「生涯現役のトレード日記」
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ダブルトップ? 11月30日
昨日の米国株式相場は上昇した(DJIA +36.71 @13,021.82, NASDAQ +20.25 @3,012.03)。本日の日本株は高安まちまちとなった。東証1部では、上昇銘柄数が605に対して、下落銘柄数は933となり、下落銘柄数の方が多くなった。騰落レシオは106.0%へ下げた。東証1部の売買代金は1兆4245億円へ膨らみ、これ自体は良いことだ。
TOPIXも日経平均も小幅続伸した。下げ銘柄数の方が多いのに指数が上げたのは指数を構成する主力銘柄が上げたから。しかし、反落すればダブルトップあるいは2点天井を形成しそうなチャートだ。特に、日経平均は始値と終値が同じ寄引同事線で上下にヒゲを引いたトンボとなったので、売り圧力と買い圧力が拮抗している。
TOPIX +2 @781
日経平均 +46円 @9,446円
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強弱感が日替わりで入れ替わっている 11月29日
昨日の米国株式相場は大幅上昇した(DJIA +106.98 @12,985.11, NASDAQ +23.99 @2,991.78)。これを受けて、ドル円為替レートが82円台前半の円安方向へ動いたこともあり、本日の日本株全般は反発した。東証1部では、上昇銘柄数が1,140に対して、下落銘柄数は417となった。騰落レシオは113.26%へ上昇した。ただ、東証1部の売買代金は9,991億円へ沈んだので、本日の反発は先物主導であったことがわかる。
TOPIXも日経平均も短陽線で反発した。形としては、昨日が下方向への振り分け線だったのに対して、本日は上方向への振り分け線となり、強弱感が日替わりで入れ替わっている。為替相場の動向次第と言えるが、騰落レシオが120%を超えるまでは強気が継続するか?
TOPIX +1 @810
日経平均 +92円 @9,400円
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当然の調整 11月28日
昨日の米国株式相場は下げた(DJIA -89.24 @12,878.13, NASDAQ -8.99 @2,967.79)。ドル円為替相場が81円台後半へ押し戻された(円高方向へ)こともあり、本日の日本株全般は反落した。東証1部では、上昇銘柄数が309に対して、下落銘柄数は1,279となった。騰落レシオは106.60%。東証1部の売買代金は1兆158億円。
TOPIXも日経平均も反落した。11月15日以来一本調子の上げが続いただけに、多少の調整は当然といえば当然であろう。今回の上げの主な原動力となったのは金融緩和期待により円安へ動いた為替レートだったので、為替レートが再び円高方向へ動くと調整が長引くだろう。阿部自民党総裁が主張している日銀による赤字国債の引き受けはモラルハザードを引き起こすだけでなく、円相場と国債の暴落を引き起こしかねないので禁じ手である。お金がじゃぶじゃぶに有り余っている「流動性の罠」状態では金融緩和をどんなに実施しても景気を良くする効果はない。かといって、巨額の財政赤字のため財政政策で政府がどんどんお金を使うこともできない。現実的な選択肢は規制緩和(教育、医療、農業分野など?)しかないのではないか?
TOPIX -10 @771
日経平均 -115円 @9,308円
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入首線で上値が重い印象 11月27日
昨日の米国株式相場は高安まちまちとなった(DJIA +42.31 @12,967.37, NASDAQ +9.93 @2,976.78)。本日の日本株全般は続伸する銘柄が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が1,104に対して、下落銘柄数は442となった。騰落レシオは108.83%。東証1部の売買代金は1兆2299億円。
TOPIXも日経平均も終値では小幅続伸したが、ローソク足は入首線となり、上値が重い感じがする。
TOPIX +1 @726
日経平均 +35円 @9,423円
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調整が欲しいところ 11月26日
先週金曜日の米国株式相場は大幅高となった(DJIA +172.79 @13,009.68, NASDAQ +40.30 @2,966.85)。これを受けて日本株全般は続伸する銘柄が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が987に対して、下落銘柄数は564となった。騰落レシオは105.15%。東証1部の売買代金は1兆3080億円。ドル円の為替レートは82円台前半で推移し、円安への動きが一服した。相場に活況が戻ってきたので証券株の伸びが際立つ。ただテクニカル的には3点チャージの売りサインも出てくる銘柄もあり高値警戒したい局面ではある。上げ相場でも下げ相場でも証券株からは目を離せない。「銘柄選択に迷ったら証券株を」というのが私の持論でパンローリングのセミナーでも公言しているので承知している人も多いだろう。
