4月も終わりに迫っている。毎年この時期になると言われることは、5月に株を売ってマーケットを離れることを勧める、Sell in May and go awayという諺だ。データによれば、1945年以来S&P500指数の11月から4月までの平均上昇率は6.8%あるが、5月から10月までの平均伸び率は1.3%しかない。
United-ICAP社のチーフ・ストラテジスト、ウォルター・ジマーマン氏は、こう語っている。「この季節的な打撃は、株式市場が持つ内的要素であり、外部からの刺激を必要としない。Sell in May and go awayの実績はずば抜けたものであるだけに、私はわざわざこの諺に逆らうつもりはない。」 という訳で、ジマーマン氏は、夏の間は現金、またはほぼ現金に等しい3ヶ月、6ヶ月といった短期国債を勧めている。