「生涯現役のトレード日記」
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やや上向きとなった60日移動平均線の上を維持している 03月29日
昨日の米国株式相場は上げた(DJIA +91.87 @25,717.46, NASDAQ +25.79 @7,669.17)。ドル円為替レートは110円台後半の前日比やや円安水準での動きだった。本日の日本株全般は上げる銘柄数が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が1,199に対して、下落銘柄数は857となった。騰落レシオは93.55%。東証1部の売買代金は2兆390億円。
TOPIX +9 @1,592
日経平均 +172 @21,206円
米国株高と円安を受けて、TOPIXも日経平均も反発した。米中の閣僚級貿易協議が再開されたことで、交渉の進展が期待された。上海株が大幅上昇し、円相場は円安方向へ動いたことも株式相場を支えた。ただ、3月31日には中国製造業購買担当者景気指数(PMI)の発表を控えて、積極的に売買する雰囲気ではなかった。
日経平均の日足チャートを見ると、ほぼ横向きの10日及び25日移動平均線の下に沈み込んだが、やや上向きとなった60日移動平均線の上を維持している。3月4日以降の動きはざっくりと、21,000円の下値支持線と22,000円の上値抵抗線の間を上げ下げしながら推移している。やがてこのレンジ相場を放れて上下どちらかに動くが、今、どちらへ動くかは分からない。
33業種中28業種が上げた。上昇率トップ5は、医薬品(1位)、食料品(2位)、海運(3位)、倉庫・運輸(4位)、情報・通信(5位)となった。
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また60日移動平均線が下値支持線として機能するか? 03月28日
昨日の米国株式相場は反落した(DJIA -32.14 @25,625.59, NASDAQ -48.15 @7,643.38)。ドル円為替レートは110円台前半の前日比円高水準での動きだった。本日の日本株全般は下げた。東証1部では、上昇銘柄数が229に対して、下落銘柄数は1,878となった。騰落レシオは92.41%。東証1部の売買代金は2兆2696億円。
TOPIX -27 @1,583
日経平均 -345円 @21,034円
米国株が下げ、なかなか解決しない英国のEU離脱問題やトルコの信用不安を嫌気して、TOPIXも日経平均も大きく下げた。日経平均の下げ幅は一時400円を超えた。また、国会で消費増税対策が盛り込まれた予算案が成立したことで、一部で期待されていた消費増税延期が遠のいたため、売りが増えた。
日経平均の日足チャートを見ると、また大きく下げてやや上向きの60日移動平均線にほぼ接するまで調整してきた。再度、60日移動平均線が下値支持線として機能するかどうか?3度目の正直。
33業種中32業種が下げた。下落率トップ5は、石油・石炭(1位)、海運(2位)、倉庫・運輸(3位)、証券(4位)、金属製品(5位)となった。
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日経平均、実質的には121円高 03月27日
昨日の米国株は上昇した(DJIA +140.90 @25,657.73, NASDAQ +53.98 @7,691.52)。ドル円為替レートは110円台半ばの前日比やや円安水準での動きだった。本日の日本株全般は下げる銘柄が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が792に対して、下落銘柄数は1,266となった。騰落レシオは99.88%。東証1部の売買代金は2兆3799億円。
TOPIX -8 @1,609
日経平均 -50円 @21,379円
米国株は上昇したが、配当権利落ちのためTOPIXも日経平均も小幅安となった。しかし、日経平均で配当権利落ち分が171円ほどあったことを考慮すると、実質的には121円高ということになる。為替が円安・ドル高に動き、上海株や香港株も高く推移したことが日本株を支えた。
日経平均の日足チャートを見ると、下ひげを引いたほぼ寄り引き同事線となっており、下値では買い意欲が強い。3月8日の急落時と同じように60日移動平均線を割り込まずに切り返した。この3日間の日足安値は切り上がっている。このまま行けば、明日には10日及び25日移動平均線の上に再浮上してきそうだ。
33業種中25業種が下げた。下落率トップ5は、その他金融(1位)、卸売り(2位)、銀行(3位)、電気・ガス(4位)、空運(5位)となった。
