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鎌田傳


「ラリー・コナーズ氏(「コナーズの短期売買入門」「魔術師リンダ・ラリーの短期売買入門」)の経営する、TradingMarkets.comでテクニカル・アナリストを務め、現在証券会社に勤務。訳書に、「スイングトレード入門 短期トレードを成功に導く最高のテクニック」(パンローリング)、そして電子書籍「トレード成功のヒント - 米国株式市場の習性と特徴」(パンローリング)がある。」

鎌田傳の「South Bayトレーダー」 日記

今年も乱闘騒ぎのブラック・フライデー

11月28日
ブラック・フライデー: アメリカ合衆国で、感謝祭(11月の第4木曜日)翌日の金曜日のこと。クリスマス・セールが始まり、小売店が大きく黒字になることからこう呼ばれる。(ウィキペディア)

大幅に値引きされた商品を目当てに、買い物客が店内に一斉に押し寄せます。今年の乱闘の模様です。


https://youtu.be/SROCzTMWXf4

この動画を見た人たちのコメントです。

・ まるで野獣のようだ。-- Troy Thelonewolf

・ あきれた人たちだ。-- WilliamProductions

・ 考えてほしいことがある。もしスーパーマーケットの食品が売り切れとなったら、この人たちは、どんな行動に出るだろうか?-- dodge driver

・ 全く見ていられない。この人たちは、オンラインで買い物できることを知らないのだろうか?-- AllHeadsDownTV

大混雑する店で買い物をするのが好き、他の買い物客と争うのが楽しいという人は別ですが、一番最後のコメントにあるように、私ならオンラインで買い物をします。とにかく便利です。オンラインなら駐車場を探す必要はなく、レジの前に出来た長い列に並んで待つ必要もありません。

下は、今年ここまでの大手小売株の成績です。

・ ウォルマート: マイナス30%

・ ターゲット: マイナス4%

・ シアーズ: マイナス32%

・ コールズ: マイナス21%

・ ノーズストローム: マイナス22%

・ メイシーズ: マイナス39%

・ ベスト・バイ: マイナス17%

ということで、どれもマイナスという惨澹たる状態ですが、ひとつ例外があります。家電から食品まで多くの商品を豊富に揃えているオンライン通販のアマゾンの株価は+118%です。

現在のアマゾン株は、ほぼ史上最高値にあり、時価総額は3170億ドルだ。この額は、ウォルマートからベスト・バイまでの7社の合計時価総額を320億ドルも上回っている。オンライン・ショッピングは、従来の小売店に明らかな脅威となっている。(CNNマネー)

ブラック・フライデーで今日は店が混雑していますが、株価を見る限り、成功しているのは従来の伝統的な小売店ではなくオンラインの小売店です。そう遠くない将来、ブラック・フライデーの乱闘が見られなくなる日が来るかもしれません。

(参照した記事:Retail stocks are in the red, except ...)
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理屈に合わない値動きは絶好のトレード・チャンス

11月25日
貴金属・宝飾品大手ティファニーの第3四半期の売上と利益は予想以下、そして通期見通しの下方修正がマーケット開始前に発表されました。この冴えない発表を受けて、ティファニー株は時間外取引で3%を超える下落となりましたが、通常取引が始まると株価は簡単に回復してしまいました。下は、ティファニーの日足チャートです。



大引けまで15分を残し、現在の株価は3.67%の大幅上昇、目立つ長い陽線(A)が形成されています。出来高も膨大です(B)。

とうぜん疑問になるのは、精彩を欠く決算発表だったにもかかわらず、なぜこうもティファニーは大きく買われたのでしょうか?ニュースやツイッターを調べてみましたが、これといった買い材料は見つからず、CNBCで株番組を担当するジム・クレーマー氏は、「ティファニーにはウンザリだ」、と語っています。

ということで、具体的な買い材料は不明ですが、今日のティファニー株で思い出したのは、『魔術師リンダ ラリーの短期売買入門』(
http://www.tradersshop.com/bin/showprod?c=9784939103032)という著書の中で語られているニュースに関する章です。

1995年の強気市場をリードした株のひとつ、IBMについて、アナリストたちがその収益予想は達成されないであろうと発表したとき、S&P500先物は数ポイント上げた。必然的に、この発表はマーケットにダメージを与えるはずだった。マーケットをリードしてきたハイテク産業の株について、アナリストたちは、そのビジネスは皆が思っているほど好調ではないと言ったのだ。IBMは新聞発表の後に急激に下落した。そして、S&P500は初めに2.5ポイント失った。しかし、マーケットが「私はIBMを気にかけません。私はもっと高いところへ行きます!」と言ったとき、売り込みは素早く無視された。S&P500はすぐに反転し、3ポイント上昇した。次の日はさらに5ポイント上がった。