TOPIXも日経平均も大きく上放れて始まったが失速し陰線で終えた。マーケットは11月15日以来の上昇速度が速過ぎることを警戒し始めているようだ。継続した上昇トレンドを形成するためには適度な調整が必要だ。日経平均で見ると上昇チャネルの上限まで達したところで本日の陰線となった。調整を入れるには良いタイミングと考えられるが、騰落レシオはまだ105.15%であることを考慮すると調整は起こったとしても浅いのではないか?本当にどうなるかは事前には分からないので逆指値は怠れない。
TOPIX +3 @779
日経平均 +22円 @9,388円
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9月19日高値を上抜けした 11月22日
昨日の米国株は続伸した(DJIA +48.38 @12,836.89, NASDAQ +9.87 @2,926.55)。本日の日本株先般は続伸した。東証1部では、上昇銘柄数が1,223に対して、下落銘柄数は347となった。騰落レシオは105.435。東証1部の売買代金は1兆1818億円。
TOPIXも日経平均も窓を空けて続伸した。9月19日高値を上抜けしたので、上昇の弾みがついた。テクニカル的には上昇ピッチが速過ぎるが、ドル円為替レートが82円台半ばまで円安へ進んだことで皆が強気に傾いている。それにしても阿部自民党総裁の発言がこれほど株式市場を動かすとは意外だった。
TOPIX +9 @776
日経平均 +144円 @9,366円
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貿易赤字を囃し立てて株高となるのは奇妙な話 11月21日
昨日の米国株は前日比ほぼ変わらずであった(DJIA -7.45 @12,788.15, NASDAQ +0.61 @2,916.88)。 しかし、本日の日本株全般は上げた。東証1部では、上昇銘柄数が1,026に対して、下落銘柄数は491となった。騰落レシオは106.60%。東証1部の売買代金は1兆1101億円。
本日の上げの主な要因として挙げられるのは円安だった。ドル円相場は82円台直前まで円安となった。円安の理由が10月の貿易統計が5,490億円の赤字(過去最大)と4ヶ月連続で赤字となったこと。輸出で儲けるはずの国が貿易赤字を囃し立てて株高となるのは奇妙な話ではある。
貿易赤字⇒円安、という連想は目先的には分かり易い。しかし、貿易赤字の拡大⇒経常収支の悪化⇒貯蓄投資差額の縮小⇒金利上昇、という連鎖により円高を招くことにもなる。さらに日本国債の格付けも下げることになるので、長期金利は上昇し易くなる。するとただでさえ巨額の財政赤字を国債発行で何とかしのいでいる日本政府にとっては財政負担が急増することになる。このシナリオも円安方向へ為替を動かす。その時々で、相場参加者がどのシナリオを重視しているかにより為替相場は動く。
TOPIXも日経平均も上昇したが、どちらも上下に長めのひげを引いたほぼ寄引同事線(トンボ)となった。売り買いの力が拮抗している。9月19日高値を出来高を伴いながら一気に上抜ければ一段高が期待されるが、さて、どうなるか?下に弾き返されることも想定して建て玉の準備をしておきたい。
TOPIX +5 @767
日経平均 +80円 @9,222円
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上値が重くなってきた 11月20日
昨日の米国株式市場は大幅続伸した(DJIA +207.65 @17,795.96, NASDAQ +62.94 @2,916.07)。「財政の崖」懸念が後退したことを好感した。しかし、本日の日本株全般は大幅続伸とはならなかった。東証1部では上昇銘柄数が869に対して、下落銘柄数は672となった。騰落レシオは108.97%。東証1部の売買代金は1兆1012億円。
TOPIXも日経平均も高く始まったが、失速し陰線で終えた。TOPIXは出合い線、日経平均は被せ線となり、どちらも上値の重さが鮮明となった。三空踏み上げで急反発した後なので、想定の範囲内の動きではある。8月20日高値と9月19日高値の抵抗線ではじき返された形となった。
自民党政権誕生と金融緩和を強く期待して急反発してきたが、相場に織り込んだか?一旦押し目を探しに反落しそうだが、何か大きなニュースが飛び出してきて一気に上値抵抗線を突き抜けることもある。自分がイメージする方向にポジションを持ち、逆方向に動いたときに備えて逆指値で保険を掛けておくだけだ。そうすればどちらへ動いても慌てることはない。
TOPIX ±0 @762
日経平均 -11円 @9,142円
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三空踏み上げ 11月19日