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配当の権利付き最終売買日で大幅反発 03月26日
昨日の米国株式相場は高安まちまちとなった(DJIA +14.51 @25,516.83, NASDAQ -5.13 @7,637.54)。ドル円為替レートは110円台前半の前日比やや円安水準での動きだった。本日の日本株全般は反発した。東証1部の売買代金は3兆2338億円。
TOPIX +41 @1,618
日経平均 +451円 @21,428円
続落が心配されていた米国株は下げが止まり、TOPIXも日経平均も大きく反発した。今日は3月期期末配当の権利付き最終売買日だった。配当再投資後の株価指数に連動して運用する期間投資家が受取配当分を自動的に買った(約7000億円)。短期筋の先物の買い戻しも入り、反発に弾みが付いた。日経平均の上げ幅は2月12日(531円)以来の大きさだった。明日は、配当権利落ち分だけ下げると見られる。明日以降は配当狙いの買いはなくなるため、日本株の本当の実力が試される。
日経平均の日足チャートを見ると、昨日の陰線にたすきを掛けるように陽線で反発する「たすき線」となった。これで、ほぼ横向きの10日移動平均線と25日移動平均線に接するまで戻った。さらに、昨日割り込んだ上昇トレンドライン上に辛うじて戻った。
33業種すべてが上げた。上昇率トップ5は、陸運(1位)、その他製品(2位)、金属製品(3位)、倉庫・運輸(4位)、建設(5位)となった。
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米金利の「逆イールド」ショックで株価大幅安に 03月25日
先週金曜日の米国株は大幅下落した(DJIA -460.12 @25,502.32, NASADQ -196.29 @7,642.67)。ドル円為替レートは110円を切る円高水準まで円高が進んだ。本日の日本株全般は下げた。東証1部では、上昇銘柄数が104に対して、下落銘柄数は2,014となった。騰落レシオは101.40%。東証1部の売買代金は2兆3917億円。
TOPIX -40 @1,577
日経平均 -650円 @20,977円
米国株の大幅下落を受けて、TOPIXも日経平均も大きく下げた。日欧の金利低下と景気指標の悪化も混じり、米国債が一段と買われた。その結果、米長期金利が一段と低下し、10年物が3ヶ月物を下回る「逆イールド」が発生した。これは不況の前兆とされる現象であり、過去30年で3回発生しており、その後、景気が後退した。なぜ逆イードが発生するのか?好景気が終盤に差し掛かると、中央銀行は景気の過熱感を冷やすために短期金利を上げる。他方、債券の投資家は将来の景気後退による金利低下を見越して残存期間が長い長期債を買うため、価格が上昇して利回りは低下する。その結果、短期金利が上がり、長期金利がそれを下回る「長短逆転」、つまり「逆イールド」が発生する。
米10年債利回りは一時2.41%台に下げ、約1年3ヶ月ぶりの低水準となり、2.46%台で推移していた米財務省証券(TB)3ヶ月物を下回った。10年と3ヶ月の金利が逆転するのは2007年8月以来、11年半ぶりである。
世界景気の減速懸念からヘッジファンドなどの短期筋が株価指数先物を売り、上海株も大幅安で始まったため、日経平均は一時700円超下げた。先週末までオプション市場では下値は限定的と見て行使価格20,500円や21,000円のプットを売る動きが優勢だった。しかし、本日の株価急落でプットの売り手による損失回避の先物売りが急増したことも株価下落に拍車をかけた。日柄面からも今週は売りの佳境になるかもしれない。日経平均が高値をつけた昨年10月2日からもうすぐ半年になり、制度信用取引の期日到来が近づいているからだ。さらに、相場の変動率に応じて資産の保有高を変えるリスクパリティ戦略のファンドは、相場が下がるほど売りを出して来る可能性が高い。また、3月期決算銘柄の配当権利付き最終売買日は明日、3月26日である。配当狙いの買いは明日で出尽くす。
日経平均の日足チャートを見ると、株価は10日及び25日移動平均線を大きく下抜けた。辛うじてほぼ横向きの60日移動平均線の上で踏み留まっている。3月8日急落の時と同じである。しかし、12月26日安値と3月11日安値を結んだ上昇トレンドラインも下抜けたため、続落に警戒する必要がある。
33業種すべてが下げた。下落率トップ5は、石油・石炭(1位)、医薬品(2位)、鉱業(3位)、ガラス・土石(4位)、非鉄金属(5位)となった。
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保ち合いを少しだけ抜け出し始めたか? 03月22日
