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「ラリー・コナーズ氏(「コナーズの短期売買入門」「魔術師リンダ・ラリーの短期売買入門」)の経営する、TradingMarkets.comでテクニカル・アナリストを務め、現在証券会社に勤務。訳書に、「スイングトレード入門 短期トレードを成功に導く最高のテクニック」(パンローリング)、そして電子書籍「トレード成功のヒント - 米国株式市場の習性と特徴」(パンローリング)がある。」
今日の単語:obsolete(時代遅れの、旧式の、もう使われていない、廃れた、陳腐な、陳腐化した) UBSのアナリストが、向こう12カ月間の金の目標価格を1750ドルから1050ドルに引き下げた。理由は金がobsoleteになってしまったからだ。 2012年終了までの3年間、量的緩和政策に対する保険として金が買われ、年間平均で金は17.4%の上昇となった。しかし今日、連銀は米国経済が下向きになる危険が無くなったという見方を明らかにし、今年中に量的緩和の縮小に踏み切る可能性が高くなった。投資家たちは、金の量的緩和政策に対する保険としての役目は終わった(obsolete)と判断し、金は敬遠されることになるだろう。-- ドミニク・シュナイダー氏(UBS) ここ一年間の金の動きを見てみよう。 明らかなダウントレンドだ。現在の価格は1オンス1228ドル80セントだから、去年9月の高値1790ドル30セントから31%も下げている。 金に対して弱気な見方をしているのは上記したUBSだけでなく、ゴールドマン・サックス、それにモルガン・スタンレーも目標価格を引き下げている。大手金融機関のアナリストが金を避けろ、と警報を出しているのだから、その意見に従う個人投資家はかなり多いことだろう。 上のチャートは、6月25日時点における個人投資家たちの金に対する強気センチメントだ。円で囲った部分に注目してほしい。29.37%という極めて低いレベルに落ち込み、投資家たちは正に降参といった状態だ。 アナリストも弱気、個人投資家も弱気ということで両者の意見が一致している。ここで疑問になることは、皆が皆弱気なのだから、ほとんどの人たちは金を売ってしまったのではないだろうか?言い換えると、そろそろ金は買いチャンスではないだろうか?今朝のブログで、J.C.パレッツ氏はこう書いている。 下は金(先物)の週足チャートだ。 見てのとおり、4月の急落に続き、金は三角形の底辺を割った。ここが底だろうか?その可能性があるかもしれないが、私にはここが底だとは思えない。2008年の安値から線を引いてフィボナッチの値戻しレベルを入れると、1150ドル台が61.8%の値戻しレベルになる。更に1150ドル台は、2011年から2013年の長期にかけて形成された天井を考慮して計算した下げ目標値とも一致するから、買い出動するなら1150ドル台だと思う。 (参照した記事:UBS Says QE's End May Render Gold 'Obsolete' Morgan Stanley to Goldman Cut Gold Forecasts on Fed Outlook If this is the Gold Bottom, it’s Totally Random)
約5分の動画です。 下をクリックしてアクセスしてください。 http://www.youtube.com/watch?v=OO-EmDdSmcw
ツイートだけから判断すると、今日のマーケットの大幅下落は「バーナンキFRB議長が悪い」、ということになります。既に報道されているように、昨日の記者会見でバーナンキ氏は量的緩和縮小は年内に実施することが適切という見方を表明しただけでなく、証券購入は来年中に終了させたいという考えも述べ、投資家たちは超低金利政策は確実に終わったと判断しました。 ここで思い出したのは、5月29日のUSA TODAYの第一面です。 Bull run gets solid footing、という大きな見出しですが、これは「ブルマーケットは極めて堅固である」、といった意味になります。「新聞の見出しは良い逆指標になる」、というのが通念ですから、この日は「マーケットは天井だ」のツイートで溢れました。 下はダウ指数の日足チャートです。 Aが5月29日、記事が発表された日になります。更に言えば、この日はダウ指数が史上最高値を記録した翌日です。特に今日の下げが厳しかっただけに、USA TODAYの記事は、正に逆指標の名にふさわしい絶妙なタイミングで発表されたとしか言いようがありません。 