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優利加

2003年8月から個人投資家に株式トレード技術の指導をする「優利加塾」を開講。2007年4月から准教授として大学及び大学院にて「数理ファイナンス」、「金融工学」、「ファイナンス概論」、「経営財務」などの科目を講義する一方、学部生及び大学院生の「演習(ゼミ)」の指導も行っている。モットーは「自他共楽」と生涯現役の株式トレード。著書の『 生涯現役の株式トレード技術』は、2006年2月出版以来、続々と感動の声が殺到。 ブルベア大賞2006 大賞を受賞。

「生涯現役のトレード日記」

上値の重さを暗示

02月29日
昨日の米国株は上昇した(DJIA +23.61 @13,005.12, NASDAQ +20.60 @2,986.76)。本日の日本株全般は続伸して始まったが、その後失速して陰線となる銘柄が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が479に対して、下落銘柄数は1,069となった。騰落レシオは128.93%へ急低下したが、それでもまだ高値警戒水準だ。東証1部の売買代金は1兆5850億円。

TOPIXも日経平均も上放れて始まったが、後場に入るとドル円相場が円高方向へ逆戻りし始め、どちらも反落し始めて陰線で終えた。TOPIXは被せ線、日経平均は長い上ひげを引いた出合い線となり、上値の重さを暗示している。

TOPIX -3 @835
日経平均 +1円 @9,723円
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切り込み線で終え、明確に下げ渋りを見せた

02月28日
昨日の米国株は高安まちまちだった(DJIA -1.44 @12,981.51, NASDAQ +2.41 @2,966.16)。本日の日本株全般は反落して始まったが、切り返し陽線で終える銘柄が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が935に対して、下落銘柄数は589となった。騰落レシオは139.92%。東証1部の売買代金は1兆4741億円。注目されていた東証2部指数は昨日まで30連騰したが、本日は反落し、記録更新は止まった。今までは円安傾向を背景に自動車など円安でメリットを受ける輸出関連銘柄が上げていたが、本日はゲームや通信、銀行、証券、保険など内需関連銘柄が強かった。

TOPIXも日経平均も下放れて始まったが、その後切り返し陽線で終えた。どちらも切り込み線で終え、明確な下げ渋りを見せた。買い意欲が減退していない。だが、適度な休みなしにいつまで続くか?

TOPIX +3 @838
日経平均 +89円 @9,722円

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そろそろエネルギー切れか?

02月27日
先週金曜日の米国株は高安まちまちとなった(DJIA -1.74 @12,982.95, NASDAQ +6.77 @2,963.75)。本日の日本株全般は続伸して始まったものの、円安方向への動きが一段落して止まると、失速し始めた。東証1部では、上昇銘柄数が793に対して、下落銘柄数は730となった。騰落レシオは135.62%へやや低下した。東証1部の売買代金は1兆4621億円。

TOPIXも日経平均も上放れて始まったが陰線で終え、どちらもほぼ「出合い線」となり、現在のトレンドの亀裂を暗示している。円安といっても高々80円台のドル円為替レートを主な材料としてここまで続伸してきたが、そろそろエネルギー切れか?

TOPIX +1 @835
日経平均 -14円 @9,633円
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円安の神通力の賞味期限はあとどれくらい続くか?

02月24日
昨日の米国株は反発した(DJIA +46.02 @12,984.62, NASDAQ +23.81 @2,956.98)。円安傾向の為替レートを材料に本日の日本株全般は続伸する銘柄が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が871に対して、下落銘柄数は646となった。騰落レシオは137.99%へやや低下した。140%台を続けるには相当な買いエネルギーが必要だ。東証1部の売買代金は1兆4811億円。

TOPIXも日経平均も陽線で続伸した。高値圏での赤三兵となった。円安の神通力の賞味期限はあとどれくらい続くか?

