPO)がある。

Indifference(無関心): 超割高な株価を何とも思わない。

Dismissal(見過ごし): この程度の下げなら直ぐ戻る。

Denial(拒否): もうこれ以上マーケットは下げる筈がない。

Fear, panic and contempt(恐怖、パニック、軽視): 拒否の態度を継続できなくなりパニック売り。そして、軽視段階へと進んで行く。

(情報源:
http://www.investmentpostcards.com/2008/08/29/investor-psychology-cycle-%E2%80%93-are-we-there-yet/


カリフォルニア州立大学優秀大学院生賞



日系駐在員の妻を対象とした、異文化適応トレーニングのマニュアルを卒業課題として作成し、優秀大学院生賞を受賞した本塚ひろみさん。

(情報源:
http://www.rafu.com/ja/2008/0803/people.html





株の話、経済の話、何の話だろう?

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あなたはトレーダーに向いているだろうか?

08月29日

いつものように、カーク・レポートに目を通していたら、「皆さんにぜひ読んでほしい」という一文付きで、マイケル・ショップシャー氏のブログが勧められていた。さっそく読んでみると、多くのトレーダーが抱える悩みに触れた、考えさせらる内容だった。要約してみよう。

トムからメールを貰った。「私は長いことトレードをしている。夢を実現させるために、懸命な努力を続けてきたが、どうしても上手くいかない。こんなに頑張り続けているのに、結局最後は、失敗に終わるしかないのだろうか?」

希望的なことを言いたいが、現実は、トレーダーとして成功するのは、かなり難しい。諦めずに、努力するだけでは成功は約束されない。外科医になりたい人は、誰でも外科医になれるだろうか?弁護士になりたい人は、誰でも弁護士になれるだろうか?現実的な夢を持って頑張ったとしても、それが必ず実現されるという保証は無い。

私自身、諦めずに努力し続けた結果、不可能と思われる夢を実現した人たちを知っている。問題は、やってみるまでは、私たちには成功するか失敗するかは分からないということだ。

あなたは、本当にトレーダーに向いているだろうか?次の質問に正直に答えてほしい。今のあなたには、全く金が無いとしよう。そんな無一文な状態でも、あなたは株価を追うことに興味があるだろうか?取引できる口座が無くても、あなたは株価の予想や、株のニュースに魅力を感じるだろうか?それらの質問に、心の底から「イエス」と言えるなら、あなたは、おそらくトレーダーに向いていることだろう。

心理学者たちの研究報告にあるように、トレーダーたちの立てる目標は、あまりにも現実からかけ離れている。経験の浅い人たちは、毎月20%の利益を上げる、といった非現実的なゴールを設定する傾向がある。言い換えれば、2キロも走れない人が、マラソンを完走してやろう、と意気込むのに似ている。20%というゴールを設定する前に、先ず、それを実現可能にする方法を習得することが大切だ。

繰り返しになるが、どんなに一生懸命バイオリンの練習を毎日しても、誰もが交響楽団の一員になれるとは限らない。しかし、やってみるまでは、最初から成功するか失敗するかは分からない。トレードが、あなたの精神的、経済的破綻に結びつかない限り、あなたはトレードを継続するべきだ。もちろん、あなたが心底マーケットが好きだ、ということが前提になる。




(情報源:
http://www.thekirkreport.com/2008/08/is-trading-righ.html


http://michaelshopshire.blogspot.com/2008/08/persistence-is-it-always-good.html




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トレーダー必読の書

08月28日

心理学者になりたかった、と語るコーリー・ローゼンブルーム氏の書くブログ、AfraidtoTrade.comはトレーダーの間で人気だ。たとえば、水曜の書き込みを見てみると、アップル(AAPL)とグーグル(GOOG)が取り上げられている。


さて、5カ月ほど前になるが、stocktickr.comがローゼンブルーム氏をインタビューしているので、その内容を少し紹介しよう。

・株を始めたキッカケは何ですか?

ローゼンブルーム: 高校の時、株コンテストで優勝しました。その後、ファンダメンタル分析をして、ミューチュアルファンドの投資を始めました。良い成績を上げていましたが、2001年から2003年のベアマーケットで、状況は一変してしまいました。その後、テクニカル分析を発見し、これがカギだと大興奮しました。友人たちと、毎晩チャートを分析して、低位株のトレードに夢中になりました。

・トレードの大失敗談を聞かせてください

ローゼンブルーム: 友人たちと一緒にしていたトレードは順調に進み、約2カ月で、25%の利益を上げることができました。とにかく自信満々でしたから、12ドルの株を、いつもの1000株ではなく2000株買いました。絶対に25ドルになる、と信じていたのですが、買った日に3ドルも下落してしまいました。買ったのは金曜でしたから、あの週末は、本当にいてもたってもいられない状態でした。翌週、売りましたが、口座残高は60%も減りました。

・現在は、トレードだけで生活しているのですか?

ローゼンブルーム: 2006年からフルタイムのトレーダーですが、マーケット分析やトレーダーの教育などもしているので、トレード以外の収入があります。

・トレード日記をつけていますか?

ローゼンブルーム: はい。5分足チャートには、こんなパターンが出来ていた。15分足チャートには、こんなパターンが出来ていた。このパターンが形成されている時の、マーケットの状況はこうだった、などということを書いています。

・トレーダーにお勧めの本を教えてください

ローゼンブルーム: 「マーケットのテクニカル百科 入門編」と「マーケットのテクニカル百科 実践編」です。トレーダー必須の書です。



(情報源:
http://blog.stocktickr.com/2008/03/19/interview-with-corey-rosenbloom-afraidtotradecom/


http://blog.afraidtotrade.com/a-quick-look-at-aapl-and-goog-daily-charts/




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家計改善の荒治療

08月27日

低金利政策にもかかわらず、アメリカの景気は、なかなか上向きにならない。もちろん、真面目な顔でそんなことを言えば、皆に笑われるだけだ。第一、現状で景気が良くなるはずがない。


どんなに金利が低くても、住宅価格が下がっているから、消費者は住宅ローンを借り換えて現金を手に入れることができない。それに、サブプライムで金融機関は大損を出しているから、どこも貸し渋りだ。

更に、17年ぶりの高インフレで、食品やガソリンが大幅に上がっているが、肝心の給料が上がらない。これでは消費者の購買力が減り、とうぜん小売セクターに悪影響になる。

住みにくい世の中になってしまったが、こんな状況で、どうやったら貯金を増やして家計を向上させることができるだろうか?ここで、ジェフリー・ストレイン氏(SavingAdvice.com)の提案を、いくつか見てみよう。

・収入の50%を貯金する

給料の10%を貯金するのは誰にでもできる。50%の貯金を実現させるには、きびしい自己規律と規制が要求されるが、これを実行すれば多くの経済的な悩みは解消する。

・車は要らない

車無しの不便な生活など考えられない、と反論する人が多いが、車は必需品ではない。車が無ければ、月々の自動車ローンの支払い、保険、それにガソリン代の出費も無い。

・新品は買わない

eBayなどを利用して、買うものは中古品や超割安製品だけに限定しよう。これで、場合によっては月々50%以上の金を節約することができる。

・クリスマスに無駄な金を使わない

クリスマスの本来の意味を再確認して、クリスマス商戦を無視しよう。

・レストランでの外食はしない。もちろん自動販売機も利用しない。

・娯楽に金をつかわない。ハイキング、自転車、散歩、考えれば、まだまだ金のかからない娯楽があるはずだ。






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仲間のブログを見てみよう その2

08月26日

グローブトレーダーさん、44才、男性、カニ座、ミュンヘン在住、ブログを始めたのは2005年1月。紹介したいのは、「トレード・ルール」というタイトルが付けられた、3月27日の書き込みだ。