先週金曜日の米国株式市場は5日ぶりに反発した(DJIA +45.93 @12,588.31, NASDAQ +16.19 @2,853.13)。本日の日本株全般は続伸した。東証1部では、上昇銘柄数が1,355に対して、下落銘柄数は235となった。騰落レシオは112.46%へ上昇した。東証1部の売買代金は1兆2168億円となり、3日連続で1兆円を超えた。仕手化したアイフルは高値をさらに更新した。
TOPIXも日経平均も窓を空けて続伸した。これで三空の上げとなった。俗に言う三空踏み上げである。三空の下げの後に三空の反発とは節操がない動きとも表現ができるが、相場だから何でもありである。騰落レシオで見るとまだ上昇余地はあるが、本日のローソク足の形から判断する限り、当面の上昇エネルギーをほぼ使い尽くしたようである。9月19日高値が抵抗線として意識される。
定石としては、出来高が急増して株価が高い時は売り時であり、反対に出来高が細り株価が低い時こそ買い時である。
TOPIX +11 @762
日経平均 +129円 @9,153円
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大幅続伸 11月16日
昨日の米国株式相場は小幅下落した(DJIA -28.57 @12,542.38, NASDAQ -9.87 @2,836.94)。しかし、本日の日本株全般は昨日の勢いに乗って大幅続伸した。自民党への政権交代が実現した場合には追加金融緩和が強く期待期待され、今日も円安が進んだ。東証1部では、上昇銘柄数が1,220に対して、下落銘柄数は345となった。騰落レシオは108.77%。東証1部の売買代金は1兆5050億円へさらに増加した。
TOPIXも日経平均も大陽線で大幅増進した。TOPIXは6月を起点とする三角保ち合いの上限辺りまで反発してきた。この2日間の上昇ピッチが速いので来週には上値が重くなるのではないか?
TOPIX +14 @751
日経平均 195円 @9,024円
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大商いで大幅上昇 11月15日
昨日の米国株式相場は大幅続落した(DJIA -185.23 @12,570.95, NASDAQ -37.08 @2,846.81)。しかし、本日の日本株全般は大きく反発した。東証1部では、上昇銘柄数が1,350に対して、下落銘柄数は250となった。騰落レシオは104.94%へ上昇した。東証1部の売買代金は1兆2484億円へ膨らんだ。自民党の政権奪回が期待され、その場合は日銀にさらなる金融緩和を求めると予想され、それが為替レートを円安へ揺り動かし、結局、株高へ動かしたと解釈できる。もともと反発し易い株価位置だっただけに、反発を支えるちょうど良い材料も重なったため、大きく反発した。
TOPIXも日経平均も大陽線で反発した。TOPIXは10日移動平均線を回復したが、日経平均はまだ10日移動平均線へ届かなかった。よほどの悪材料が海外から出てこない限り、明日も高く始まりそうだ。しかし、本日のアイフルのように大陽線の翌日に高寄りして始まっても失速して陰線引けということも珍しくないので過度の期待は禁物だ。
TOPIX +15 @737
日経平均 +165円 @8,829円
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十字足となり売り買いが拮抗 11月14日
昨日の米国株式相場は下げた(DJIA -58.90 @12,756.18, NASDAQ -20.37 @2,883.89)。本日の日本株全般は高安ほぼ半々となった。東証1部では、上昇銘柄数が759に対して、下落銘柄数は740となった。騰落レシオは96.41%となった。東証1部の売買代金は7,693億円。本日も異彩を放ったのはアイフルだった。東証1部トップの売買高で30%超の急騰を演じた。まるで仕手株のような動きだ。これだけ注目を集めると相当な数の提灯筋を引きつけるのでしばらくは高値圏での乱高下が続くだろう。デイトレーダーには美味しい動きだが、腕に自信のある人以外は手出ししない方が賢明だ。
米国株がそこそこ下げたが、TOPIXも日経平均もほぼ変わらずだった。どちらも十字足となり、売り買いが拮抗した。自律反発し易いタイミングである。
TOPIX ±0 @722
日経平均 +3円 @8,664円
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下げ渋った 11月13日
昨日の米国株式相場は終値では前日比ほぼ変わらずであった(DJIA -0.31 @12,815.08, NASDAQ -0.62 @2,904.26)。円高が進んだこともあり、本日の日本株全般はやや下げが優勢となった。東証1部では、上昇銘柄数が630に対して、下落銘柄数は893となった。騰落レシオは90.90%。東証1部の売買代金は8,486億円となり、4日連続で1兆円割れ。仕手株化して大幅上昇を続けて注目を集めていたその他金融、特にアイフルとアコムは急落した。戻る局面はあるだろうが、2番天井をつけてから本格的な下げとなるのが定石だが、どうなるだろうか?