昨日の米国株式相場は大幅高となった(DJIA +216.84 @25,962.51, NASDAQ +109.99 @7,838.96)。ドル円為替レートは110円台後半の前日比円高水準での動きとなった。本日の日本株全般は上げる銘柄が多くなった。東証1部では、上昇銘柄数が1,392に対して、下落銘柄数は653となった。騰落レシオは106.79%。東証1部の売買代金は2兆6254億円。
TOPIX +3 @1,617
日経平均 +18円 @21,627円
米FRBが年内利上げを見送る方針を示したことで米国株式相場は大幅高となった。しかし、そのため円高ドル安となり、本日の日本株は上下に揺れ、結局、陰線の小幅高で終えた。米国市場では、ハイテク株やIT株が買われ、その流れを受けて東京エレクトロンやアドテストなどが買われた。他方、10年物国債の利回りが約2年4ヶ月ぶりの低水準となったことで、資金運用が難しくなるとみて銀行株が売られた。また、英国のEU離脱の決断が4月12日まで延期されたことで不透明間が長引くことも株式相場の重しとなった。
日経平均の日足チャートを見ると、3月12日以来の保ち合いを少しだけ抜け出し始めたか?
33業種中25業種が上げた。上昇率トップ5は、石油・石炭(1位)、鉱業(2位)、海運(3位)、その他金融(4位)、機械(5位)となった。
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月末に向けて横ばいから強含みの展開となるか? 03月21日
昨日の米国株式相場は高安まちまちとなった(DJIA -26.72 @25,887.38, NASDAQ +9.47 @7,723.95)。ドル円為替レートは111円台半ばの水準での動きだった。本日の日本株全般は上げる銘柄が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が1,371に対して、下落銘柄数は676となった。騰落レシオは103.96%。東証1部の売買代金は2兆863億円。
TOPIX +4 @1,614
日経平均 +42円 @21,609円
米中の通商交渉の進展に対する過度な期待が後退して上値を抑えたが、3月末決算期末を控え、配当取り狙いの買いが勝って株価は少し上げた。FOMCの結果の内容を見極めたいとして積極的な買いは入らず、方向感がはっきりしなかった。
日経平均の日足チャートを見ると、25日移動平均線は迷うことなく上向きだが、10日移動平均線はやや下向きで25日移動平均線を下にやや突き抜けた。株価は両平均線の上で推移しているが足元の動きは横ばいである。大きな売り材料が飛び出して来ない限り、株価は横ばいから強含みの展開が月末に向けて予想されるが、果たしてどう動くだろうか?
33業種中22業種が上げた。上昇率トップ5は、パルプ・紙(1位)、金属製品(2い)、卸売り(3位)、非鉄金属(4位)、食料品(5位)となった。
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一旦下値を探りにいったが買い戻された 03月19日
昨日の米国株式相場は続伸した(DJIA +65.23 @25,914.10, NASDAQ +25.95 @7,714.48)。ドル円為替レートは111円台前半の前日比やや円高水準での動きだった。本日の日本株全般は下げる銘柄が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が597に対して、下落銘柄数は1,464となった。騰落レシオは103.71%。東証1部の売買代金は1兆8954億円。
TOPIX -3 @1,610
日経平均 -18円 @21,567円
米国株は続伸したのだが、ここ数日間の上昇をけて利食い売りに買いが押された。寄り付き直後には日経平均は一時150円ほど下げた。しかし、3月期末を控えて配当狙いの買い(権利確定日は3月26日)が支えとなり、下値は限られた。
日経平均の日足チャートを見ると、ほぼ寄り引き同事に長めの下ひげを引いた形となっている。売り買いがほぼ拮抗している中、一旦下値を探りにいったが買い戻されたことを示している。25日移動平均線は上向き、10日移動平均線はやや下向きで25日移動平均線を下に突き抜けそうな動きである。60日移動平均線はほぼ水平となってきた。
33業種中19業種が下げた。下落率トップ5は、小売(1位)、電気・ガス(2位)、その他製品(3位)、陸運(4位)、繊維製品(5位)となった。
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消費増税が再々延期されるのではないかという観測が浮上 03月18日
