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「ラリー・コナーズ氏(「コナーズの短期売買入門」「魔術師リンダ・ラリーの短期売買入門」)の経営する、TradingMarkets.comでテクニカル・アナリストを務め、現在証券会社に勤務。訳書に、「スイングトレード入門 短期トレードを成功に導く最高のテクニック」(パンローリング)、そして電子書籍「トレード成功のヒント - 米国株式市場の習性と特徴」(パンローリング)がある。」
皆さんは「グルーポン」をお使いになったことがあるだろうか。 上は広告の一例だが、グルーポンを利用すると、かなりの割引が可能になるといった雰囲気だ。先ず、「グルーポン」の説明をウィキペディアから抜粋しよう。 グルーポン(Groupon)は、アメリカ合衆国イリノイ州シカゴに本社を置き、共同購入型クーポンサイト「Groupon」を運営する米国の企業である。 CEOを務めるアンドリュー・メイソン(Andrew Mason)によって、2008年11月に創業された。2010年の売上高は3億5,000万ドル(約300億円)と推定され、アメリカ・ヨーロッパ・アジアの29ヶ国(2010年8月現在)で事業を展開し[2]、3,500万人が利用している。 グルーポンは、2010年8月に日本進出を表明[2]。同月、共同購入型クーポンサイトを運営していたクーポッドを買収してグルーポンの日本法人とし、10月1日に社名をグルーポン・ジャパン株式会社へ変更した。 これだけ読むと、ビジネスを順調に拡大していると思ってしまうが、consumerist.comはこんなことを報道している。 残業手当の支払いを怠ったとして、従業員たちがグルーポンを訴えた。既に8月にも1000人を超える従業員が、同様の理由でグルーポンを訴えており、今後のグルーポンのビジネスに大きな支障になりそうだ。 最近、最高業務責任者、それに営業部門のトップがグルーポンを去っただけでなく、特殊な会計方法が原因となって新規公開株(IPO)の発行も保留となっている。この会計方法は他の企業では採用されておらず、この会計には企業にとって大きな出費となるマーケティングや集客活動に使われる費用が含まれていない。更にグルーポンは、9億5000万ドルの資金を工面して経営陣トップたちのボーナスを支払うといった状態だから、こんなことがあとどれくらい続けられるかが疑問だ。(注: 9億5000万ドル中の8億1000万ドルが経営陣トップのボーナスに割り当てられる。) こういう読者の書き込みがあった。 「まだ期限切れになっていないグルーポンのクーポンを2、3枚持っているが、これは直ぐに使ったほうが良さそうだ。」(Letheさん) (情報源: グルーポン More Groupon Employees Sue Over Unpaid Overtime)
データ:stockcharts.com 最近目立って好調なのは米国債(1)とドル(2)、そして低迷しているのは株(4、S&P500指数)と原油(5)だ。今のところ金(3)の成績は第3番目だが、この金が大きく崩れ始めている。下が日足チャートだ。 これで3連敗だ。最高の出来高ではないが、上昇する出来高(3)で分かるように、売り圧力が明らかに増大している。50日移動平均線(A)は下げを止めることはできなかったが、100日移動平均線(2)が一先ず目先のサポートになった。ストキャスティクス(1)は売られすぎゾーンに入り、特に3連敗という展開だから、そろそろ反発の可能性もある。(Bは200日移動平均線) こういう統計がある。 Kitcoが毎週行なっている調査だが、金に対して強気と答えた人は52.2%、そして弱気意見は43.5%だ。強気論が確かに優勢だが、どちらかと言えば、ほぼ半々に近い。 次に金のチャートを違った見方をしてみよう。 1と2で分かるように、金は二番天井を形成した。現時点では、これが短期的天井なのか、それとも中期的な天井なのかは分からない。しかし長さ(A)を測ってみると、金は1オンス1500ドル(B、スポット価格)付近まで下げる可能性がある。その辺りには200日移動平均線も走っているから、買いが集まっても不思議ではない。 バリー・リットホルツ氏(ritholtz.com)は、こう書いている。 量的緩和第3弾(QE3)の可能性が残っているだけに、金はもうお終いだ、と現時点で結論することはできない。たった4日間で、金は6週間かかって上げた利益を帳消しにしてしまった。もうしばらく、金は投資家にとって痛い値動きを展開するだろう。1600ドルには強いサポートラインがある。しかし、もしそこが崩れるなら、その次は200日移動平均線が走る1525ドルあたりがサポートになるだろう。 (情報源:Intermarket Overview Captures Risk-off Environment $GOLD $DOLLAR Higher Prices Seen For Gold Next Week -- Survey Participants Gold Off $100; Trades Down to $1630)