今日の大幅下落で気になることをいくつかあげてみたいと思います。 先ず、今日のローソク足は、50日移動平均線(1)を決定的に割っています。多くの人たちは、50日移動平均線割れは売りシグナルと解釈していますから、このブレイクダウンで空売りを考える人が急増したことでしょう。 サポートライン(2)も崩れています。特にBの安値を割ったことで、AB=CDのパターンが形成されそうな様相となっています。このまま下落が続くと、目標値のDには、あと160ポイントほどで到着です。更に、Bの安値割れでダウ指数は一段低い安値を記録し、短期トレンドが上げから下げに変わっています。 もう一つ注意したいのは、いったん崩れたサポートはレジスタンスになる可能性があるということです。ですから、もしマーケットが反発して2まで戻ると、そこには売り手が待っていることが十分に考えられます。 もちろん、今日の下げで次の買いチャンスが近くなった、という意見もあります。 上のチャートには、米国株式市場で取り引きされている株の何パーセントが40日移動平均線より上にあるかが示されています。注目は円で囲った二つの部分です。両方に共通しているのは20%割れであり、その時マーケットは底の形成中でした。言い換えると、両方とも良い買い場になったということです。 矢印を入れましたが、今日の数値は21%です。そろそろ20%を割りそうな状態ですから、買い準備をしている人もいることでしょう。参考までに記すと、一番左の円では16.31%で底打ちとなり、二番目の円では17.34%で底打ちです。
5分ほどの動画です。 下記をクリックしてアクセスしてください。 http://youtu.be/egfLHedxjBw
今朝のツイートで面白いと思ったのはこれです。 ライアン・デトリック氏は、シェイファーズ・インベストメント・リサーチのストラテジストです。「今日、TLTのMACDのヒストグラムが0を超えた。3月19日に同様なことが起き、TLTの価格は素早く117から122.8へ上昇した」、という意味になります。TLTというのは米国の長期国債に投資しているETFのことで、下が日足チャートです(金曜のマーケット終了1時間半前時点)。 1で分かるように、MACDのヒストグラムは0ラインを越えて、確かにプラスに転換しています。それに、MACDはシグナルラインをクロスして(2)買いシグナルも出ています。 3は同様なことが起きたという3月19日です。ヒストグラムはプラスに変わり(4)、そしてゴールデン・クロス(5)の買いシグナルも見えます。 もう一つ指摘したいのはダイバージェンスです。二本の矢印を見てください。ETFの価格は下げ方向ですが、MACDのヒストグラムは既に上昇が始まり、底が形成されている可能性が示されています。 TLTが下落する局面では国債の利回りが上昇し、その反対にTLTが上昇する局面では国債の利回りが下がります。下は、米長期国債の利回りを示すチャートです。 ヒストグラムはプラスで推移していましたが、今日マイナスに転落です(1)。MACDはシグナルラインを上から下へクロスして、売りシグナルが出ています(2)。 3は3月19日です。MACDのヒストグラムは0ラインを割り(4)、デッドクロスの売りシグナルも発せられています(5)。 矢印を見てください。ダイバージェンスが起きています。ETF価格の上昇とは反対にヒストグラムは下げ始め、天井が形成されている可能性が示唆されています。 ということで、上二つのチャートから判断できることは、米長期国債には現在買いシグナルが点滅し、更に上昇が続いていた利回りは下げに転じるということです。言い換えると、短期的には国債ラリーが起きそうな様相です。 では、もしここから長期国債(TLT)が買われた場合、どのあたりまで上昇するでしょうか。下は週足チャートです。 見てのとおり、下降するチャンネル内での動きが続いています。下辺がサポートになり、今週のローソク足(一番右)は陽線です。ここから反発ラリーが開始されると、ご察しのとおり、目標はチャンネルの上限です。しかし、下降するチャンネルですから、前回の高値を突破するのは無理そうです。 もちろん、上限に達すると、それは売りシグナルですから国債が売られることになります。そして売られた場合は、下降するチャンネルの下辺が目標値ですから、国債価格は今回の安値を割ることになります。言い換えると、国債利回りは今日のレベルより高くなるわけです。 国債の利回りについて、ジム・オニール氏(前ゴールドマン・サックス・アセット・マネージメント会長)は、こう述べています。 国債利回りの正常化ということを考えると、米国債(10年物)は現行の約2.2%から4%台へ上昇することになるだろう。これが意味することは、長期間に渡って続いた国債への投資熱が冷え込み、株が見直されるということだ。 (参照した記事:デトリック氏のツイート JIM O'NEILL: We Could See A Bond Crash)