先週金曜日の米国株式相場は上昇した(DJIA +138.93 @25,848.87, NASDAQ +57.62 @7,688.53)。ドル円為替レートは111円台半ばでの動きだった。本日の日本株全般は上昇した。東証1部では、上昇銘柄数が1,695に対して、下落銘柄数は385となった。騰落レシオは113.70%。東証1部の売買代金は1兆9134億円。
TOPIX +11 @1,614
日経平均 +134円 @21,585円
米国株が上がり上海株も上がったことが追い風となり、TOPIXも日経平均も上げた。積極的に上値を追う動きは乏しいが、かと言って下値を売り込む動きもない。米中貿易交渉の行方と消費増税を巡る思惑がぶつかりあい、上下とも大きくは動き難い。国内外の景気減速懸念が強まっており、消費増税が再々延期されるのではないかという観測が浮上してきた。増税対策を盛り込んだ予算成立や改元を考慮すると、10月の消費増税を最終決断するタイミングは3月末か遅くとも4月上旬までと考えられる。なぜなら住宅など10月1日以降に受け渡しされる契約は、請負契約が3月31日までに完了する場合を除き、新税率で契約しなければならないからである。
日経平均の日足チャートを見ると、上向きの25日移動平均線(これだけでも買い狙い)の上にやや下向きとなった10日移動平均線があり、その上に株価がある。今日のローソク足はほぼ十字線であり、寄り付き後の売り買いの力が拮抗している。少し左を見ると3月4日高値@21,860円の戻り高値があり、これが当面の上値抵抗線となる。
33業種中32業種が上げた。上昇率トップ5は、その他製品(1位)、金属製品(2位)、化学(3位)、証券(4位)、その他金融(5位)となった。
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今月末に向けて需給が改善すると予想される 03月15日
昨日の米国株式相場は高安まちまちとなった(DJIA +7.05 @25,709.94, NASDAQ -12.50 @7,630.91)。ドル円為替レートは111円台後半での動きだった。本日の日本株全般は上げる銘柄が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が1,434に対して、下落銘柄数は634となった。騰落レシオは101.84%。東証1部の売買代金は2兆7889億円。
TOPIX +14 @1,603
日経平均 +164円 @21,451円
円安と上海株の上昇を好感して、TOPIXも日経平均も上げた。日経平均は一時230円ほど上げた。中国の全国人民代表大会で李克強首相が減税や社会保険料引き下げの日程を明らかにしたことで、上海総合指数が上昇した。今まで上値を抑えていた国内金融機関による決算対策売りや持ち合い解消売りも今週いっぱいで出尽くしそうである。その先、3月下旬には配当権利取り狙いの買い、配当再投資を目的とした先物買いが増えると予想され、需給が改善することが期待される。
日経平均の日足チャートを見ると、ほぼ横向きとなった10日移動平均線と上向きの25日移動平均線の間に挟まれてはいるが、辛うじて10日移動平均線の上にまた浮上した。ただ、上に動こうとする力はまだか弱い。しかし、今月末に向けて需給が改善すると予想されるので、意外とするすると上がるかもしれない。
33業種中31業種が上げた。上昇率トップ5は、鉱業(1位)、その他製品(2位)、繊維製品(3位)、医薬品(4位)、銀行(5位)となった。
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少し上げたらすぐに利食い売りが出てくる 03月14日
昨日の米国株は上昇した(DJIA +148.23 @25,702.89, NASDAQ +52.37 @7,643.41)。ドル円為替レートは111円台半ばでの動きだった。本日の日本株全般は下げる銘柄が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が783に対して、下落銘柄数は1,257となった。騰落レシオは94.62%。東証1部の売買代金は2兆1866億円。
TOPIX -4 @1,588
日経平均 -3円 @21,287円
米国株が上がり、英国がEUとの合意なき離脱に反対する動議を賛成多数で可決したことを好感して、TOPIXも日経平均も高く始まったが次第に失速し、小幅安となった。1〜2月の中国の工業生産高の伸びが市場予想を下回り、中国の景気減速が意識されれたことも相場の重荷となった。
日経平均の日足チャートを見ると、上向きの25日移動平均線に対して、10日移動平均線はやや下向きとなり、株価はその間に挟まれるような形で推移している。昨日に続き今日も陰線で終わり、高く寄り付くのだが売り圧力に負けて下げて終わるというパターンである。相場が持続的に上がるという確信が持てないため上値を取りに行くのではなく、少し上げたらすぐに利食い売りをするスタンスのようだ。