1、プルバック中の銘柄を、トレンド方向に合わせてトレードすること。決して安値を売らず、高値を買ってはいけない。一段高い安値テストが買いのタイミングになり、一段低い高値テストが空売りのタイミングになる。

2、勢力を見極める。安値が切り上がり続ける限り、買い手がマーケットの主権を握り、高値が切り下がっているときは、売り手がマーケットの主権を握っている。

3、アップトレンドの銘柄が頭打ちになっても、安値が切り上がっているなら、ブレイクアウトできる可能性がある。ダウントレンドの銘柄が下げ渋っても、高値が切り下がっているなら、まだ下放れの可能性が残っている。

4、長いタイムフレームでトレンドを確認し、実際の売買シグナルは、短いタイムフレームのチャートから得ること。

5、短いタイムフレームでトレンドがハッキリしている銘柄でも、長いタイムフレームで見れば、単に横ばいゾーン内での動きにすぎないことがある。(たとえば、日足チャートはアップトレンドでも、週足には明確なボックスが形成されている。)

6、欠点もあるが、オーダーが執行された直後、損切り注文を入れることで、重要なトレード資金を守ることができる。

7、一旦出た利益を損に変えてはいけない。長めのタイムフレームを監視して、株価がレジスタンスレベルに迫っているなら、直ぐに持ち株を利食う。

8、先ず、1コントラクト(株なら100株)の売買で利益を出せるようになること。500株、1000株と株数を増やしたからといって、利益が約束されるわけではない。

9、自分に、本当に訴えかけてくるものだけをトレードすること。何を売買するかは重要ではない。違った言い方をすれば、チャートを見た時、これは行けるかもしれない、と思うものを買うのではなく、これだ!と圧倒的な勢いで訴えかけてくるチャートパターンだけをトレードすること。自信を持ってトレードするには、限られた数の銘柄と、徹底的につきあってみることも大切だ。



(グローブトレーダーさんのブログから)

(情報源:
http://globetrader.blogspot.com/2008/03/trade-rules.html




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仲間のブログを見てみよう

08月25日

2、3日ほど前、Stop
Loss
(損切り)というブログを見つけた。書いているのはチャールズ・ガグノンさん(本職は電気関連のエンジニア)。アレキサンダー・エルダーさんの本から、だいぶ感銘を受けたようだ。早速ブログを見てみよう。



Candidates for 08/25/2008、というのは、8月25日(月)の候補銘柄という意味になる。面白いのは、何故これらの銘柄が選ばれたかが、数字を使って一番右の欄(Reason)で示されている。下記が数字の説明だ。

1: 5日連続の下げ

2: 5日連続の上げ

3: 出来高が、過去10日平均を30%以上上回る

4: 出来高が、過去30日平均を70%以上上回る

5: 出来高が、過去50日平均を50%以上上回る

一番上に載っている、ALXN (Alexion Pharmaceuticals 製薬会社)の日足チャートを見てみよう。



(この株が選ばれた理由は、1の5日連続の下げ。)

上昇基調の株が、一時的に下げているところを狙う、典型的な押し目買いのパターンだ。

先ず、50日移動平均線(3)は上げ方向、そしてギャップの上限(2)がサポートになる可能性がある。更に、ストキャスティクス(4)は売られ過ぎだから、そろそろ反発があってもおかしくない。一般的には、短期トレンドライン(1)突破が買いシグナルになる。

下から二番目の、EBHI (Eddie Bauer Holdings, Inc.)も同様なパターンだ。



銘柄選びのアイディアとして、Stop Lossは、なかなか面白いサイトだと思う。




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トニー・サガミ氏、中国を再発見

08月23日

アジア株のアドバイザー、トニー・サガミ氏、実際に現地を視察して、中国の大きな将来性を再発見したようだ。雑感のような形で、気がついたことが箇条書きされているので、その中からいくつか見てみよう。


・スターバックスは、若い人たちで、いつもほぼ満員だ。米国での低迷が顕著だが、スターバックスは中国で大きく成長している。

・ホテルの食事は高カロリーだから、私は現地のスーパーマーケットで、新鮮な果物や飲み物を買うことにしている。今回はラッキーだった。ホテルの直ぐ近くに、フランスの大手ディスカウントチェーン店Carrefourがあった。現在中国には、116のCarrefourがある。

・Quanjudgeは、136年の歴史がある北京ダックで有名なレストランだが、ホンコン、上海、そして他の街でも営業している。去年11月、Quanjudgeは株式市場に上場され、取引初日、株価は271%の大幅上昇だった。

・英語が上手ですね、と現地の人たちをほめると、こんな言葉が返ってきた。「私は、New Oriental Educationで英語を習っています。」New Oriental EducationはNY市場で取引され、シンボルはEDUだ。

・中華料理は好きだが、数日間も経つと、やはりアメリカの食べ物が欲しくなる。中国には、2600以上のピザ・ハットやKFC(ケンタッキー・フライド・チキン)があるから、アメリカの食べ物を見つけるのは簡単だ。問題は、どの店も混んでいるから、列に並ばなくてはいけない。

・私はビールが好きだ。中国ビールならチンタオが美味しい。去年、チンタオは50億リットルの売上があり、27%のチンタオはアンハイザー・ブッシュが所有している。おっと、アンハイザー・ブッシュは、InBevに買収されることになった。

・オリンピック村には、観光客のために、コンピュータ・キオスクが数箇所に設けられている。設置されているコンピュータは、中国製のLenovoだ。(Lenovoは世界で第4位のコンピュータ会社。)

・HSBCの資料によると、オリンピック開催国の株式市場は、オリンピック終了後の1年間で、平均21%の伸びがある。2009年、中国の株式市場は、世界で最も有望な市場になりそうだ。



(サンフランシスコのチャイナタウン)

(情報源:
http://www.moneyandmarkets.com/Issues.aspx?Beyond-The-Olympics-Chinas-Golden-Opportunities-2101




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買いたくない人気商品、迷惑な製品

08月22日

こんなモノがよく売れるな、買う人の気が知れない、と不思議に思う商品がある。もっと言えば、見ただけで腹立たしくなる商品もある。WalletPopが、そんな製品のいくつかを挙げているので、さっそく見てみよう。

・ローラー付きのスニーカー



(写真:/dealbreaker.com)

「私は小売店で働いている。子どもたちは、まるでローラーゲームでも楽しむように、店内を滑りまくっている。棚にぶつかる子どもも多いから、品物はメチャメチャだ。」 malamonkeyさん

・クロックス



(写真: Getty Images)

「こんな物を履く大人の気が知れない。全くバカみたいだ。」 AsHyGuRl59さん

・超ミニスカート




(写真:honewatson.com)

「こんな格好で物を拾おうとしたらパンティーが丸見えだ。」 BANDGEEKwdfrdさん


次は、本当かな、と疑ってみたくなる製品だ。

・木樹液




(写真:AOL)