TOPIXは前日比変わらず、日経平均は小幅安となったが、下げ渋っている様子だ。3日連続で窓を空けて下げた後だけに本日の値動きはほぼ想定通り。
TOPIX ±0 @722
日経平均 -15円 @8,661円
≪用語解説≫
3日連続で窓を空けて下げることを一般に「三空叩き込み」と言います。この場合、必ずしも陰線である必要はなく、陽線が混じっていてもこのように言います。本質的なポイントは陰線であるか陽線であるかではなく、窓を空けて3日連続で下げたかどうかにあります。多くのチャート解説本では3日とも陰線の例で示してあるので、誤解している人もいるでしょう。陰線と陽線が混じった「三空叩き込み」の解説は、例えば、「ローソク足と酒田五法」(清水洋介著、パンローリング刊)の91ページにもあります。
赤坂プリンス新館の解体工事が始まった。一つの時代の終わりの象徴だ。バブル時代毎日前を通勤していたので想い出深い。
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三空叩き込み 11月13日
先週金曜日の米国株式市場は前日比小幅高となった(DJIA +4.07 @12,815.39, NASDAQ +9.29 @2,904.87)。しかし、本日の日本株全般は続落した。東証1部では上昇銘柄数が284に対して、下落銘柄数は1,247となった。騰落レシオは88.54%へ低下した。東証1部の売買代金は7,490億円まで萎んできた。
TOPIXも日経平均も窓を空けて下げた。これで三空叩き込みとなったので、流石に明日は下げ止まるかな?
TOPIX -8 @722
日経平均 -81円 @8,676円
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二空の下げとなった 11月09日
昨日の米国株式相場は続落した(DJIA -121.41 @12,811.32, NASDAQ -41.70 @2,985.58)。これに加えて為替レートで円高が進み、本日の日本株全般は続落する銘柄が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が337に対して、下落銘柄数は1,185となった。騰落レシオは95.29%。東証1部の売買代金は9,334億円となり、SQなのに1兆円を割り込んだ。
TOPIXも日経平均も二日続けて窓を空けて続落し、これで二空の下げとなった。どちらも短陽線で終えたので、米国株が下げ止まれば反発しそうだ。しかし、反発し続けて戻り高値を更新して行くかどうかについてはまだ懐疑的である。昨日現在の日経平均ベース予想EPSが(9月28日の752円から)647円まで低下してきたためだ。 当分の間、或る程度反発するとまた下げるというサイクルを繰り返すというイメージで見ている。
TOPIX -5 @730
日経平均 -80円 @8,757円
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方向感がはっきりしない 11月08日
昨日の米国株式相場は大幅下落した(DJIA -312.95 @13,932.73, NASDAQ -74.64 @2,937.29)。理由は明確ではない。来年初めに大型減税が失効する一方で歳出削減が自動的に発動される「財政の崖」が改めて意識されたとの解説もあるが、既に分かっていることでそんなにも大きく反応するものだろうか?プログラム売買が過剰反応したとの見方もある。
米国株の大幅反落を受けて、且つ、為替相場が円高方向へさらに動いたことを嫌気して、日本株全般は大きく下げた。東証1部では、上昇銘柄数が283に対して、下落銘柄数は1,346となった。騰落レシオは102.74%。東証1部の売買代金は9,581億円。
TOPIXも日経平均も窓を空けて下げ、短陰線で終えた。10日移動平均を再び割り込み、時の利は売りとなった。10日移動平均線を短期間で上下に跨ぎ、方向感がはっきりしない。こういう相場では、つないでじっとしているのが有効だ。
TOPIX -10 @735
日経平均 -135円 @8,837円
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上には行きたくない? 11月07日
昨日の米国株は大幅高となった(DJIA +133.24 @13,245.68, NASDAQ +12.27 @3,011.93)。世界中が注目していたアメリカ大統領選は、日本時間の本日午後1時半頃にはオバマ大統領の再選が確実となったと報道された。これは大方の予想通りだった。為替レートが円高方向へ動き、本日の日本株全般は下げる銘柄が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が661に対して、下落銘柄数は834となった。騰落レシオは105.03%。東証1部の売買代金は1兆1,201億円へ増加した。
TOPIXも日経平均も米国高を受けて高く始まったが失速し、一時は大きく下げた後その後半分ほど戻した。形としては実体部分と同じくらいの長さの下ひげを引いた陰線となり、上には行きたくないというメッセージとなった。しかし、業績下方修正を発表した日産が大きく反発したように、業績悪は既に織り込んできた可能性もあるため、目先は大きく下にも振れないか?