今朝のティファニーと著書の中で挙げられているS&P500に共通していることは、両者とも悪材料を跳ね返して、簡単に一転反発したことです。最初は皆が思ったとおりの下げでしたが、それは長続きせず、最終的に待っていたのは理屈に合わない上昇ラリーの展開です。

繰り返しになりますが、今朝の時間外取引では、ティファニー株は皆が思っていたとおりの展開となり3%を超える下げとなりました。しかし、実際に通常取引が始まるとティファニーは一転して、論理的に辻褄が合わない強い上昇となりました。『魔術師リンダ ラリーの短期売買入門』の著者は、こう書いています。

よく知られているあるマーケットの魔術師によると、彼がトレーディングで儲けた1億ドルの半分くらいは、マーケットがいわゆるロジックを拒絶し、反対方向に動く時期がいつかを、特定できるようになったときから稼いだそうだ。

注目は、「マーケットがいわゆるロジックを拒絶し」の部分です。時間外取引でのティファニーは、悪い決算を受けて、誰もが予想していたように下げました。要するに、理屈に合った値動きでした。しかし、通常取引でのティファニーはロジックを拒絶して上げに転じてしまいました。この理屈に合わない値動きに、はたしてどれくらいの数のトレーダーが素早く反応することができたでしょうか?頭に入れておいてほしいことは、1億ドルを手に入れたトレーダーの儲けの半分は、ロジックを拒絶したマーケットの動きを利用していたということです。

(参照した記事:Cramer: ‘I’m sick of Tiffany’

Tiffany Misses on Q3 Earnings & Sales, Lowers Guidance

魔術師リンダ ラリーの短期売買入門)
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株で損をしました、お金をください

11月22日
「株で大損したので助けてください。お金をください」、と頼まれたら皆さんならどうしますか?震災で住居を失ってしまった人たちを助けよう、ホームレスの人たちを助けよう、といったことなら募金する気になりますが、株で大損した人に同情できる人は少ないのはではないでしょうか。

水曜のマーケット終了時点で、ジョー・キャンベルさんのEトレードの口座には3万7000ドルがあった。しかし一夜明けると、口座の価値はゼロになっていただけでなく10万ドルを超える借金ができていた。(CNNマネー)

キャンベルさんが大損した理由は空売りの失敗です。



カロバイオス・ファーマシューティカルズというバイオテクノロジー株の日足チャートです。Aが水曜のローソク足になり、この日の終値は2ドル7セント、そしてCNNが報道しているように、キャンベルさんの口座には3万7000ドルの価値がありました。

そして翌日、悪夢が起きました。Bのローソク足で分かるように、カロバイオス・ファーマシューティカルズは巨大な窓を開けての寄付きです。始値は13ドル94セントですから、株価は一夜で6.7倍に膨れ上がってしまいました。とうぜんのことながら、空売っていたキャンベルさんの口座にはマージン・コールが発生し、Eトレードから早速$106,445.56を請求される結果となりました。

401K(企業年金)を解約してキャンベルさんは借金を返済するようですが、老後のために貯めた金を失うのはつらいことです。そこでキャンベルさんは、人々から助けを得ようと決心して、オンライン募金サイトに早速登録しました。

gofundmeというのが募金サイトの名前です。誰でも簡単に登録でき、下は犬の治療費を求める例です。



「募金してください、助けてください」、という登録されているキャンベルさんの写真を見てみたかったのですが、キャンベルさんは既に募金運動をやめてしまったので、残念ながら写真を見ることができませんでした。マーケットウォッチの報道によると、たった一日だけの募金活動でしたが、キャンベルさんは5310ドルを集めることができたそうです。

さて、カロバイオス・ファーマシューティカルズ株が一夜で6.7倍になってしまった理由を簡単に説明しておきましょう。癌の治療薬を研究開発しているカロバイオス・ファーマシューティカルズ社は、研究を続けるために必要な資金が底をつき始め、経営が危ない状態に陥っていました。しかし木曜、投資グループがカロバイオス・ファーマシューティカルズを救済するというニュースが流れ、株価は暴騰となりました。