約5分の動画です。 下記をクリックしてアクセスしてください。 http://youtu.be/wbxx-liqQ7U
金曜に発表された米国5月の非農業部門就業者数は、予想されていた16.9万人増を上回る17.5万人増という結果だった。景気回復は引き続き順調に進んでいる、ということになるらしいのだが、いったいどんな仕事が増えているのだろうか。 増加が目立ったのはレストラン(+38,100人)、小売業(+27,700人)、一時雇用(+35,600人)の3分野になり、それらを合計すると5月の雇用増加の半分以上となる。これらの業種は一般的に給料が低く、このような仕事が増えているということは労働市場が弱いということだ。もちろん、どんな時代にも給料の低い仕事は存在する。しかし労働市場が強い状態なら、人々は給料の安い仕事を避ける。 -- ディーン・ベイカー氏(経済ポリシー・リサーチ・センター) こういう内容の記事も多い。 今回の雇用統計には好材料も含まれている。例えば、失業率は前回の7.5%から7.6%に上昇しているから、心配されている量的緩和の早期終了の可能性が無くなった。 極めて簡単に今日のアメリカの世論をまとめると、「景気の回復が順調に進んでいるのは良いことだが、まだ強さが見られない。出口模索などしないで、量的緩和策は現状どおり続けるべきだ」、ということになる。 もちろん、こういう少数意見もある。 自分たちの言っていることが分かっていない。失業率が上昇したから、これで現状どおり量的緩和策が継続されそうだというのが、なぜ好材料なのだろうか。これは失業率の上昇を喜んでいるのと同じであり、失業者数が更に増えることを望む態度にも見える。 -- ジョシュア・ブラウン氏(投資アドバイザー) 失業率が深刻なのは若い世代だ。 特に16歳から24歳までの黒人の失業率が高い。5月の失業率は28.2%となり、4月の24.9%を上回った。(Forbes誌) これと対照的なのが55歳から69歳までの人たちだ。 順調に株価は上昇中といった様相だが、このチャートには55歳から69歳までの人たちの雇用レベルが示され、中高齢労働者数が年々増えている。若い世代が仕事が見つからないのは高齢者が悪い、と単純に結論する人もいるが、見方を変えれば今日のアメリカ社会では、50代で退職するのは夢のような話であり、そんな年代で仕事を辞めたら食べていけないということが示唆されている。 zerohedge.comには、もう一つこういうチャートがある。 就業者数の増加状況が示されている。黒い線は55歳以上の人たち、そして赤い線は54歳以下の人たちの様子だ。見てのとおり、黒い線は上昇しているが、赤い線は0未満で推移している。明らかに、米国労働市場は高齢化し、若い世代は職探しに苦労しているようだ。 (参照した記事:The Unemployment News Is Worse For Many Waiter and waitress nation: The May payrolls report shows the US creating jobs, just not many good ones Number Of Older Workers (55 And Over) Rises To New Record High)
ドル円が瞬時96円を割り急激な円高になっている。ツイッターは、こんなツイートでいっぱいだ。 「ドル円は無茶苦茶だ!」 そしてビジネス・インサイダーは、さっそくこんな見出しの記事を掲載している。 ABEGEDDON: Yen Surging, As Markets Violently Turn Against Japan アベゲドン: マーケットは猛烈に日本へ敵対、円急上昇 アベゲドンはアルマゲドン(ハルマゲドン)をもじったものであり、アルマゲドンは世界の終末における最終的な決戦の地だ。アルマゲドンと世界破滅は同義語として解釈されているから、アベゲドンはアベノミクスの失敗を意味し、更に日本経済の破滅を匂わせる言葉だ。(記事を読んでみたが、威勢が良かったのはタイトルだけで内容は無に等しかった。) 株や為替、先物をやる人たちは毎朝ニュースに目を通すのが習慣だ。 