TOPIX +5 @834
日経平均 +52 @9,647

最近は円安を好材料に輸出関連銘柄を主軸に株価が上がっている。株価は上がるからさらに上がると勘違いしている人も少なくないが、この考え方は短期的な動きにしか当てはまらないし(一旦動き始めるとその方向へ際限なく動くことになってしまう)、株価の水準を説明できるものでもない(トヨタ自動車の株が何故3千円前後で推移しており3万円台や300円台にならないのか説明できない。同様にここ数年、日経平均が何故1万円前後で推水しており、10万円台や千円台にならいないのかも説明できない)。

他方、株価決定理論やモデルは多数あるが、その中で一番シンプルなものに定率成長モデルがある。このモデルでは、株価は一株当たり利益の今期や来期のEPS(FCFEの代理変数)の期待値、さらにEPSのその後の期待成長率(g)、株主がその銘柄に期待する配当及びキャピタルゲインを考慮に入れた期待収益率(r)の3つの要素で決定される。為替レートや金利、マネーサプライ、欧州債務危機など森羅万象あらゆることの変動がこの3つの変数の期待値を変動させるため、株価はその変動を先取りして織り込み、上げたり下げたりする。また、株価の変動自体がマクロ経済の動きを加速すること期待させ、それがさらに株価の動きを加速するという経路もある。
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振り子のように振り切るまで片方向振れるのも相場

02月23日
昨日の米国株は小幅下落した(DJIA -27.02 @12,938.67, NASDAQ -15.40 @2,933.17)。しかし、本日の日本株全般は続伸した。日銀の金融緩和による内外金利差の縮小や日本の経常収支の黒字額の減少傾向、さらにギリシャの債務不履行の回避観測などを背景に、質への逃避により円に集まっていた資金が逆流し始めて円安傾向となっていることが材料視されている。東証1部では上昇銘柄数が1,073に対して、下落銘柄数は456となった。騰落レシオは143.72%へさらに上昇した。東証1部の売買代金は1兆4229億円と増加してきている。また、注目されている東証2部指数は28日連騰となり記録を更新した。そんなに日本企業の業績見通しはバラ色なのかと揶揄したくなるような過熱ぶりだが、上げでも下げでも振り子のように振り切るまで片方向振れるのも相場だから仕方ない。私は昨日に売るべき玉は売りきったのでしばらく静観だ。

TOPIXも日経平均も陽線で続伸した。累積出来高が薄い価格帯に入っており、戻り売り狙いのしこり玉が少ないので、上げやすいのだろう。どこまで伸びるのか見ものだが、私は少し早目かもしれないがチキンレースから降りた。

TOPIX +4 @829
日経平均 +41円 @9,595円
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短期的な過熱感などものともしないようである

02月22日
昨日の米国株は高安まちまちとなった(DJIA +15.82 @12,965.69, NASDAQ -3.21 @2,948.57)。円・ドル為替レートが80円台まで円安となったことを好感して、本日の日本株全般は反発した。東証1部では、上昇銘柄数が1,492に対して、下落銘柄数は123となり、ほぼ全面高となった。騰落レシオは141.07%まで上昇した。また、東証2部指数は27日続伸し、記録を更新した。東証1部の売買代金は1兆4151億円。

円安を好感してTOPIXも日経平均も反発した。短期的な過熱感などものともしないようである。しかし、いつまでも上げ続ける相場はない。チキンレースに最後まで付き合うのは得策ではない。

TOPIX +9 @825
日経平均 +91円 @9,554円
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短期的な過熱感が台頭して、小幅反落

02月21日
昨日の米国株式市場はプレジデンツ・デイの祝日のため休場だった。欧州株式市場は堅調だった。本日の日本株全般は高安まちまちとなった。東証1部では、上昇銘柄数が814に対して、下落銘柄数は680となった。騰落レシオは133.65%。東証1部の売買代金は1兆3022億円。大形の輸出関連株から内需関連の中小型株へ物色の矛先が循環している。

TOPIXも日経平均も短期的な過熱感が台頭して、小幅反落した。しかし、下げ渋った。過剰流動性を背景にリスクマネーが増大し、世界中の株式市場だけでなく、商品市場にもお金が流れ込んで価格を押し上げている。行きすぎると必ずその大きな反動が来ることになると歴史は教えているが、ビスマルクの言う「賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ」の「愚者」が市場参加者の大半なのだろう。

TOPIX -3 @816
日経平均 -22円 @9,463円

ギリシャの債務問題があたかも解決したかのような雰囲気だが、ギリシャの議会が国民に忍耐を求める緊縮財政法案を通しても、果たして国民が受け入れるのだろうか?