33業種中22業種が下げた。下落率トップ5は、化学(1位)、その他製品(2位)、繊維製品(3位)、海運(4位)、ガラス・土石(5位)となった。
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保ち合い相場に入ったかもしれない 03月13日
昨日の米国株式相場は高安まちまちとなった(DJIA -96.22 @25,554.66, NASDAQ +32.97 @7,591.03)。ドル円為替レートは111円台前半での動きだった。本日の日本株全般は下げる銘柄が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が411に対して、下落銘柄数は1,648となった。騰落レシオは95.75%。東証1部の売買代金は2兆1523億円。
TOPIX -13 @1,592
日経平均 -213円 @21,290円
前の2日間で大きく上げたため利食い売りが優勢となり、TOPIXも日経平均も反落した。1月の機械受注が市場予想を大きく下回ったことも売り圧力になった。さらに、英国のEU離脱案が3月12日にまた大差で否決されたことで先行き不透明感が増したことも売りを誘った。しかし、下値では期末を意識した配当狙いの買いが入っている。
日経平均の日足チャートを見ると、再び10日動平均線を割り込み上向きの25日移動平均線に接するまで下げてきた。25日移動平均線の傾きが上向きである限り、買い狙いが確率的に正解なのだが、上値22,000円、下値21,000円のレンジでの保ち合い相場に入ったかもしれない。
33業種中30業種が下げた。下落率トップ5は、石油・石炭(1位)、証券(2位)、保険(3位)、その他金融(4位)、金属製品(5位)となった。
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日経平均、25日移動平均線と10日移動平均線を一気に回復 03月12日
昨日の米国株は久しぶりに反発した(DJIA +200.64 @25,650.88, NASDAQ +149.92 @7,558.06)。ドル円為替レートは111円台前半での動きだった。本日の日本株全般は上げた。東証1部では、上昇銘柄数が1,893に対して、下落銘柄数は185となった。騰落レシオは102.84%。東証1部の売買代金は2兆3266億円。
TOPIX +24 @1,605
日経平均 +379円 @21,504円
米国株が反発し、米中通商交渉の進展が期待され(劉鶴副首相が米通商代表部のライトハイザー代表と電話協議したと発表)、英国の「合意なきEU離脱」が回避される(メイ英首相とユンケル欧州委員長が懸案だったアイルランド国境問題の見直しで合意した)との観測から、TOPIXも日経平均も大幅続伸した。また、1月の米小売売上高が市場予想を上回ったことも株式相場のプラス要因となった。
日経平均の日足チャートを見ると、25日移動平均線と10日移動平均線を一気に回復した。これで短期トレンドは上向きに戻ったが、目先の上値抵抗線は3月4日高値@21,860円にあり、この前後で戻り売り圧力が強くなりそうだ。
33業種すべてが上げた。上昇率トップ5は、証券(1位)、電気機器(2位)、不動産(3位)、その他製品(4位)、精密機器(5位)となった。
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自律反発狙いの買いが優勢 03月11日
先週金曜日の米国株式相場は小幅続落した(DJIA -22.99 @25,450.24, NASDAQ -13.32 @7,408.14)。ドル円為替レートは111円台前半での動きだった。本日の日本株全般は上げる銘柄が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が1,335に対して、下落銘柄数は730となった。騰落レシオは102.74%。東証1部の売買代金は1兆8418億円。
TOPIX +9 @1,581
日経平均 +100円 @21,125円
米国株は小幅続落して5日続落となったが、日経平均は4日間で800円ほど下げていたため自律反発狙いの買いが優勢となった。しかし、世界経済の先行きは依然として不透明感が強く、また、2月の米雇用統計が低調だったため、力強い買いは入らなかった。商いも少なかった。今夜発表される1月の米小売売上高に注目が集まる。
日経平均の日足チャートを見ると、先週金曜日に上向きの25日移動平均線を長い陰線で割り込んだ後、今日は下ひげ付きの短陽線で下げ渋りを見せた。ただ、まだ25日移動平均線を回復できていないので、短期トレンドが上昇トレンドに戻れるかどうかは明確ではない。