つまらない質問かもしれないが、なぜニュースなど読むのだろうか?読んだら儲けることができるのだろうか? 4月12日のThe Gurdianで、ロルフ・ドベリ氏はこんなことを書いている。 過去1年間を振り返った場合、あなたの重要な問題解決に役立つニュースは一つでもあっただろうか?必要以上の糖分摂取は体に悪い。私たちは、糖分が体に与える影響は理解していても、ニュースが私たちに与える悪影響がよく分かっていない。 たしかに考えてみれば、生活に役立つニュースは少ないと思う。午後から雨になりますという予報なら傘を持って出勤できるが、昨夜11時サンフランシスコで微震がありましたという報道なら、ああそうですかで話は終わりだ。もちろん、娯楽を求めてニュースを読む人もいるから、全てのニュースが無益という訳ではない。しかし、何故ニュースは私たちに悪影響となるのだろうか。ドベリ氏はいくつかの例を挙げているが、最初に記されているのがこれだ。 ・ ニュースは的外れな情報である: 橋が崩れて、車が橋と共に転落するという事故があった。レポーターは車に乗っていた人だけに焦点を合わせ、なぜ橋は崩れたのかという肝心な橋の構造に関する報道は全く無かった。 先ほどのニュースに戻ろう。 「アベゲドン: マーケットは猛烈に日本へ敵対、円急上昇」 正に的外れの好見本タイトルだ。人目を引くという目的を達成していることは認めるが、あまりに感情的であり、日本を嘲笑っているような雰囲気もある。言うまでもなく、アベノミクスは破滅の運命にあるアベゲドンであると結論するのは現時点では不可能であり、マーケットは日本へ敵対するために円高を引き起こしている訳ではない。 ドベリ氏は、更にこう書いている。 もし情報の量が社会での成功を決めるなら、ジャーナリストたちがピラミッドの頂点に立っている筈だ。しかし現実はそうではない。 (参照した記事:ABEGEDDON: Yen Surging, As Markets Violently Turn Against Japan News is bad for you – and giving up reading it will make you happier)
今日の言葉: 認知的不協和(cognitive dissonance) 私たちが投資の失敗から学べないのは、認知的不協和が大きな原因の一つになっている、とモーガン・ハウセル氏は言う。氏の話を私流に解釈したものが下だ。 タバコは体に悪い。しかし、食後の一服はやめる訳にはいかない。このように、理屈に合わない考え方が認知的不協和だ。体に悪いと思いながらタバコを吸うのは精神衛生によくない。そこで、認知的不協和を無くし、理屈に合った考え方をすると、タバコを吸う罪悪感が消える。例を挙げよう。今日はストレスがたまる一日だった。ストレス解消にはタバコが効果的だ。よし、外へ行ってタバコを吸おう。 株投資でも同様なことが起きる。この株は第2のアップルになる可能性があるから絶対に買いだ、と友人から勧められ、あなたは早速1000株買った。しかし、株価は3%、5%、9%と下げ始め、そろそろ損切ったほうが無難な状況になるのだが、あなたはこう決心する。第2のアップルになることを期待して買った株だ。じっくりと長期保有することにしよう。 なるほど、なるほど、そう言われてみれば確かにそうだ。私たちが株投資の失敗から学べないのは、「失敗した」という最も肝心な事実を認めることができないからだ。更に悪いことは、私たちは自分の行動を正当化する理由を作り上げ、損の出ているポジションを持ち続けてしまう。 カウンセラーをやっている知人がいる。彼の話によれば、アルコール依存症の人は、自分がアルコール依存症であるという事実をなかなか認めることができない。「たしかに毎晩飲んでいるが、これは顧客接待が目的であり、朝から晩まで飲んでいる訳ではない。」「飲むのは金、土、日の週末だけだ。仕事のある日は飲んでいない。」と言い訳ばかりが多く、最初から素直に自分のアルコール依存を認める人は極めて少ないようだ。 あまりにも当たり前なことなのだが、失敗を繰り返さないためには、先ず自分が失敗したという事実を認める必要がある。アルコール依存症の人なら、自分はアル中だという事実を認めること。これが出来ない限り、酒を断つことは不可能だ。 株投資の場合、自分の失敗を認めることは、損の出ているポジションをさっさと切り捨てることを意味する。口で言うのは簡単だが、この損切りを素早く行うのは中々難しい。 どうしたら、うまく損切りを実行することができるだろうか。