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最近の急ピッチの上げに対する警戒感が台頭

02月20日
先週金曜日の米国株は高安まちまちとなった(DJIA +45.79 @12,949.87, NASDAQ -8.07 @2,951.78)。為替レートが一時80円台まで円安方向へ動いたことや、中国の預金準備率の引き下げなどを好感して、本日の日本株全般は続伸した。東証1部では、上昇銘柄数が901に対して、下落銘柄数は620となった。騰落レシオは136.21%へ上昇した。東証1部の売買代金は1兆3840億円。

TOPIXも日経平均も上放れて始まったが、陰線で終えた。最近の急ピッチの上げに対する警戒感が台頭してきた。適度な調整がないと上昇トレンド継続は難しくなる。

TOPIX +9 @819
日経平均 +101円 @9,485円
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本日で上方新値14本目

02月17日
昨日の米国株は大幅反発した(DJIA +123.13 @12,904.08, NASDAQ +44.02 @2,959.85)。ドル円為替レートが79円台まで円安になったこともあり、本日の日本株全般は強かった。東証1部では、上昇銘柄数が1,083に対して、下落銘柄数は437となった。騰落レシオは130.24%。東証1部の売買代金は1兆5272億円。

TOPIXも日経平均も大きく上放れて始まったが、結局、上ひげを引いた実体部分が非常に短いトウバに近いローソク足で終えた。本日で上方新値14本目となり、当面の高値に届いた可能性が高い。しこり玉が少ない価格帯なのでやれやれの売りは少ないだろうが、しばらく調整しないとさらに上を目指すのはエネルギーが枯渇して難しくなると見る。為替相場がさらに円安方向へ動けば上値を追うだろうが、逆に円高方向へ戻れば、失速するだろう。いずれにせよ短期的な過熱感は否定できない。

TOPIX +10 @810
日経平均 +146円 @9,384円
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日経平均の上方新値を数えると昨日で13本

02月16日
昨日の米国株は反落した(DJIA -97.33 @12,780.95, NASDAQ -16.00 @2,915.83)。しかし、本日の日本株全般は値下がり銘柄数の方が圧倒的に多いが、意外に粘り強い印象を受けた。東証1部では、上昇銘柄数が442に対して、下落銘柄数は1,108となった。騰落レシオは132.21%へさらに上昇した。東証1部の売買代金は1兆3835億円。

米国株の反落にも拘わらず、TOPIXも日経平均も僅かに小幅反落しただけだった。どちらも上ひげ付きのはらみ線となった。日銀の量的金融緩和政策が少しは効果が出ていて、流動性相場となっているようだ。しかし、日経平均は殆どはらみ寄せ線となったので、当面の高値に届いた可能性が高くなった。11月25日安値を起点として日経平均の上方新値を数えると昨日で13本となっている。今後は今期ではなく、2013年3月期の業績見通しに市場の関心が集まっていくことになる。

TOPIX -2 @800
日経平均 -22円 @9,238円


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出来高が急増しながら高値圏で大幅上昇すると

02月15日
昨日の米国株は小幅高となった(DJIA +4.24 @12,878.28, NASDAQ +0.44 @2,931.83)。為替レートが円安方向へさらに動いたことで、本日の日本株全般は大幅高となった。東証1部では、上昇銘柄数が1.149に対して、下落銘柄数は390となった。騰落レシオは130.79%へ上昇した。東証1部の売買代金は1兆6689億円へさらに増加した。海運、不動産、証券をはじめとして多くの業種が大きく上昇した。

TOPIXも日経平均も長大陽線で続伸した。出来高も急増した。高値警戒感が漂う中での大幅続伸である。買い玉の売り場探しをするのは当然として、問題は新規で買い出動すべきかどうかということだ。出来高が急増しながら高値圏で大幅上昇すると、後に続いて高値を買い上がる人が急減するので、その後まもなく失速し易いので注意したい。

TOPIX +16 @802
日経平均 +208円 @9,260円
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高値警戒感との綱引きとなりそうだ

02月14日
昨日の米国株は反発した(DJIA +72.81 @12,874.04, NASDAQ +27.51 @2,931.39)。ギリシャ議会が緊縮財政政策を可決したことを好感した。その後、S&Pに続いてムーディーズも欧州6カ国の国債の格付けを引き下げたことで、本日の日本株全般は小安く始まった。しかし、日銀がさらなる量的金融緩和政策を発表すると、為替相場が円安方向へ動き、日本株全般は反発して終えた。東証1部では、上昇銘柄数が1,205に対して、下落銘柄数は323となった。騰落レシオは127.28%へ上昇した。東証1部の売買代金は1兆1555億円。騰落レシオが130%へ近づいているので短期的な過熱警戒感がある。