33業種中25業種が上げた。上昇率トップ5は、電気・ガス(1位)、パルプ・紙(2位)、不動産(3位)、水産・農林(4位)、非鉄金属(5位)となった。
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日経平均、25日移動平均線を大きく割り込んだ 03月08日
昨日の米国株相場は続落した(DJIA -200.23 @25,473.23, NASDAQ -84.46 @7,421.46)。ドル円為替レートは111円台前半の前日比円高水準での動きだった。本日の日本株全般は大きく下げた。東証1部では、上昇銘柄数が107に対して、下落銘柄数は2,003となった。騰落レシオは98.51%。東証1部の売買代金は2兆9252億円。
TOPIX -29 @1,572
日経平均 -430円 @21,026円
米国株の大幅続落、欧州を中心とした世界景気の減速懸念、中国の2月の輸出が前年同期比20.7%減少したことなどを嫌気して、TOPIXも日経平均も大幅続落した。日経平均の下げ幅の大きさは大発会の1月4日に次いで今年2番目だった。ドル円為替レートが円高方向へ振れたことも株式相場を下押しした。
米FRBが引き締め路線から転換し、景気の先行きに対する過度な悲観が後退したことで1月初旬から戻り相場になっていた。だが、FRBに続いて欧州中央銀行(ECB)も年内の利上げ断念を発表したが、株価は世界的に下落した。実体経済の弱さが勝り、金融緩和でも株価が上がらなくなっている。
日経平均の日足チャートを見ると、長めの陰線で上向きの25日移動平均線を大きく割り込んだ。数日以内に25日移動平均線を回復できなければ、短期トレンドが「上向き」から、「下向き」あるいは「横向き」に転換したと判断を変える必要が出てくる。
33業種すべてが下げた。下落率トップ5は、海運(1位)、保険(2位)、証券(3位)、非鉄金属(4位)、機械(5位)となった。
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日経平均、上向きの10日移動平均線を少し割り込んだ 03月07日
昨日の米国株式相場は続落した(DJIA -133.17 @25,673.46, NASDAQ -70.44 @7,505.92)。ドル円為替レートは111円台後半だが前日比やや円高水準での動きだった。本日の日本株全般は下げる銘柄が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が556に対して、下落銘柄数は1,505となった。騰落レシオは110.60%。東証1部の売買代金は2兆2475億円。
TOPIX -14 @1,602
日経平均 -141円 @21,456円
半導体大手企業の業績懸念が高まり、米株式相場が3日続落した。これを嫌気してTOPIXも日経平均も続落した。米国市場ではマイクロン・テクノロジーが急落し、東京市場ではルネサスエレクトロニクスがストップ安水準まで売られた。中国景気の減速と作り過ぎた反動から需要が弱くなっており、DRAM価格が下げている。工場操業の一時停止など在庫調整は免れないような情勢である。米国ではインテルやエヌビディアが大きく下げ、日本では東京エレクトロンやSUMCOも大きく下げた。
2月第4週(2月25日〜3月1日)の投資部門別株式売買動向によると、外国人は5週連続で売り越した。売り越し額は前の週の34億円から大きく拡大し1,952億円となった。個人投資家も3週連続で売り越したが、売り越し額は前の週の2,422億円から896億円に縮小した。これに対して、年金基金の売買動向を反映するとされる信託銀行は2週間ぶりに買い越し、買い越し額は222億円だった。
日経平均の日足チャートを見ると、上向きの10日移動平均線を少し割り込んだ。しかし、上下のひげが短い十字線となっており、寄り付き後の売り買いの力は均衡しており、今日のところは売り圧力が特に強まったという感じではない。数日以内に10日動平均線の上に再浮上してくれば、短期トレンドは上向きということが確認できる。ただ、悪材料が連続して飛び出しくると調整幅と調整期間が長くなる。その場合でも、上向きの25日移動平均線を割り込まなければまだ反転して再浮上する可能性は高い。もし、25日移動平均線も割り込んだ場合、株価は横ばいの保ち合いか、反落が始まった可能性が高くなる。
33業種中28業種が下げた。下落率トップ5は、非鉄金属(1位)、電気機器(2位)、海運(3位)、金属製品(4位)、銀行(5位)となった。
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日経平均、上向きの10日移動平均線に接するところまで調整 03月06日