TOPIX +1 @745
日経平均 -3円 @8,972円
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円高修正の流れが一服して小幅続落 11月06日
昨日の米国株は小幅反発した(DJIA +19.28 @13,112.44, NASDAQ +17.53 @2,999.66)。しかし、本日の日本株全般は円高修正の流れが一服したため下げる銘柄が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が428に対して、下落銘柄数は1,101となった。騰落レシオは102.06%。東証1部の売買代金は9,103億円。
日本の外貨建て輸出額は外貨建て輸入額より少なくなってきた。したがって、国全体で考えると円高はプラスと考えるべきだが、株式市場ではそのように反応していない。理由は一つ思い当たる。株価を動かす最大の要因は企業収益の予測である。わが国の輸出産業と輸入産業の為替レートに対する収益率の違いである。為替レートが1円だけ円高になったときに輸出企業が受ける純利益の減少額のほうが、輸入企業が享受できる純利益の増加額よりも大きい可能性がある。仮にこれが事実であれば、株式市場は理屈通りに動いていることになる。
TOPIXも日経平均も短陰線で続落したが、下げ渋っているように見える。
TOPIX -3 @744
日経平均 -32円 @8,975円
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米国株安を受けて下げたが下げ渋った 11月05日
先週金曜日の米国株式相場は大幅下落した(DJIA -84.66 @13,147.96, NASDAQ -37.93 @2,982.13)。 これを受けて本日の日本株全般は下げた。東証1部では、上昇銘柄数が471に対して、下落銘柄数は1,049となった。騰落レシオは101.97%。東証1部の売買代金は8,807億円へ細った。
TOPIXも日経平均も反落したが、10月18日以来の保ち合いレンジ内での下げであり、為替レートが円安円高基調で推移していることもあり、下げ渋る展開が続いている。
TOPIX -5 @747
日経平均 -44円 @9,007円
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時の利は買い転換 11月02日
昨日の米国株式相場は大幅上昇した(DJIA +136.16 @13,232.62, NASDAQ +42.83 @3,020.06)。この日発表されたアメリカの主要な景気指標が事前予想以上に良好だったことが好感された。これを受けて、本日の日本株全般は上昇した。東証1部では、上昇銘柄数が1,185に対して、下落銘柄数は363となった。騰落レシオは101.06%。東証1部の売買代金は1兆1,453億円。
日本の家電産業は目を覆いたくなるくらい業績が悪化した。技術がアナログからデジタルへ進化したことにより、日本のモノづくりが得意としてきた精密な機械部品なしに多くのデジタル製品が作れるようになった。その結果、パソコンやテレビはパーツさえ集めてくれば誰でも組み立てられるコモディティと化し、性能では差別化が難しくなり、価格競争が激化した。そこへ円高が追い打ちをかけた。意思決定が遅い日本の企業は激変する経済環境に上手く対応できないまま時が過ぎ、その代償が記録的大赤字である。ただ少しは救いがある。機械部品が必須である白物家電ではちゃんと利益をあげている。サムソンやLGに大負けしていて日本人としてはとても悔しい思いをしている。手に触れることができるもの作りだけでは不十分な時代となってきた。デザインや使い方の新提案などソフト面、および最初から世界を視野に入れた商品開発およびそれに対応したマーケティングに力を入れるべきだろう。そのためには縦割りで横断的な連携が殆どない従来の事業部制は大きく改変する必要がある。縦割りの事業部制では新しい発想が生まれ難い。事業部横断的で且つ風通しの良い企業文化がなければ変化が速い今日の経済環境に上手く対応していくことは非常に困難だ。日本の家電メーカーに頑張ってほしい。
TOPIXも日経平均も反発して10日移動平均線を回復し、時の利は再び買い転換した。ただ、TOPIXで見るとまだ三角保ち合いの中での動きが続いている。三角保ち合いから放れるにはもう少し日柄が必要そうだ。
TOPIX +9 @752
日経平均 +41円 @9,051円
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売り圧力と買い圧力が拮抗 11月01日
再開された昨日の米国株式相場は小幅安となった(DJIA -0.75 @13,096.46, NASDAQ -10.72 @2,977.23)。本日の日本株全般は印象としてはほぼ変わらずだったが、東証1部の上昇銘柄数は939に対して、下落銘柄数は573となった。騰落レシオは96.91%。東証1部の売買代金は1兆566億円。
TOPIXも日経平均も小幅高となったが、方向感が乏しく、売り圧力と買い圧力が拮抗している。
TOPIX +1 @743
日経平均 +18円 @8,946円
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