TOPIXも日経平均も陽線で高値を更新したが、高値警戒感との綱引きとなりそうだ。

TOPIX +5 @786
日経平均 +53円 @9,052円
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上へ放れるのか反落するのか微妙な動きとなっている

02月13日
先週金曜日の米国株は反落した(DJIA -89.23 @12,801.23, NASDAQ -23.35 @2,903.88)。先週金曜日の日本株の反落はこの米国株の反落を先取りしていた感があり、ギリシャ政府が緊縮財政政策を可決したことを好感したこともあり、本日の日本株全般は上げる銘柄が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が916に対して、下落銘柄数は592となった。騰落レシオは124.18%へ上昇した。東証1部の売買代金は1兆378億円。

TOPIXも日経平均も陽線で反発したが、終値で金曜日のザラバ高値を超えることはできなかった。TOPIXは入り首線、日経平均ははらみ線となった。上へ放れるのか、反対に反落するのか微妙な動きとなっている。

TOPIX +2 @781
日経平均 +52円 @8,999円
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利食い売りが優勢になり易い局面

02月10日
昨日の米国株は小幅続伸した(DJIA +6.51 @12,890.46, NASDAQ +11.37 @2,927.23)。本日の日本株全般は利益確定売りに押されたようで、反落した。東証1部では、上昇銘柄数が443に対して、下落銘柄数は1,099となった。騰落レシオは117.04%となった。東証1部の売買代金は1兆2819億円。

TOPIXも日経平均も長めの陰線で終わり、包み線となった。上方新値10本〜11本上げてきただけに当面の高値警戒感から利食い売りが優勢になり易い局面だ。

TOPIX -5 @779
日経平均 -55円 @8,947円

≪東証1部全銘柄の指標≫

連結 前期基準 予想
純資産倍率 0.98倍 --
株価収益率 16.53倍 19.46倍
株式益回り 6.04% 5.13%
配当利回り 2.10% 2.11%
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高値圏でのはらみ寄せ線

02月09日
昨日の米国株は小幅高となった(DJIA +5.75 @12,8883.95, NASDAQ +11.78 @2,915.86)。本日の日本株全般は高安まちまちとなった。東証1部では、上昇銘柄数が754に対して、下落銘柄数は767となった。騰落レシオは116.58%。東証1部の売買代金は1兆3320億円。投資主体別売買動向で見ると、外国人の買い越し額が増加してきた。米国株や欧州株に比べて日本株の出遅れ感が強いことも一因だろう。

TOPIXは続伸し下ひげを引いた陽線で終わり、今回の戻り高値を更新した。上方新値11本となった。しかし、日経平均は上下にひげを引いたほぼ寄引同事線で、昨日のローソク足と併せるとはらみ寄せ線となった。高値圏でのはらみ寄せ線は反落のシグナルとされるが、必ずそうなるわけではない。はっきり言えることは、適度に押し目を入れないと上昇は長くは続かないということである。

TOPIX +2 @784
日経平均 -13円 @9,002円
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上方新値10本まで上げてきた

02月08日
昨日の米国株は上昇した(DJIA +33.07 @12,878.20, NASDAQ +2.09 @2,904.08)。これを好感し、本日の日本株全般も続伸した。東証1部では、上昇銘柄数が1,281に対して、下落銘柄数は290となった。騰落レシオは125.0%。東証1部の売買代金は1兆3207億円となり、漸増していることは良い兆候である。米国株高だけでなく、アジア株も上昇し、さらに為替は円安方向へ動いた。

TOPIXも日経平均も上放れて始まり陽線で終えた。どちらも1月16日を起点として上方新値10本まで上げてきた。自律リズムによる上げ下げの目途を10本程度と見ているが、勢いがあるときは13,14本くらいまで動くことも珍しくない。海外株式市況次第だが、後数本の上値余地は残っている。TOPIXは昨年10月31日の戻り高値(@779)を上抜けたが、日経平均は同日の戻り高値(@9,152円)にはまだ届いていない。