昨日の米国株は小幅続落した(DJIA -13.02 @25,806.63, NASDAQ -1.21 @7,576.36)。ドル円為替レートは111円台後半での動きだった。本日の日本株全般は下げる銘柄が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が737に対して、下落銘柄数は1,291となった。騰落レシオは108.75%。東証1部の売買代金は1兆9688億円。
TOPIX -4 @1,615
日経平均 -129円 @21,597円
米国株の小幅続落と、中国の全人代で発表された財政政策が期待したほどではなかったことで、TOPIXも日経平均も続落した。日経平均は昨年10月初旬高値から12月下旬安値までの半値戻しを達成したので利益確定狙いの売りが優勢となりやすい地合いでもある。また、北朝鮮がミサイル発射を復旧させようとしているとの報道があり、これが株価に対して下押し圧力となったが、上海株などアジア株は堅調であり、日本株も大きくは崩れなかった。節目となる22,000円は目の前まで迫っているが、しばらくお預けか。今日はファーストリテイリング1銘柄だけで日経平均を約50円押し下げた。
トランプ米大統領は北朝鮮との首脳会談で非核化に向けた合意を得られなかった。これでもし、中国との貿易交渉もうまくいかない場合、矛先は今春以降に本格化する日米物品貿易協定(TAG)で日本に向かってくるのではないかという警戒感がある。日本車の輸入制限や追加関税をちらつかせて日本を揺さぶるのではないかという警戒感である。したがって、自動車株は買いにくい。
3月5日に開幕した全国人民代表大会(全人代)で、景気刺激のため、2兆元(約33兆円)規模の減税と社会保険料下げを打ち出した。しかし、これは目先の景気を下支えするだろうが、景気失速を招いた構造問題はそのまま手付かずということである。また、対GDPで2.8%の財政赤字(2019年)は市場予想の3.0%を下回り、財政健全性により配慮した判断である。前回の景気減速局面だった2016年は財政赤字の対GDP比率は2.9%だったので、これを今回は下回る。財政赤字額の前年比伸び率は2016年は0.5%増だったが、2019年は0.2%増となり、財政赤字を抑制する姿勢がはっきりしている。
日経平均の日足を見ると、株価は小幅続落して上向きの10日移動平均線に接するところまで調整してきた。目先の目標値である22,000円と上向きの10日移動平均線の間で小さな上下動を続けそうである。一時的に10日移動平均線を割り込むことがあるかもしれないが、25日移動平均性を割り込まない限り、短期トレンドは上向きと見る。
33業種中25業種が下げた。下落率トップ5は、鉱業(1位)、小売(2位)、医薬品(3位)、石油・石炭(4位)、ゴム製品(5位)となった。
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8〜9月くらいが日本株の戻りのピークになるか? 03月05日
昨日の米国株式相場は大幅安となった(DJIA -361.12 @25,665.20, NASDAQ -70.53 @7,524.82)。ドル円為替レートは111円台後半での動きだった。本日の日本株全般は下げる銘柄が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が663に対して、下落銘柄数は1,382となった。騰落レシオは112.22%。東証1部の売買代金は2兆252億円。
TOPIX -8 @1,619
日経平均 -96 @21,726円
米国株安と利益確定売りに押されて、TOPIXも日経平均も下げた。日経平均は昨年10月初旬高値から12月下旬安値までの下げ幅の半値戻しを達成していたので、目標達成感から売りが優勢となった。しかし、米国株が大きく下げた割には日本株の下げは小さかった。本日開幕した中国の全国人民代表大会では、2019年の経済成長率目標が引き下げられたが、相場に既に織り込み済みだったので株価への影響はほとんどなかった。
現在の戻り相場の背景には、米国FRBが利上げを停止し、昨年11月には3.2%台だった米長期金利が2.7%程度まで下げてきたことがある。ドイツやイタリヤでも金利低下が進んでいる。米国は大型減税効果が年後半には息切れとなり、景気拡大のペースが鈍り、他国に見劣りすると見られる。すると、現在強含みのドルは弱くなり、ドル円相場もドル安・円高方向へ動く可能性が高くなる。これは日本株にはマイナス要因として働く。さらに、今年10月には消費税率が8%から10%へ引き上げられる。政府はポイント還元などで景気への悪影響を抑えようとしているが、株式相場への下押し圧力は免れない。8〜9月くらいが日本株の戻りのピークになるか?