これを貼って寝るだけで、体内から毒素を取り除くことができる、と宣伝されている。

・ドライヤーボール



(写真:AOL)

このボールを乾燥機に入れると、洗濯物の乾燥時間が25%短縮できる、と宣伝されている。

・歯を白くする器具




(写真:AOL)

薬品を塗り、そして光を浴びせることで、歯が4段階白くなる、と宣伝されている。

・腕立て伏せ用の器具




(写真:AOL)

これを利用すれば、普通の腕立て伏せより多くの筋肉が使われるため、効果的な運動ができる、と宣伝されている。

・犬用の階段



(写真:AOL)

これがあれば、年老いた犬、小さな犬がベッドやソファに簡単に登ることができる、と宣伝されている。

(情報源:
http://www.walletpop.com/specials/most-annoying-products


http://www.walletpop.com/specials/as-seen-on-tv




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4つの金の買い材料

08月21日

7月、1000ドルが目前だった金は、現在806ドルで取引されている。話はそれるが、先ほど聞いたニュースによると、金メダルには6グラムの金しか含まれていないから、一個あたりの価値は152ドル(約1万6700円)になるそうだ。




(最近3カ月間の金の動き)

こんなチャートを見ると、金はもうダメだと思ってしまうが、マイケル・ブラッシュ氏はMSNマネーのコラムで、金はラリーを再開して1000ドルを突破する可能性がある、と書いている。理由はこうだ。

1、需給関係

設備投資にもかかわらず、第2四半期、金の生産量は4%減った。2008年、金の供給量は3275トンが予想され、需要はそれを300トン上回ることが予想されている。

2、インフレ

米国消費者物価指数は、年率に換算すると、+5%という高レベルに達している。たしかに、最近原油が下がっているが、いぜんとして歴史的な高水準であることに変わりはない。このようなインフレ状況では、資金が金に流れる傾向がある。

3、不安な経済見通し

信用収縮、住宅市場のスランプが相変わらず続くだけでなく、秋には大統領選挙がある。次期新政権は、経済問題にどう取り組むだろうか?こんな不安があるだけに、金に資金が流れやすい状況だ。

4、金に対する弱気論が多すぎる

皆が皆、超弱気なときに、マーケットは底を打つものだ。

金が上昇すれば金鉱株にも好影響になる。投資対象として、ブラッシュ氏は、次の5銘柄を挙げている。

Newmont Mining Corp. (NEM)、Agnico-Eagle Mines Ltd. (AEM)、Kinross Gold Corp. (KGC)、

Yamana Gold Inc. (AUY)、Freeport-McMoRan Copper & Gold, Inc. (FCX)

(情報源:
http://articles.moneycentral.msn.com/Investing/CompanyFocus/TheGoldRushIsStillOn.aspx?page=1




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ガソリン高とスクールバス

08月20日

スクールバスを廃止する学校が増えている。理由はガソリン高だ。たとえば、カリフォルニア州カピストラノ学校区は、62通学路に走らせていたスクールバスを18通学路に減らした。この結果、350万ドル(約3億8400万円)の経費節約が可能になるという。



学校に向かう子どもたち (写真:AP)

スクールバスが無くなれば、親が車で子どもの送り迎えをすることになるから交通渋滞を悪化させ、更に大気汚染にもつながるとして、両親たちは学校区を訴える準備があるようだ。

掲示板を見てみよう。

・40代、50代の人なら覚えていると思うが、私たちが子どもの頃は、皆歩いて学校へ行ったものだ。今の子どもたちは運動不足だから、スクールバスが無くなるのは良いことだと思う。 DWoks3さん

・全ての親が、子どもの送り迎えができるわけではない。多くの親は働いているから、スクールバスが無くなるのはとても不便だ。それに、犯罪のことを考えると、徒歩で学校へ行かせるわけにはいかない。 Fairey01さん

・私も子どもの頃は歩いて学校へ行った。しかし、昔は犯罪の心配をする必要がなかった。子どもに対する性的犯罪が多い今日、私には、娘たちを徒歩で学校へ行かせることなど考えられない。 Masimplyme321さん

・時代が変わり、徒歩での通学が危険な今日、スクールバスは親にとって重要なサービスだ。完全に廃止するのではなく、毎月5ドルといった形で、スクールバスを有料化してみてはどうだろうか? DeathsAngel2Niteさん

・私が心配なのは交通事故だ。昔と違って、車の数が大きく増えているから、子どもを歩いて学校へ行かせるのは危ない。 EJCServantさん

・肥満が問題になっている今日、子どもたちは歩いて学校へ行くべきだ。そんなに性犯罪者が心配なら、安全な地域へ引っ越すべきだ。 fishbowl808さん

・名案がある。学校は、もっとインターネットを利用すればいいのだ。そうすれば、通学の問題も解消する。 OO0Zz

・徒歩での通学は健康的だ。安全性が問題にされているが、近所の親たちが協力すれば、良い解決方法が見つかると思う。 Vintage80sさん

(情報源:
http://www.walletpop.com/article/_a/bbdp/gas-prices-cost-some-students-their/138394




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3位サンフランシスコ、1位はオースティン

08月19日

夏は、何と言ってもビールが旨い。ここで質問。世界で、最もアルコール飲料の消費が多いのはどの国だろうか?正解は、フランス、ドイツ、ベルギーに囲まれたルクセンブルグだ。国民一人あたりに換算すると、毎年15.5リットルのアルコール・ドリンクが消費されている。


こういうタイトルを見つけた。

「アメリカで酔っぱらいが多い市」 下記がトップ5だ。

第5位: シカゴ

・過去30日間に、少なくとも一杯のアルコール飲料を飲んだ。 62%

・一日で二杯以上(男性の場合)、一日で一杯以上(女性の場合)のアルコール飲料を飲む。 5.4%

・一カ所で(一つの店、一つのパーティーなど)五杯以上のアルコール飲料を飲む。 20.4%

第4位: プロビデンス(ロードアイランド州の州都)

・過去30日間に、少なくとも一杯のアルコール飲料を飲んだ。 64%

・一日で二杯以上(男性の場合)、一日で一杯以上(女性の場合)のアルコール飲料を飲む。 6.3%

・一カ所で(一つの店、一つのパーティーなど)五杯以上のアルコール飲料を飲む。 19.1%

第3位: サンフランシスコ

・過去30日間に、少なくとも一杯のアルコール飲料を飲んだ。 59.4%

・一日で二杯以上(男性の場合)、一日で一杯以上(女性の場合)のアルコール飲料を飲む。 7.8%

・一カ所で(一つの店、一つのパーティーなど)五杯以上のアルコール飲料を飲む。 19.5%

第2位: ミルウォーキー

・過去30日間に、少なくとも一杯のアルコール飲料を飲んだ。 70.6%

・一日で二杯以上(男性の場合)、一日で一杯以上(女性の場合)のアルコール飲料を飲む。 5.3%

・一カ所で(一つの店、一つのパーティーなど)五杯以上のアルコール飲料を飲む。 21.4%

第1位: オースティン(テキサス州)