TOPIX +10 @782
日経平均 +98円 @9,015円

ギリシャの債務問題から始まった欧州債務危機は溢れるばかりの流動性を供給することで何とか巨大な信用不安の連鎖となることを食い止めてきた。しかし、これは対処療法であり単に「時間」を買っているにすぎず、構造的な問題を解決しない限り、また不安が台頭する運命にある。
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日経平均ベースの予想EPSは460円まで下げてきた

02月07日
昨日の米国株は小幅反落となった(DJIA -17.10 @12,845.13, NASDAQ -3.67 @2,901.99)。これを受けて本日の日本株全般も高安まちまちとなった。東証1部では、上昇銘柄数が770に対して、下落銘柄数は736となった。騰落レシオは125.66%。東証1部の売買大代金は1兆1150億円。バルチック海運指数の反発を材料に商船三井をはじめとして海運株全般は強かった。

TOPIXは短陽線で小幅反発したが、日経平均は短陽線だが小幅反落した。小休止なのか、押し目へ向かうのか?

TOPIX +3 @772
日経平均 -12円 @8,917円

日経平均ベースの予想EPSは460円まで下げてきた。但し、この数値は2012年3月期の数値のウェイトがかなり大きい。もはや市場の注目は2012年3月期ではなく、2013年3月期の数値に移行しているが、その数値は5月の連休明けころまでははっきりしないだろう。日経平均株価を9,000円とし、資本コストを6%、成長率をゼロとして逆算すると2013年3月期の予想EPSは550円くらいを見込んでいるようだ。
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上下にひげを引いた短陰線で終えたので上値は重そうだ

02月06日
先週金曜日の米国株は大幅続伸した(DJIA +156.82 @12,862.23, NASDAQ +45.98 @2,905.66)。1月の雇用統計が予想以上に良かったことが背景であある。DJIAはリーマンショック後の戻り高値(2011年4月29日)を更新した。これを好感して本日の日本株全般は反発した。東証1部では、上昇銘柄数が1,145に対して、下落銘柄数は396となった。騰落レシオは127.03%へ上昇し、当面の高値警戒感が一層強まった。東証1部の売買代金は1兆2134億円となり、1兆円越えが定着してきたようだ。今日はパナソニック、ソニー、ニコンなど、大形主力株が大きく上げた。

TOPIXも日経平均も上放れて始まったが、上下にひげを引いた短陰線で終えたので、上値は重そうだ。1月25日の戻り高値を上抜けたので、次に目標として意識されるのは昨年10月31日戻り高値だ。どちらの指数も累積出来高価格帯の一番大きなところを上抜けたので、高値掴みをして待ちかまえている売り玉の圧力は徐々に小さくなっていくと考えられる。なぜなら、含み益がある買い玉は下落に転じない限り、急いで売る必要がないからだ。ただ、空売り玉はいつでも入ってくるので楽観ばかりもしていられないが。

TOPIX +9 @769
日経平均 +98円 @8,929円
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時の利は買いと売りの境目に

02月03日
昨日の米国株は高安まちまちとなった(DJIA -11.50 @12,705.41, NASDAQ +11.41 @2,859.68)。本日の日本株全般は小幅安となる銘柄が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が447に対して、下落銘柄数は1,119となった。騰落レシオは119.56%。東証1部の売買代金は1兆2612億円。

TOPIXも日経平均も上ひげを引いた短陰線で小幅反落した。時の利は買いと売りの境目に来た。今夜の米国の雇用統計の数字次第だろう。

TOPIX -2 @760
日経平均 -45円 @8,831円

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引き続き下げ渋ってはいるが

02月01日
昨日の米国株は高安まちまちとなった(DJIA -20.81 @12,632.91, NASDAQ +1.90 @2,813.14)。本日の日本株全般も依然として方向感が乏しく、高安まちまちとなった。東証1部では、上昇銘柄数が965に対して、下落銘柄数は565となった。騰落レシオは120.01%へ上昇した。再び高値が警戒される水準だ。東証1部の売買代金は1兆1549億円。

TOPIXも日経平均も上下にひげを引いた短陽線で小幅高となった。引き続き下げ渋ってはいるが、そうかといって高値を買い上がっていくような勢いはない。それだけの株価材料がないからだ。個別の中小型株は日替わりメニューのように散発的に急騰はしているが、その勢いは主力株にはない。

TOPIX +2 @757
日経平均 +7円 @8,809円
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