米連邦公開市場委員会(FOMC)終了、予想されたとおりツイストオペが発表された。(ツイストオペ Operation Twist:期間の短い証券の保有を減らして期間長めの証券を増やす) ツイストオペ発表直後こんなツイートがあった。 お見事、ツイストオペは既に効果が表れている。10年国債利回りは既に1.9%を割り、日本のレベルに直ぐ追いつきそうだ。待て、これは良くないことかな?(@LaMonicaBuzz) USA TODAYの読者たちの書き込みを見てみよう。 ・ ツイストオペでは雇用状況を改善させることはできない。金融機関は恩恵を受けることだろうが、我々庶民には何の利益もない。(pat89421) ・ 連邦準備制度理事会 (FRB)に解決策は無い。事実は、今日の問題を作り上げたのはFRBだ。(chuck mchenry) ・ 過去失敗に終わっているツイストオペが、今回は成功するという保証は無い。問題なのは銀行と連邦政府だ。(x32792) ・ 連邦準備制度理事会 (FRB)は必要ない。廃止するべきだ。(zingers) ・ 連邦準備制度理事会 (FRB)は状況を悪化させているだけだ。(HAL2007) 上はS&P500指数の5分足チャートだ(1がツイストオペの発表)。見事に崩れている。 次にS&P500指数の日足チャートを見てみよう。 今日はたしかに3%近い大幅な下げとなったが、見てのとおり横ばいゾーン内での動きが相変わらず続いている。トレーダーたちは同じことを考えていることだろう。ゾーン下辺のテストに成功なら買い、下辺を割るようなら空売りだ。 (情報源:Fed will sell $400B in bonds to try to boost the economy Fed to swap $400 bln bonds into longer maturities)
「NY株、一時250ドル超す下げ ギリシャ問題で売り先行」 「ユーロが大幅安、103円台後半 ギリシャ不安ぬぐえず」 nikkei.com から抜粋したニュース・ヘッドラインだが、また今日もギリシャが悪材料になっている。ギリシャがデフォルトしたら、次に崩れるのはスペインだなどと報道されているが、正にギリシャはヨーロッパで経済状況最悪の国といったイメージだ。しかしジョナサン・ホーニック氏(Capitalist Pig Hedge Fund LLC)は、今こそギリシャの株に注目するべきだと言う。氏の話をまとめてみよう。 世界の海運業の20%はギリシャの会社で占められている。もちろん、現在の海運業界は瀕死状態といった様相だから、この業界は投資対象としての魅力を欠く。しかし状況は変化し始めたようだ。先週、バルチック海運指数が一年ぶりの高値を記録した。 バルチック海運指数 全体的に見れば、海運業銘柄はベアマーケットと言うことができるが、この業界はたしかに回復が始まっている。実際に私が保有している海運業株にも利益が出始めたものも現れ、更に買い足してみたいと思っている。 超投機的という断り書き付きで、ホーニック氏は次の2銘柄を挙げている。 Excel Maritime Carriers, Ltd. (EXM) Navios Maritime Acquisition Corp. (NNA) 下はExcel Maritime Carriers, Ltd. (EXM)の日足チャートだ。 50日移動平均線(2)は下降が続き、中期トレンドは相変わらず下げ基調だ。しかし、20日移動平均線(1)は上昇が始まり、好転する短期トレンドが示されている。目先的には、ストキャスティクス(3)が売られすぎレベルに下がったところで買ってみるのも面白いかもしれない。 (情報源:Time to Swing for the Greek Fences NY株、一時250ドル超す下げ ギリシャ問題で売り先行 ユーロが大幅安、103円台後半 ギリシャ不安ぬぐえず )