・過去30日間に、少なくとも一杯のアルコール飲料を飲んだ。 61.5%

・一日で二杯以上(男性の場合)、一日で一杯以上(女性の場合)のアルコール飲料を飲む。 8.8%

・一カ所で(一つの店、一つのパーティーなど)五杯以上のアルコール飲料を飲む。 20.6%



(情報源:
http://www.forbes.com/commerce/2007/11/27/drinking-europe-alcohol-biz-commerce-cx_tvr_1128drinking_slide_2.html?thisSpeed=30000


http://www.walletpop.com/forbes/general/drunkest-cities-in-america




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資金は小型株へ

08月18日

「ダウは10%以上のマイナスで、ラッセル2000は±ゼロに近づいています」、と8月16日付けのブログで斉藤氏(
http://blog.livedoor.jp/takahashikamekichi/archives/52108578.html)が書かれているように、小型株の調子が良い。ティム・ミドルトン氏は、米国株式市場を振り返って、こんなことを指摘している。

「5%に達したインフレ率、悪化する失業率、米国はスタグフレーションに襲われている。1971年から1980年のスタグフレーション時代を見てみると、大型株を代表するS&P500指数は年率8.4%のリターンがあり、小型株指数は年率で17.5%のリターンがあった。」

モーニングスター社のデータによると、8月13日現在、小型株に投資するミューチュアルファンドが、トップ10リストの7つを占めている。特に好調なのが、割安小型株に投資するファンドだ。

「こんなマーケット状況だが、小型株は、投資者の予想を超える成績を上げている。逆に、金融セクターの不調で、大型株の成績は低迷している」、というボブ・ドール氏(ブラック・ロック)の言葉で分かるように、資金が大型から小型株に流れたようだ。

小型株に投資するミューチュアルファンドを三つ見てみよう。(成績は8月13日現在)

・Heartland Value Plus: +12.1%

資金が最も多く割り当てられている銘柄: Werner Enterprises, Inc. (WERN)

・Parnassus Small-Cap: +11%

資金が最も多く割り当てられている銘柄: Teleflex Inc. (TFX)

・Hancock Horizon Burkenroad: +7.8%

資金が最も多く割り当てられている銘柄: Petrohawk Energy Corporation (HK)

もちろん、スタグフレーションという不安定な経済状態が長引けば、財力の乏しい小型企業は経営が苦しくなるから、大型株の投資も忘れてはいけない。ミドルトン氏は、Vanguard 500 IndexとFidelity Contrafundの二つを奨めている。



(情報源:
http://articles.moneycentral.msn.com/Investing/MutualFunds/10WaysToBeatABadMarket.aspx


http://www.morningstar.com/


http://www.smallcapinvestor.com/smallcapnews/reportersnotebook/2008-06-20-inflation_may_be_a_good_thing_for_small_caps


http://www.marketwatch.com/news/story/small-cap-mutual-funds-surprising-leaders/story.aspx?guid={748801B8-FB14-4240-8D13-616F139B81E4})




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原油のたどるのは銀と同じ道!?

08月16日

一カ月ほど前、1バレル150ドルに迫っていた原油は、170ドル、200ドルといったアナリストの予想を裏切って、現在112ドルで取引されている。「なぜ、アナリストの予想は外れるのか?」、というコラムの中で、ファンドマネージャーとして優秀な成績を残したピーター・リンチ氏の言葉が引用されていた。


「予想が外れてしまうのは、必ずしも、全てはアナリストが悪いとは限らない。例えば、企業の一株利益の予想について言えば、会社の経営陣自身も正確な予想をすることができない。もし、あなたが、レイノルズ・メタルズに収益見通しを聞けば、アルミニウム価格の動向が収益に大きく影響する、という答えが返ってくることだろう。」

それでは、「全てはアナリストが悪いとは限らない」という部分を頭に入れていただいて、ここでトニー・コルトン氏(ロジカル・インフォメーション・マシーンズ)の見方を紹介しよう。

「原油価格は、向こう3年間で65ドル以下になる。7月、原油価格を147ドルまで急騰させたのは投機家たちであり、アジアからのオイル需要が増加したためではない。原油先物市場は、為替や国債市場のように膨大ではないから、ヘッジファンドなどが簡単に操作することができる。

季節的要素を考慮すると、原油は反発して、125ドルあたりまで戻すだろう。しかし、下げ方向に変わりはないから、最終的には65ドルを割ることになるだろう。

とにかく状況は変わった。膨大な中国からの需要、下げ続けるドル、投機熱、異常に寒い気候、ナイジェリアとイラン情勢などが原油を急騰させていたが、それらの原因のほとんどが今日存在しない。

先物をトレードしたことが無い人には分かりにくいと思うが、状況は銀の時と同じだ。70年代の終わり、銀は4ドルから50ドルに大幅上昇した。しかし、たった2年で、銀価格は4ドルまで下落してしまった。」

デービッド・アンダーソン氏(パロ・アルト・インベスターズ)の意見も記しておこう。

「エネルギー価格の大幅下げを予想する人たちは、現実を全く理解していない。エネルギー省のレポートによれば、向こう10年間で、世界の原油需要は現在の一日8500万バレルから、1億1000万バレルに上昇することが予想されている。中東、北海、メキシコ湾での生産が減少していることを考えれば、この膨大な需要を満たすことは難しい。」



(情報源:
http://articles.moneycentral.msn.com/Investing/SuperModels/CouldOilPlungeTo65ABarrel.aspx


http://articles.moneycentral.msn.com/Investing/StrategyLab/Rnd18/P6/GuruInvestorJournal20080815.aspx?page=1




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悪い数字は今日が最後!?

08月15日

ここ17年間で最悪のインフレ、というセンセーショナルな報道に影響されたかのように、マーケットは下げでスタートを切った。S&P500指数に連動する、スパイダー(SPY)の5分足チャートを見てみよう。



Aで分かるように、マーケットはギャップダウンで開始となったが、見てのとおり簡単に回復してしまった。報道されたように、そんなに悪い消費者物価指数なら、なぜこうも急激な一転反発になったのだろうか?

9時58分、マーケット開始28分後、人気番組「マッド・マネー」を担当するジム・クレーマー氏は、今朝のインフレ・データは買い材料になるという内容の、短いコラムを発表した。要約するとこうなる。「こんな数字を見たら誰でも売りたくなる。しかし、悪いインフレ・データを見るのは、今回が最後になるだろう。」

もちろん、クレーマー氏の一言で、マーケットが反発ラリーを開始したと言うつもりはない。一転反発したマーケットについて、午後、APはこう報道している。

「最近のエネルギー価格の下落を考慮すれば、悪い物価指数は今日が最後になる可能性がある、というエコノミストの意見もある。ローリー・リサーチのアナリスト、リチャード・ディクソン氏は、『たしかに、今朝の物価指数はひどかったが、マーケット関係者は、これ以上悪くなることはないと判断したようだ。現に、寄付き直後、マーケットは反転している。投資家が恐れているのはインフレではなく、ラリーを逃してしまうことだ。』、と語っている。」

株式市場が無視したのは物価指数だけではない。マーケット開始前には、失業保険申請者数も発表され、予想を上回る45万人という高水準だった。ジョン・オグ氏(247wallst.com)によれば、40万を超える数字は、失業率を上昇させる結果になるということだ。

(情報源:
http://biz.yahoo.com/ap/080814/economy.html


http://biz.yahoo.com/ap/080814/wall_street.html


http://www.247wallst.com/2008/08/the-smell-of-st.html


http://www.thestreet.com/story/10433332/1/cramer-inflation-number-creates-buys.html?puc=btlhome