社会心理学者のハイディ・ハルボーソン氏は、こんな例を挙げている。 いつまでたっても、彼はプロポーズしてくれない。いらいらしたあなたは、新しいヘアスタイル、新しいドレス、そして居間の家具も彼の好みに合わせて買い替えた。しかし、その努力は報われることなく、一向にプロポーズしてくれる気配は無い。彼には最初から結婚する気はないのだから、さっさと別れなさい、というアドバイスも受けたが、あなたは今日も彼と交際している。なぜなら、ここで別れてしまったら、今までの努力が全て無駄になってしまうからだ。 この話を株投資にあてはめると、プロポーズしてくれない彼は、思惑に反して下落する持ち株だ。正しい処置は、さっさと損切ることだが、そんなことをしては今までの努力が無駄になり、大切な資金の一部を失ってしまう。 ハルボーソン氏は、「私たちは失う物に焦点を合わせすぎるため、絶望的な現状と決別することができない。重要なことは自分のゴール、目標に焦点を合わせること。それができるようになれば、途中で起きる間違い、失敗を受け入れることが可能になる」、と語っている。 (参照した記事:Why You Never Learn From Your Investment Mistakes How to Cut Your Losses When It’s Not Working)
5月23日の7.3%の大幅下落からちょうど一週間後、日経平均は5.2%の下げとなった。アベノミクスのパーティーは永久に続かないという二度目の警報だ。(マーケットビート) 私の悪い癖だが、こういう記事を読むとどうしても勘ぐってしまう。日本人だからそう思ってしまうのか、あるいは考え過ぎ、それとも単なる偏見かもしれないが、記者は「アベノミクスのパーティーは永久に続かない」と書いているけれども、本当に言いたかったことは「アベノミクスは失敗する」ということではないだろうか。 悪い癖が出たついでに、グーグルにアクセスして、「アベノミクスは失敗する」で検索してみた。 ・東証暴落で中国紙が「アベノミクス失敗の前兆」と報じる 「長続きしない宣告」とも(産経ニュース) ・アベノミクスは失敗している。(中嶋 よしふみ) - 個人 - Yahoo!ニュース ・株価下落はアベノミクスの失敗か - Astand - 朝日新聞デジタル ・韓国「アベノミクスが失敗しても成功しても、もう韓国はダメっぽい ... - きま速 もちろん、「アベノミクスは成功する」でも検索した。 ・アベノミクス成功の秘訣は成功するまでやること=甘利経済再生相(ロイター) ・クルーグマン先生「アベノミクスは成功する。それは世界の経済担当者が ... ・「アベノミクスは成功するのか、失敗するのか」 - Yahoo!知恵袋 ・円安に成功したアベノミクス 次はアジア自由貿易 :日本経済新聞 - Nikkei 安倍晋三氏が内閣総理大臣に就任したのは2012年の12月26日だ。まだ半年も経っていないのに、現時点でアベノミクスが失敗した、成功したと結論するのは早急すぎると思う。 東証暴落は、アベノミクス失敗の前兆という見方にも賛成できない。投資家たちは、アベノミクス失敗の可能性が理由で株を手放したのだろうか。もちろん、それが理由で売った人もいたことだろうが、決定的な原因は急落するマーケットを見て株を保有し続けることが怖くなったからだ。 かなり前に読んだブログだが、1987年、89年、2000年の暴落が起きたとき、あるネットワークのレポーターが個人投資家たちに「なぜ持ち株を売ったのですか」、と質問したことがあった。ほとんどの人たちの回答は「株価が下げているから」というものであり、誰ひとりとして政治や経済を売り原因に挙げることはなかった。 マーケットは5%を超える下げとなった、という事実はニュースになるが、人々はなぜ下げたのかということが知りたくなる。 「投資家たちはアベノミクスの行方に不安を感じ始め、これが今回の売りにつながった。要するに今回の暴落は大衆のアベノミクスに対する不安を表すだけなく、アベノミクス失敗の前兆と判断することもできる」などと説明されると、そうかもしれないと思ってしまう人もいることだろう。 リットホルツ氏がこんなことを言っていた。「毎日マーケットが終了した後、なぜ今日のマーケットがこういう展開になったかを多くの専門家たちが説明する。もちろん、それらは意見であり、もっともらしい後講釈だ。」 (参照したサイト:Nikkei Takes Another Big Plunge )
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