恐慌時代に生まれ、厳しい生活を体験したリチャード・ラッセル氏(Dow Theory Letters)は、今日のニュー・ノーマルな時代で生き残るための12のルールを語っている。 (ニュー・ノーマル:「新たな普通」と訳される。世界最大の債券運用会社であるピムコの最高経営責任者、モハメド・エラリアンが提唱したもので、世界経済はリーマン・ショックから立ち直ったときに、危機前の姿に戻るのではなく、全く別のものになるということ。例えば、アメリカ人はこれまで「消費こそ美徳」とばかりに次から次へと新商品を購入していたが、リーマン・ショック後は逆転して「節約こそ美徳」となっている。--- ヤフー辞書から抜粋) 1、金を徹底的に節約すること。まだ職があるなら上司と仲良くすること。 2、簡単に儲けてやろう、といったウォール街流の考え方を捨てて、どうしたら金を失わなくてすむかという考え方をすること。 3、読んだり聞いたりすることは先ず疑ってみること。マスコミは情報を流すことが商売だから、ありとあらゆる見出しを使って読者の気を引こうとする。 4、金(ゴールド)を信じること。金融システムがますます不安になる今日、金投資が更に注目される。 5、金が最後の投機的な上昇を展開する前には大きな下方修正がある。 6、しかし今回の場合、最後の金の上昇は無いかもしれない。なぜなら、金は真の富であるという考え方が広まっているから、多くの投資家たちは買った金を手放さない可能性がある。 7、パーマネント・ポートフォリオ(金、銀、エネルギー関連専門のミューチュアルファンド)の成績を見てほしい。今年ここまで、S&P500指数はマイナス6.5%だが、パーマネント・ポートフォリオは+7.33%だ。 8、テレビに出てくる、すばらしい金儲けの話には要注意。現在の状況で、簡単に儲かる話など無い。 9、計画の無い金のつかい方をしないこと。衝動買いをしないこと。外食はやめて自宅で料理すること。 10、長期的に投資を考えること。長い目で見た場合、配当利回りが2.5%未満では、長期的な株投資はガッカリな結果になるだろう。 11、買いが利益を上げる基本になる。何を買うにしても、適切な値段で買っていれば、時間の経過とともに利益が上がる。 12、今日のウォール街は苦境にある。苦しい時は状況打開のために新しい投資商品が生まれ、新しいものには高いリスクがある。 (情報源:RICHARD RUSSELL: 12 TIPS FOR THE NEW NORMAL) 今度こそブレイクアウト、それともまた失敗 --- 公共株セクター( http://goo.gl/nPtxl)
ドル --- ブレイクアウト (米ドル指数 チャート:Bespoke Investment) ドルの方向転換は株に大きな影響を与える。ドル高は、ほとんどのビジネスを米国内で行っている企業の株には好影響だが、ほとんどのビジネスを米国外で行っている企業の株には悪影響になる。--- Bespoke Investment 1の黒い線はS&P500指数に連動するETF(上場投信)。2の赤い線はユーロ。 S&P500とユーロが、ここ2週間ほど大きく下げている。注目してほしいのはユーロが先導して下げているということだ。ユーロは既に今年の夏の安値を割っているから、S&P500指数もそうなる可能性がある。 --- StockCharts.com 上のユーロ指数のチャートで分かるように、ユーロは重なるサポートレベルを割って、まさに急降下状態だ。具体的に崩れたサポートを挙げてみよう。 ・ 長期アップトレンドライン ・ 50週移動平均線 ・ ボリンジャーバンドの下限 ・ 200日移動平均線 ・ 心理的に重要なサポートになっていた140レベル (blog.afraidtotrade.com) (情報源:Dollar Breaks Out of Summer Range Stocks and Euro Fall Together as Correlation Coefficient Remains Positive $SPY $FXE Charting the Breakdown Levels to Watch in the Euro XEU)
月曜はレイバー・デーで連休になったアメリカだが、この週末だけでニューヨークでは48人の人たちが拳銃で撃たれた。こういう記事がある。 銃器発砲事件、上半期は24件 福岡で多発 今年1〜6月(上半期)に全国で発生した銃器発砲事件は24件(前年同期比3件増)だったことが1日、警察庁のまとめで分かった。警察は、うち17件(同7件増)が暴力団関係者によるものとみている。(Nikkei.comから抜粋) 連休で一日余分にあったとはいえ、たったの4日間でニューヨークでは日本の2倍に相当する発砲事件があったのだから、アメリカは物騒な国だと思われても仕方がない。 アメリカ国内における拳銃の売上が好調だ。MSNBCによると、今年の拳銃売上総数は史上最高の1500万を超えることが予想されている。 特に売上が好調なのはルガー(Sturm, Ruger & Co. Inc.)だ。株価の方は、オバマ大統領が就任して以来400%以上の伸びとなり、113%上昇の金を上回る優れた成績だ。CLキングのアナリスト、ジム・バレット氏によると、ルガーは素晴らしい新製品を揃え、隠し持つことのできる小型拳銃が特に優れているという。(オバマ大統領が就任してから銃器の売上が大きく伸びた原因の一つは、オバマ政権は銃器所持の規制を実施すると予想されたため。) 下はルガー(Sturm, Ruger & Co. Inc)のチャートだ。 