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優秀なトレーダーとダメなトレーダーの決定的な違い

08月14日

毎日、目を通すブログの一つに「トレーダーフィード」がある。書いているのは、トレード心理の研究で有名なブレット・スティンバーガー氏だ。2003年、氏はワイリー社から本を出しているのだが、日本ではこんなタイトルで出版されている。



オリジナルのタイトルは、真ん中に見えるように、「The Psychology of Trading」というものだから、「トレードの心理学」と直訳することができる。もちろん、直訳しなければいけないなどという決まりは無いから、最終的には「精神科医が見た投資心理学」という題名で販売されている。

矢印を入れた部分に注目してほしい。Brett N. Steenbarger, PhD、というのは著者の名前だが、スティンバーガーの次に記されているのはPhDだ。PhDはDoctor of Philpsophyを略したもので、「博士号」という意味がある。

訳者は、スティンバーガー氏を「精神科医」と呼んでいるが、氏はPhD「博士号」だから医者ではない。もし医者なら、Brett N. Steenbarger, PhDではなくて、Brett N. Steenbarger, MDになっているはずだ。

それでは、実際に、スティンバーガー氏の自己紹介を見てみよう。(
http://www.blogger.com/profile/11988667917563876202



職業(Occupation)はPsychologist(心理学者)になっている。もし精神科医なら「Psychiatrist」になっているはずだ。

更に、
http://www.brettsteenbarger.com/bio.htmには、こういう一文がある。

He grew up in Canton, Ohio, receiving his B.S. from Duke University in 1976 and his Ph.D. in Clinical Psychology from the University of Kansas in 1982. 「スティンバーガー氏は、オハイオ州キャントンで育ち1976年デューク大学卒業、そして1982年カンザス大学で臨床心理学博士号を取得した。」 ようするに、氏は医学部を卒業したわけではないから、間違いなく精神科医ではない。

では、なぜ訳者は「精神科医」という言葉を使ったのだろうか?たしかにスティンバーガー氏は、医学部で教えていたこともあったが、だからと言って「精神科医」という言葉を使うのはおかしい。それとも、訳者は氏が本当に精神科医だと思ったのだろうか?

そんなこと、どっちでもいいじゃん!、と言われる人もいることだろう。私自身、トレードの本やニュースレターを訳したことがあるから、こんな小さなことが気になってしまうのかもしれない。

話題を変えよう。

水曜のブログで、スティンバーガー氏はこう書いている。(
http://traderfeed.blogspot.com/2008/08/dozen-thoughts-on-trading-stress-and.html

・優秀なトレーダーはマーケットに対する情熱がある。ダメなトレーダーはトレードに対する情熱がある。

・トレーダーを決めるのは、マーケットの時間外に、どれほど熱心にマーケットの勉強をするかにかかっている。

・マーケットは、損切り注文が最も多く集中している方向に動く傾向がある。



スティンバーガー氏




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相場の温度を測る一方法

08月13日

株をやっている人は、商品先物取引委員会(CFTC)と聞いても、あまり興味を示さないのが普通だ。しかし、最近の原油価格変動が株式市場に大きな影響を与えていることで分かるように、商品市場を完全に無視してしまうのは得策でない。


商品先物市場では、原油、大豆、トウモロコシだけに限らず、株と密接な関係がある、S&P500指数やダウ指数の先物も取引されている。先ず、ダウ指数の日足チャートを見てみよう。



(8月12日 大引けまで2時間)

7月15日(A)が底になり、切り上がる高値と安値で分かるように、ダウは短期アップトレンドを形成している。

ここで紹介したいのが、商品先物取引委員会(CFTC)から毎週発表される、大手投資家と小口投資家のポジション状況だ。(
http://www.cftc.gov/marketreports/commitmentsoftraders/index.htm

先週8月5日時点における、ダウ指数先物の、ポジション状況を見てみよう。



1のNONーCOMMERCIAL(ノン・コマーシャル)は大手投機筋、そして2のCOMMERCIAL(コマーシャル)はヘッジャーとも呼ばれ、実際に商品の受け取りもする大手投資機関。

(3)から(8)は、コマーシャルと、ノン・コマーシャルの持っているロング(買い)とショート(空売り)ポジション(コントラクト数、枚数)を示す。コマーシャルと、ノン・コマーシャルを合計すると、ロングは28552(7)、そしてショートは23430(8)だから、買いコントラクト数が空売りコントラクト数を上回っている。

(9)から(14)は、7月29日のデータと比較したものだ。コマーシャルと、ノン・コマーシャルを合計すると、ロング数は776増え(13)、ショートは68減っている(14)。

上記から結論できることは、大手投資家は、空売りではなく買い方向に傾いていたということだ。

次に、小口投資家(NONREPORTABLE POSITIONS)の様子を見てみよう。



8月5日時点で、小口投資家の持つ買いポジション(ロング)は3936(1)、そして空売りポジション(ショート)は9058(2)だから、圧倒的に空売りが多い。更に、7月29日と比較すると、買いポジションは219(3)減り、空売りが625(4)増えている。正に、大手投機筋とは反対の動きだ。

商品先物取引委員会(CFTC)のデータは、一週間に一度更新されるだけだから、実際のトレードに役立たないという反論もある。しかし、相場の方向をつかむ一手段としてぜひ利用したい。

(情報源:
http://www.cftc.gov/index.htm




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フォーバックスでコーヒー

08月12日

ハンバーガーでお馴染みのマクドナルド、中国語(北京語)では、「マイダンラオ」と発音されるらしい。さて、このマクドナルドのニックネームをご存知だろうか?アメリカでは、「マクドナルドに行った」という代わりに、「Mickey D's(ミッキー・ディーズ)に行った」と言う人たちがいる。


なぜミッキー・ディーズなのだろうか?



理由は、マークがミッキーマウスの耳のように見えるためだ。

スターバックス(Starbucks)のニックネームは「Four Bucks(フォーバックス)」だ。Buckにはドルという意味があり、Four Bucksは4ドルになる。ようするに、スターバックスは、コーヒー1杯4ドル(割高)というイメージが定着してしまった。

スターバックスが嫌いな人たちは、Starsucks(スターサックス)という言葉で、スターバックスを呼んでいる。suckには「最低、最悪」などの意味があり、That company sucks.なら、「あの会社は最低」ということになる。

マイクロソフトのニックネームは「Mr. Softee(ミスター・ソフティー)」だ。こう呼ばれるようになったのは、マイクロソフトの株シンボルにある。MSFTが、マイクロソフトの株シンボルになり、Mがミスター、そしてSFTの部分はソフティーと読むことができる。

大手ディスカウント店チェーン、コストコのニックネームは「The Hundred-Dollar Store(ザ・ハンドレッド・ダラー・ストア)だ。あれとこれだけ買おう、と思っていても、割引商品の誘惑に負けて、結局20ドルの買い物のつもりが100ドルになってしまう。

宅配便UPSのニックネームは「Big Brown 」だ。理由は、下の写真で分かる。配達用の車は、大きな茶色だ。



高級デパート、Neiman Marcus(ニーマン・マーカス)のニックネームは「Needless Markup(ニードレス・マークアップ)」だ。Needlessは「不必要な」、そしてMarkupは「値上げ、利幅」という意味だから、庶民には全く縁の無い店だ。

(情報源:
http://www.walletpop.com/specials/company-nicknames




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株投資で最も重要なルール???