日経平均の日足チャートを見ると、今日は下げるには下げたが、ほぼ十字線となり、売り買いの圧力がほぼ拮抗しており、且つ、上向きの10日移動平均線の上で推移している。
33業種中31業種が下げた。下落率トップ5は、ゴム製品(1位)、輸送用機器(2位)、鉄鋼(3位)、金属製品(4位)、機械(5位)となった。
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日経平均、半値戻し達成! 03月04日
先週金曜日の米国株式相場は反発した(DJIA +110.32 @20,026.32, NASDAQ +62.82 @7,595.35)。ドル円為替レートは111円台後半での動きだった。本日の日本株全般は上げた。東証1部では、上昇銘柄数が1,481に対して、下落銘柄数は579となった。騰落レシオは111.26%。東証1部の売買代金は2兆1536億円。
TOPIX +12 @1,628
日経平均 +219円 @21,822円
TOPIXも日経平均も続伸した。日経平均は昨年10月2日高値から12月26日安値までの半値戻し(21,713円)を達成した。米中貿易協議が進展しているとの期待が株式相場を押し上げた。上海総合指数が上昇したことも株価を支えた。中国の全国人民代表大会が3月5日から開催されるが、ここで大型減税などの景気対策が打ち出されるとの期待が強い。さらに、一時、1ドル=112円台になるまで円安が進んだことも株式相場を後押しした。
日経平均の日足チャートを見ると、株価は上向きの10日移動平均線の上を這い上がっている。その下に上向きの25日移動平均線があり、さらにその下にほぼ横向きの60日移動平均線がある。株価サイクルは3で「着実な上昇」局面である。半値戻しを達成したということは、次は12月3日の戻り高値@22,699円を目指す動きになるか?
M株はグイグイと上げてきた。A株は急上昇の後まだ保ち合っているが、相場全体が上げ続ければ、早晩、重力を振り切って急上昇しそうに見えるが、さてどうなるか?
33業種中26業種が上げた。上昇率トップ5は、石油・石炭(1位)、精密機器(2位)、機械(3位)、電気機器(4位)、医薬品(5位)となった。
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上向きの10日移動平均線の上を滑り上がるように推移 03月01日
昨日の米国株式相場は続落した(DJIA -69.16 @25,916.00, NASDAQ -21.98 @7,532.53)。ドル円為替レートは111円台後半の前日比円安水準での動きだった。本日の日本株全般は上げる銘柄が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が1,180に対して、下落銘柄数は859となった。騰落レシオは110.13%。東証1部の売買代金は2兆623億円。
TOPIX +8 @1,616
日経平均 +218円 @21,603円
円安が進行し、さらに中国の財新製造業購買担当者景気指数(PMI)が改善したことを背景にTOPIXも日経平均も上げた。また、2018年10〜12月期の法人企業統計で、金融・保険を除く全産業の設備投資が前年同期比で5.7%増加して設備投資意欲の強さを示したことも株式相場にプラス要因となった。
日経平均の日足チャートを見ると、株価は上向きの10日移動平均線の上を滑り上がるように推移している。25日移動平均線も上向きだが、60日移動平均線はまだやや下向きである。株価サイクル3(着実な上昇局面)なので上げ易い局面である。
33業種中26業種が上げた。上昇率トップ5は、水産・農林(1位)、医薬品(2位)、精密機器(3位)、不動産(4位)、証券(5位)となった。
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