ウォーレン・バフェット氏が有名にした指標も、米国マーケットは割高であることが示されています。指標の名前はMarket Capitalization to GDP、マーケットの時価総額とGDPの比較です。
Market Capitalization to GDP=(マーケットの時価総額÷GDP)x100
米国株式市場の時価総額は20.9兆ドル、GDPは17兆ドルですから上の式を使って計算すると、現在のMarket Capitalization to GDPは122.9%になります。適正数値は75%から90%まで、75%未満は割安です。90%を超えるとマーケットは割高、そして115%を超えると極めて割高な状態となります。
上のチャートは、Meb Faberリサーチ社のサイトに掲載されている日本のMarket Capitalization to GDPです。現在の数値は90%(0.9)、そして歴史的中央値は61%(0.61)です。適正数値は75%から90%までですから、この指標だけで判断すると、日本の株式市場はまだ割高ではありません。
(参照した記事:Another Amazing Streak During This Bull Market