08月11日

株で勝つための10のルール、などといったタイトルをよく見るが、全てが同様に大切であるとは思われない。そこでジョン・モールディン氏は、証券界の有名人たちに、最も重要なルールを一つ語ってもらった。いくつか見てみよう。


・デニス・ガートマン氏: どんなことがあっても、損が出ている株を、平均値を下げようなどという理由で買い足してはいけない。

・マーク・フィン氏: 過去の素晴らしい成績に惑わされてはいけない。ずば抜けた成績の後には、冴えない結果が待っているものだ。(注:これは、ミューチュアルファンドの選び方について語ったもの。)

・ジェームズ・モンティアー氏: 投資家は常に偏見を持った目で株式市場を観察している。冷静に、そして論理的に株を分析した、などと言う人でも、既に偏見を持って株を分析している。私たちは、自分が、どんな偏見を持っているかに気付くことが肝心だ。

ここまで読んだら嫌になった。そして、次の一言で、これ以上読むのをやめにした。

・リチャード・ラッセル氏: 金持ちは、株式市場など要らない。もし、あなたが、株で大きな財産を築こうと思っているなら、おそらく失敗することだろう。

それでは口直し。

トレード心理の研究で有名な、ブレット・スティンバーガー氏が、最近見つけた役に立つブログとして
http://blog.tradingrm.com/を挙げている。

このブログは、ラリー・フィッシャー氏とリード・バルファー氏、二人のトレーダーによって書かれ、記されているのはトレーニング中のトレーダーに実際に語られたアドバイスだ。

大きな上昇ラリーを展開した、金曜日の書き込みを見てみよう。

「今日のマーケットは空売り出来ないことを、いくつかの銘柄が、はっきりと示していた。例えばGEだ。ダウンティック無しで3%も上げている。それに、マクドナルドはプルバック無しで、約5%も上昇している。こんな事は滅多に起きるものではない。これは本物の買いだ。これが、マーケットに耳を傾けるという意味だ。マーケットからのメッセージをよく聞いていれば、今日のマーケットで空売ることはなく、何を買うべきかも教えてくれた。」 (ラリー・フィッシャー 8月8日 午前11時26分)

正に、相場のことは相場に聞け、ということになり、これが最も重要なルールだろう。



(情報源:
http://seekingalpha.com/article/89722-12-great-investment-strategies


http://traderfeed.blogspot.com/


http://blog.tradingrm.com/2008/08/08/clues-that-todays-first-move-up-was-different.aspx




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7月11日の高値で空売った!

08月09日

原油の下落が買い材料だ、とどのチャンネルも同じ報道が繰り返されているが、金曜の取引をあと2時間ほど残して、ダウ指数は2.55%の大幅上昇だ。先ず、原油に連動する、ユナイテッド・ステーツ・オイル(USO)の日足チャートから見てみよう。



サポートゾーン(1)を割り、その後、反発を見せたが、2で分かるように以前のサポートゾーンはレジスタンスゾーンになった。今日も陰線で終わりそうだから、これで、ユナイテッド・ステーツ・オイルは5連敗だ。

いったい、どの辺で下げ止まるだろうか?分かりやすいのは、赤い線(3)で示した200日移動平均線だ。200日移動平均線は、多くのトレーダーと投資家に利用され、ウォール街には、こんな言葉がある。

「ブルは200日移動平均線の上に住み、ベアは200日移動平均線の下に住む。」 言い換えれば、この移動平均線より下で推移する株は、買い候補にならないということだ。

「7月11日の高値で、ユナイテッド・ステーツ・オイルを空売った!」、と自慢する人たちが多いのだが、RSIやMACDを見ていた投資家たちは、天井が近いことを感じていたことだろう。



株価とテクニカル指標が相違する、ダイバージェンスという現象が起きている。株価は上げ(1)、しかし、RSI(2)とMACDのヒストグラム(3)は下げ方向になり、危険信号が灯っている。もちろん、これだけで空売るのではなく、他のタイムフレームのチャートも確認することが大切だ。

さて、7月11日から数日後に底を打ち、上昇を始めたのがドルだ。ご存知のように、原油高になった一因としてドル安がある。為替のトレードをしない人でも、最近の原油の下げ方を見たら、ドルが上げているのではないだろうかと推測したことだろう。

ここで、株の口座があれば取引できる、二つのETF(上場投信)を紹介しよう。(ETFは、株と同様に、いつでも自由に売買できる。)

・PowerShares DB US Dollar Index Bullish (UUP): これは、ドルが上がると上昇する仕組みになっている。下が日足チャートだ。



・PowerShares DB US Dollar Index Bearish (UDN): このETFは、ドルが下がると上がる仕組みになっている。下が日足チャート。



両チャートには、200日移動平均線が入れてあるが、これを見るかぎり、ドルのトレンドは下げから上げに変わった。




マーケットレター(無料)のお申込みは下記からどうぞ。

http://www.nwt-jp.com/sec1/index.shtml

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データの間違った比較

08月08日

Pending home sales indexという指数がある。米住宅保留指数、 中古住宅販売保留指数、または住宅販売保留指数などと訳されているが、ようするに販売契約が結ばれているだけで、まだ所有権の移転が終了していない住宅数のことだ。


木曜のマーケット開始30分後、6月分の住宅販売保留指数が発表されたが、先ずロイターからのヘッドラインを見てほしい。

June pending home sales up unexpectedly 「6月の住宅販売保留指数、予期せぬ上昇」

これだけ読んだら、米国住宅市場は、とうとう上向きになったようだ、と判断した人がいたかもしれない。更に読み進むと、こんなことが書いてある。

「地域別に見ると、南部は+9.3%、西部は+4.6%、東海岸北部は+3.4%、そして中西部は+1.3%となっている。」 なるほど、全米的に調子が良かったようだ。やはり、住宅市場の底打ちは近いかもしれない、、、

住宅市場に朗報とも言える報道なのだが、実際は、あきれかえってしまった人が多い。例を挙げよう。

・全米不動産業協会からの発表を読めば分かることだが、住宅販売保留指数は12.3%の減少だった。マスコミが言う+5.3%は、6月は5月より5.3%良かった、という意味であり正しい比較の仕方ではない。数字は前年度の同時期と比べなければいけないから、2007年の6月と比較すると、今年の6月はマイナス12.3%だ。全米不動産業協会が+5.3%を強調しているからといって、それを簡単に鵜呑みしてしまうマスコミにはガッカリする。 バリー・リットホルツさん(リットホルツ・リサーチ)

・5月と6月の比較?本当のニュースは、去年の6月より12.3%悪かったということだ。 dasein211さん

・重要なのは、2007年の6月より12.3%下がったということであり、5月を5.3%上回ったということではない。どちらにしても、夏は季節的に販売数が増えるから、6月が5月より良くても当たり前だ。 lawdogOXさん

・そもそも、住宅販売保留指数など意味のない指数だと思う。肝心なのは、本当に販売が完了した数字だ。 Boom2Bust.comさん

・デニス・二ールは、さっそく住宅市場の底打ちを宣言している。なんてこった。 Scottさん

・フランスでもそうだが、ほとんどのジャーナリストは、統計を適切に把握することができない。 Mr Right Nowさん



(情報源:
http://www.realtor.org/press_room/news_releases/2008/pending_home_sales_rise


http://bigpicture.typepad.com/comments/2008/08/major-media-get.html


http://www.marketwatch.com/News/Story/Story.aspx?guid={45D708B4-CD32-40F4-9603-232B3B9DF723}&siteid=mktw


http://biz.yahoo.com/rb/080807/usa_economy_housing.html




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持ち株を全て売って、マーケットが底を打つのを確認する!?