オバマ氏が就任した時の株価は6ドル未満、そして今日現在の株価は31ドルを超えている。そして下は金のチャートだ。 オバマ氏が就任したとき金価格は1オンス856ドル。現在1オンス1873ドルで取引されている。 ただでさえ拳銃による犯罪が多いアメリカだが、こういう困った問題がある。CNNの報道によると、2009年以来1万6000を超える拳銃が製造業者の在庫から消えている。言い換えると、1万6000以上の拳銃には正式に販売されたという記録が無いため、その行方が全く分からない。「ショックなニュースです。銃器の製造業者たちは、人々の安全に全く関心がありません」、と銃規制を唱えるブレイディー・センターの責任者は語っている。 (情報源:銃器発砲事件、上半期は24件 福岡で多発 48 People Shot This Weekend in New York Why the gun industry secretly loves Obama) 米国株式市場 --- 予想どおりの反発ラリー展開( http://goo.gl/DCwxO)
借金取りから頻繁に電話がかかってくる、といった話を時々聞くことがあるが、バンク・オブ・アメリカに関するこういう記事がある。 夫が亡くなった翌日から、デボラ・クラブツリーさんのところへ、バンク・オブ・アメリカの住宅ローンサービスから電話が頻繁にかかってくるようになった。デボラさんの話によれば、電話の頻度は15分に一回。そして留守番電話には、正に嫌がらせとしか思えないような伝言が残されていることもあり、デボラさんは州の借金取り立て法に違反したとしてバンク・オブ・アメリカを訴えた。 バンク・オブ・アメリカがデボラさんに頻繁に電話をした理由は、亡くなったデボラさんの夫には、まだ支払いが残っている住宅ローンがあったためだ。夫が亡くなったばかりで、色々と整理しなければならないことがあるから、あと30日ほど待ってほしい。生命保険があるから、それでローンの残金を払うとデボラさんは説明したが、バンク・オブ・アメリカ側は直ぐに支払いがない場合は家を差し押さえるとデボラさんを脅したようだ。 ビジネスに思いやりを求めるのは間違いかもしれないが、たとえ亡くなった夫に借金があったとはいえ、亡くなった翌日から15分に一回の頻度で電話という話には呆れてしまう。金融危機の時、苦しい状況に陥ったバンク・オブ・アメリカを救ったのは、言うまでもなく米国民の税金だ。国民のお陰で助かったにもかかわらず、未亡人のところへ朝晩四六時中借金取りの電話というのだから、本当に呆れてしまう。 バンク・オブ・アメリカは詳細を語っていないので、銀行側にはどのような言い分があるかは分からない。しかし、デボラさんに頻繁な電話をかけた理由として、あらかじめコンピュータにプログラムされていたので、この頻繁な電話を止めることができなかったということだ。 デボラさんほど極端な例ではないが、CNNにはこんな記事が載っている。 母親が亡くなった二週間後、デニス・タウンリーさんは、母親が使っていたクレジットカード会社(ディスカバー・カード)から手紙を受け取った。この度は、まことにご愁傷様です。心からおくやみ申し上げます、という出だしで始まり、読み進んでいくと母親のクレジットカードにはまだ支払われていない残高があることが分かった。要するにディスカバー・カードが要求していることは、向こう6ヶ月間利子を0%にするから、デニスさんに残高を支払ってほしいということだった。(法的には、デニスさんが母親の残したクレジットカードの借金を支払う義務はないから、ディスカバー・カードはデニスさんに支払いの引継ぎのお願いしているわけだ。) ある日とつぜん銀行から電話をもらい、あなたのお父さんが残した借金を代わりに払ってくださいと言われたら、あなたは意外な知らせに戸惑うことだろう。ひょっとしたら、あなたの抱き続けてきた父親の良いイメージが、完全に崩れ去ることになるかもしれない。もしあなたが親であり、借金を残して死のうと思っているなら、高利貸しだけは避けたほうがよいだろう。 (情報源:Debt after death: Banks chase down mourners Bank Of America Called Grieving Widow "48 Times A Day")