08月07日

二年ほど前になるが、ダニエル・ソリンという人が、「The Smartest Investment Book You'll Ever Read: The Simple, Stress-Free Way to Reach Your Investment Goals」という、とても長い題名の本を書いた。意訳すると、「最も賢い投資方法、ストレス無しでゴール達成」ということになる。


経済が低迷する今日、ソリン氏はこんなアドバイスをしている。

・近くて便利、長いつきあいになる、といった理由だけで、一つの銀行に全財産を預けないこと。これは、ソリン氏の説明を聞かなくても理由は分かる。ここ数週間で、アメリカでは、3つの銀行が倒産している。

・持ち株を全て売って、マーケットが底を打つのを確認する!?言い換えれば、感情的な投資をするのではなく、状況に合わせて、ポートフォリオを調整することが大切だ。

・徹底的に叩かれた株を買う。日本流に言えば、「人の行く裏に道あり、花の山」、ということになる。最近の例で言えば、金融不安で大きく銀行株が下げた後、アナリストたちは口を揃えたように銀行株の売りを推奨した。もちろん、逆に言えば、アナリストが買いを奨める株は割高だ。

8月7日、ソリン氏は、こう書いている。

「原油が急騰すると、アナリストたちは、一斉にエネルギー株の買いを推薦する。そして、最近の原油価格下落で、エネルギー株は終わった、と態度を一変させる。こんな人たちの言うことを聞く必要はない。彼らは、何も分かっていないのだ。」

・ガソリンを節約する、という理由だけで、わざわざ高いハイブリッド車を購入する必要はない。普通の燃費の良い小型車で、十分ガソリンは節約できる。

・損を一回の投資で挽回しようとしないこと。そんな一か八かのやり方では、必要以上に大きなリスクを背負い込むことになり、先ず成功することはありえない。

・401K(企業年金制度)だからといって、安全なものばかりに投資しないこと。老後の生活を考えれば、適切な資金を株に割り当てることが重要だ。



ソリン氏

(情報源:
http://www.walletpop.com/recession/12-things-not-to-do-now


http://www.bloggingstocks.com/2008/08/07/dumb-money-move-5-buy-some-stocks-that-have-fallen-dramaticall/




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狙いはバイオテクノロジー

08月06日

7月中旬の安値は再テストされるだけでなく、マーケットは高い確率で、そこを割ることになるだろう、とスタンダード・アンド・プアーズ社のアナリスト、マーク・アーベター氏は言う。氏の意見を、数行で要約するとこうなる。


「ニューヨーク証券取引所に上場されている、値上がり銘柄の総出来高の10日平均と、ニューヨーク証券取引所の総出来高10日平均の比率の最高値は、7月23日の0.55だった。これは、明らかに貧弱な数値であり、これではベアマーケットから抜け出すことはできない。一般的に、マーケットがベアマーケットからブルマーケットに転換する局面では、この数値は0.60を超える。」

マイケル・アッシボー氏(テクニカル・アナリスト)は、こう述べている。

「具体的なセクターを取り上げる前に、ダウ指数を見てみよう。6月のブレイクダウンで、ダウ指数は、約8週間でマイナス17.5%という厳しい下げを展開した。その後、10800で下げ止まり反発ラリーを開始したが、11725付近には固いレジスタンスラインが待っている。

金融セクター、エネルギー・セクターが話題になっているが、現時点において良いパターンが出来上がっているのはバイオテクノロジー・セクターだ。

ダウ指数が、5月の高値から大幅下落している時、バイオテクノロジー・セクターは、ダウのように7月に安値を更新することなく、逆にラリーを開始して高値を更新した。」

下は、バイオテクノロジー株指数の日足チャートだ。(火曜大引け約2時間前)



赤は200日移動平均線、青が50日移動平均線。

アッシボー氏が指摘しているのは、この力強い200日移動平均線ブレイクアウトで、バイオテクノロジー・セクターは上げ基調に入った。したがって、高値からのプルバックは、良い買い場になるということだ。

具体的なバイオテクノロジー株として、アッシボー氏は、下記を挙げている。

Cephalon Inc. (CEPH)、United Therapeutics Corp (UTHR)、Illumina Inc. (ILMN)、Celgene Corporation (CELG)

さて、45分ほど前にFOMC(連邦公開市場委員会)が終わり、アナリストが予想していたように、FF金利は2.00%に据え置かれた。これは、満場一致で可決されたわけではなく、予期されたように、ダラス連銀のフィッシャー氏は、即刻利上げを実行するべきだと主張して金利の据え置きに反対した。

マーチン・フェルドスタイン氏(ハーバード大学)は、こう述べている。

「連銀は、明らかにインフレを気にしている。しかし、現在の低迷する米国経済を考えると、金利を据え置くしかなかった。」

(情報源:
http://www.businessweek.com/investor/content/aug2008/pi2008084_529014.htm?campaign_id=rss_topStories


http://www.marketwatch.com/news/story/us-markets-turned-inside-out/story.aspx?guid={B0112712-9026-4470-A2EC-082F3F8A9767}


http://www.marketwatch.com/news/story/fed-holds-steady-keeps-options/story.aspx?guid={26DEB707-0A1E-44D0-8DE0-8C8CCE1FE5B1})

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アメリカは第3世界に仲間入り?

08月05日

ジェット燃料価格が、ここ1年間で約2倍になってしまったのだから、航空券が値上がっても仕方ない。しかし、実際に数値を比較してみると、今年の夏休み家族旅行は一般家庭にとって大きな出費だ。



(上の表は、2007年7月と、2008年7月の割安往復航空券を比較したもの。データはFareCompare.comから。)

こんな状況だから、消費者たちは、旅行計画の変更を余儀なくされている。

・ティファニー・ウエストさん(ワシントン州在住): 5月、夫といっしょにハワイへ行く予定だったが中止した。いつも500ドルから700ドルで往復航空券を買うことができたが、今年は1000ドルだ。

・Travelocityによれば、今年の夏は、航空料金の高いロンドン、パリ、ローマへの旅行客が減り、ブエノス・アイレスのような中央アメリカへの旅行に変更する人が増えている。

掲示板は、悲観的、そして冷笑的な書き込みが目立つ。

・「飛行機での旅行は、金持ちだけの特権になってしまうかもしれない。」 BishopKingPawnさん

・「アメリカは第3世界の一員になってしまった。第3世界の国家で、自由に好きなことをできるのは金持ちだけだ。」 Fockomunchさん

・「こんなことになってしまったのは、新油田の開発を許さなかった、米国政府の責任だ。」 nateusaさん

・「家族に不幸があったため、ニューヨークからカリフォルニアに行かなければならなかったのだが、あまりにも高い航空券に驚いた。それに、機内でのサービスも悪い。今回は、こういう事情だったから仕方ないが、次からはよく調べてから航空券を買いたいと思う。」 Vetnam66さん

・「空の旅が金持ちの特権になることは良いことだ。そうなれば、庶民が飛行機に乗らなくなるのだから、空の旅がまた魅力的になる。」 First Classさん

・「これで、良き昔の時代が訪れる。機内は混雑しなくなり、うるさい子どもたちがいなくなる。」 Supreme Judgeさん

・「過去10年間を振り返ってみると、飛行機の旅は、バスと全く変わりが無い。下層階級の人が飛行機を利用できなくなるのだから、私は、この高い航空料金が継続することを願う。」 Patriot Jeffさん

・「本当の金持ちは、大衆といっしょに飛行機など乗らない。彼らは私用のジェット機を所有している。」 The Melting Way さん



混雑する空港

(情報源:
http://www.usatoday.com/money/industries/travel/2008-08-03-fares_N.htm




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物価の比較

08月04日

今日、米国消費者(世界の消費者)を最も悩ませているのは、何と言っても物価高だろう。しかし、同じ物を買っても、値段にはこんなに大きなばらつきがある。早速、いくつかの例を見てみよう。

・牛のひき肉1ポンド(約453グラム)あたりの値段:

ポートランド(オレゴン州): 2ドル79セント(300円)
ロサンゼルス(カリフォルニア州): 5ドル29セント(569円)
台湾: 11ドル50セント(1237円)

・コカコーラ(2リットルサイズ)

ポートランド(オレゴン州): 1ドル89セント(203円)
ロサンゼルス(カリフォルニア州): 1ドル(107円)
ドイツ: 4ドル6セント (436円)

・牛乳(1/2ガロン、約1.89リットル)

ポートランド(オレゴン州): 1ドル99セント(214円)
ロサンゼルス(カリフォルニア州): 2ドル49セント(267円)
カナダ: 3ドル92セント(421円)

・コーヒー豆(1ポンド、453グラム)

ポートランド(オレゴン州): 8ドル99セント(967円)
ロサンゼルス(カリフォルニア州): 11ドル19セント(1204円)
イギリス: 18ドル26セント(1965円)

・バナナ(1ポンド、453グラム)

ポートランド(オレゴン州): 59セント(63円)
ロサンゼルス(カリフォルニア州): 1ドル60セント(172円)
フランス: 2ドル68セント(288円)

・たまご(12個)

ポートランド(オレゴン州): 2ドル29セント(246円)
ロサンゼルス(カリフォルニア州): 5ドル99セント(644円)
イギリス: 5ドル28セント(568円)



肝心なものを忘れていた。

ガソリン(1ガロン、3.785リットル)

ポートランド(オレゴン州): 4ドル19セント(450円) 1リットルあたり118円
ロサンゼルス(カリフォルニア州) 4ドル39セント(472円) 1リットルあたり125円
ドイツ: 11ドル26セント(1211円) 1リットルあたり319円

(情報源:
http://www.walletpop.com/specials/food-price-comparison-around-the-world




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買い物は一人ですること

08月02日

アメリカのスーパーマーケットでは、家庭用として、1ガロン入り(3.785リットル)の牛乳が販売されている。しかし、こんな書き込みを見つけた。「ボーデンの牛乳は0.75ガロンしか入っていません。他の食品も、容量が減っているのでしょうか?」 Dunkleboomさん


8月1日のコラムで、マイケル・ブラッシュ氏は、こう書いている。

農産物、そしてエネルギー価格の大幅上昇で、多くの業者は容量を減らして消費者をごまかしている。例えば、ペプシコから販売されているトロピカナ・オレンジジュースは、以前の96オンスから89オンスに量が減らされている。

もちろん、箱やボトルなどの容器に正確な容量が記されていれば、内容量を減らすことは違法ではない。しかし、ある消費者グループは、以前と同様なサイズの入れ物に、少ない量を入れて販売するのは、ずる賢いやり方だと非難している。


ここで、また掲示板に戻ろう。

「料理をする者にとって、内容量が減るのは頭痛です。レシピには、何々を一袋とか、何々を一箱などと書かれていることがありますから、量が減らされると面倒です。」 MN-Investorさん

「数年前になりますが、バスキン・ロビンズは、アイスクリームを入れるカップのサイズを小さくしました。S、M、Lの三種類があるのですが、このサイズの変更で、今日のLサイズは前のMサイズです。後味の悪い話です。」 Marie38さん

「問題は容量が減っただけでなく、値段も上がっていることです。」 D. Duckさん

スーパーマーケットで買い物をする注意点として、ケイト・ヤーザ氏(メイン大学)は、こんなことを挙げている。

・できるだけ一人で買い物をすること。子どもを連れて行くと、どうしても余分なものまで買ってしまう。

・ソーダ、チョコレート、コーヒー、アルコール類などの栄養価の低いものほど割高になる。

・インスタント食品は高い。材料を買って、自分で料理した方が割安。

・あれが欲しい、これが欲しいと思う度にスーパーマーケットへ行かないこと。ミルクだけ買うつもりが、最終的には20ドル、30ドルの買い物になってしまう。



(情報源:
http://blogs.moneycentral.msn.com/smartspending/archive/2008/05/15/how-to-fight-rising-food-costs.aspx


http://articles.moneycentral.msn.com/Investing/CompanyFocus/TheIncredibleShrinkingDoritosBag.aspx


http://moneycentral.msn.com/community/message/thread.asp?board=YourMoney&threadid=687782




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損切りの規制

08月01日

これは名案だ、これは行ける、と笑った人が多かったことだろう。今朝のデービッド・ワイドナー氏のコラムなのだが、要点を紹介する前に、先ず簡単に状況の復習をしておこう。

17日に書いたように、米証券取引委員会(SEC)は、金融市場を安定させる一手段として、7月21日から7月29日まで、19の金融株の空売り制限を実施することを発表した。そして7月30日、予期されたとおり、SECは、この空売り規制を8月12日まで延長することを決定した。

ワイドナー氏の、風刺コラムの要旨はこうだ。

「証券取引委員会は、単に空売りを規制するだけでなく、株を買った値段より安く売ることを禁止するべきだ。これを実施すれば、損を出す人がいなくなり、全ての投資家が利益をあげることができる。」

コラムのタイトルは、「損切り売り禁止令」だ。

それでは、このコラムの直ぐ下にある、掲示板も見てみよう。

「ワイドナーさん、冗談で書いておられることは分かりますが、ワシントンの政治家たちは、このアイディアを本気に考えるかもしれません。」 awesley さん

「損切り売りの禁止を、馬鹿らしい話だ、と笑うことはできません。なぜなら、今回実施されている空売り規制も、同様に馬鹿らしい話だからです。」 skywireさん

下記は、The Big Pictureの掲示板から。

「素晴らしいアイディアだ。このやり方を不動産にも適用すれば、住宅投資で損を出す人はいなくなる。」 Douglas Wattsさん

「損切り売り禁止令を、2000年までさかのぼって適用してもらいたいものだ。」 fさん

「ついでに、先物市場での、原油買い禁止令も実施したらどうだろうか。」 Caleb Mardiniさん



(情報源:
http://bigpicture.typepad.com/comments/2008/07/the-no-loss-sal.html


http://www.marketwatch.com/news/story/heres-trading-rule-guaranteed-work/story.aspx?guid={CAB604A7-DEEF-4DF7-9389-2B71BFB86436})

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