・ 企業は様子見を決め込んだようだ。米国経済は完全に崩れてしまった、というような状況にはまだなっていないが、企業は社員の採用をもうしばらく見送ることだろう。 -- デイビッド・レスラー氏(Nomura Securities International Inc) ・ 雇用状況の悪化は人々の収入減を意味する。収入が減ると企業の売上が減り、売上が減少すると生産量を減らす必要がある。そして生産量が減ると雇用状況が更に悪化する。 -- ラクシュマン・アチュタン氏(Economic Cycle Research Institute) chartoftheday.comに、米国非農業部門雇用者数に関するこういうチャートが掲載されている。 二つあるので、先ず上の方から見てみよう。縦の灰色の線は景気後退期を示す。ジグザグにゆっくりと上昇しているのは非農業部門雇用者数を表し、まっすぐな右上がりの線は回帰直線になる。そして下の方のチャートは、非農業部門雇用者数が、どの程度回帰直線から離れているかがパーセントで示されている。chartoftheday.comはこう書いている。 8月の雇用者数は前月比横ばいとなった。チャートを見て分かるように、1961年から2001年までは雇用者数が順調に増え続けていた。2001年末から2007年末の経済回復期では、たしかに雇用者数は増えているが、回帰直線に触れることはできなかった。そして現在の経済回復期を見てみると、二つ目のチャートで分かるように、雇用者数は大きく下へ乖離してしまっている。 2四半期連続で経済成長がマイナスにならない限り、米国の景気後退を公式に発表することはできないわけだが、CNNの調べによると、8割の人たちが米国は既に不景気だと語っている。掲載されている読者の書き込みを、いくつか見てみよう。 ・ 米国経済が現在回復期にあるということは有りえない。周りを見れば廃業となった店、差し押さえになった住宅があまりに多すぎる。(Torchwoodさん) ・ アメリカは恐慌に襲われるような気がする。(Max Headroomさん) ・ 今日の雇用統計を見て、QE3(量的緩和第3弾)が来月中に発表されるだろう、と予想する専門家たちがいる。QE3は単にウォール街に恩恵を与えるだけだ。(Blueskylawさん) ・ 私の場合だが、失業後1週間以内に直ぐ面接試験に呼ばれた。しかし職は得ることができなかった。それから1カ月、2カ月と経ったが、どこからも電話はかかってこない。面接試験にありつくためには、少なくとも50社に履歴書を送る必要がある。これが現実だ。(brinksさん) (情報源:With zero jobs, recession risk just got worse Chart of the Day Employers Added No Jobs In August, Unemployment Still 9.1%)
去年の8月、ダグ・ケーシー氏(Casey Research)は、金を売るタイミングについてこう語っていました。 今は株に投資するタイミングではない。私が金を手放して株を買うのは、優良株の配当利回りが8%から10%になってからだ。実際に、いつ金を売って株を買うかは分からないが、雑誌の表紙が一つのタイミングになるだろう。例えば、タイム誌の表紙に、金の熊がニューヨーク証券取引所を破壊している絵が載ったら要注意だ。 そして今日、@kensangyunyuさんがツイッターでこんな記事を紹介しています。 黄金のプーさん 時事通信 8月31日(水)8時59分配信 ディズニーの人気キャラクター「くまのプーさん」の黄金の立像が香港のショッピングモールにお目見えした。純金製で、高さ約113センチ、重さは17キロ 純金17キロというのは驚きです。1オンスの金価格は1830ドル、そして1オンス(トロイオンス)は31グラムですから、このプーさんの値段は約100万3000ドルです。ケーシー氏の言うようなタイム誌の表紙ではないですが、やはり金を一旦利食うべきだと思いました。 金に対して強気な見方をしている投資アドバイザー、ラリー・エーデルソン氏は、こう語っています。 短期的に見た場合、金価格は下降修正となるだろう。主な理由は三つある。 ・現在の金はあまりにも買われすぎ。 ・ヨーロッパの混乱でユーロ崩壊の可能性があることから、ドルが底打ちとなって一時的に買われる。 ・一番目の理由に関連しているが、ここ11年間にわたって金は上昇してきたが、この間10%、20%といった大きな下げを経験したことがほとんどない。というわけで、そろそろ大きめな修正があってもおかしくない。 (エーデルソン氏は、金の一時的な下げは良い買いチャンスであり、最終的には1オンス5000ドルを超えると見ています。) 現在の金はあまりにも買われすぎ、とエーデルソン氏は述べていますが、ここで金に投資をしている上場投信の週足チャートを見てみましょう。 右端の方を見てください。赤い線で示しましたが、最近の金の上昇角度はかなり急ですから、このペースで上げを継続することは無理です。過去何度かあったように、20週移動平均線まで下げるのを待とうと思います。 (情報源: 黄金のプーさん @kensangyunyu Important, re: Gold!) 米国株式市場 -- 迫る買われすぎゾーン ( http://goo.gl/eshAj)
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