言うまでもなく、たった一夜で株価が6倍以上になることは滅多に起きることではありませんから、キャンベルさんは正に不運でした。普通なら、マージンコールが発生する前にポジションを処分する時間が十分ありますから、キャンベルさんの一件はきわめて稀な例です。更に、オンラインの募金サイトで株で出した損を穴埋めしようとしたというのも、おそらく稀な例でしょう。

(参照した記事: Man begs for money after risky bet implodes

Help! My short position got crushed, and now I owe E-Trade $106,445.56

KaloBios stock rockets after investment from Shkreli)
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ベテラン・アナリストが語る10のトレードルール

11月20日
テクニカル分析のベテラン、ジョン・マーフィー氏が勧めるテクニカル・トレード10のルールを紹介します。



1、トレンドの把握: 先ず、週足や月足の長期チャートを見て全体的なトレンドをつかむこと。日足や60分足、15分足などの短期チャートの分析は、長期チャートの分析が済んでからだ。短期的なトレードをする場合でも、トレードの方向は中期、長期トレンドと同方向にすることが好ましい。

2、トレンドをつかみトレンドに乗る: トレンドには長期、中期、短期の三つがある。トレードをする前に、どのトレンドに乗るかを決めてほしい。もし中期トレンドに乗る場合なら週足と日足チャートを使い、デイトレードのような短期トレードの場合は日足と日中足チャートを用いる。重要なことは、長い時間軸のトレンド方向に合わせてトレードすることだ。

3、サポートレベルとレジスタンスレベルの把握: 買いはサポートレベルの近くで行い、売る場合はレジスタンスレベルの近くで行うこと。

4、調整幅の把握: 株は一直線に上がることはなく、必ず一時的な下げが起きる。下げている場合も一直線に下げることはなく、必ず一時的な戻しが起きる。一般的なのは半値戻しであり、38.2%、61.8%のフィボナッチ・リトレースメントの値戻しレベルにも注意を払いたい。

5、トレンドラインを引く: トレンドラインは最もシンプル、そして有効な分析ツールだ。

6、移動平均線の利用: 移動平均線から客観的な売買シグナルが発せられる。短期移動平均線が長期移動平均線を上抜けたら買い、そして短期が長期移動平均線を下抜けたら売りだ。更に、移動平均線を使うことで既存トレンドを確認することができ、そしてトレンド変化の確認をすることもできる。トレンドに追従する移動平均線の性質を考慮すると、移動平均線が最も役に立つのはトレンドがハッキリしている場合だ。

7、ストキャスティクスなどのオシレーターの利用: 移動平均線はトレンドの確認に役立ち、オシレーターを使うことで、株が買われ過ぎなのか、それとも売られ過ぎなのかを判断することができる。更に、オシレーターから発せられるダイバージェンスから、差し迫る株価の反転を読み取ることができる。オシレーターが特に役立つのは株価がレンジ内で推移している場合だ。

8、警報を読み取る: MACDを利用しよう。MACDラインとシグナルラインの両方がゼロラインより下にある状況で、もしMACDラインがシグナルラインを上抜けたら買いだ。MACDラインとシグナルラインの両方がゼロラインより上にある状態で、もしMACDラインがシグナルラインを下抜けたら売りだ。もし週足と日足チャートを使ってトレードしている場合なら、週足からのMACDシグナルが優先される。

9、ADX指標(平均方向性指標)の利用: ADXは株にハッキリとしたトレンドがあるのか、それともレンジ内で推移しているかを教えてくれる。ADXが上昇する場面では移動平均線が役立ち、ADXが下降する局面ではオシレーターが役立つ。

10、出来高を無視してはいけない: たとえばアップトレンドの場合、株が上昇した日の出来高は増えているだろうか?出来高の増大は新資金の流入が示され、もし出来高を減らしながら上昇しているなら要注意だ。強いアップトレンドには出来高の増大が伴うものだ。

(情報源: John Murphy's Ten Laws of Technical Trading)
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今回も投資家たちは間違っている???

11月18日
午前中にツイートしたことですが、下は金のETFの日足チャートにバランス・オブ・パワーという指標を入れたものです。



緑色の上に伸びる線は特に強い買い圧力が示され、赤色の部分は強い売り圧力が示されています。黒い矢印を付けましたが、今年に入ってから緑の線が現れた場所が4カ所あります。見てのとおり、これら4カ所は結果的に目先天井となっていますから、買った人たちの思惑は外れです。

売り圧力が強い部分は現在を含めて2カ所あります。1回目の売りは安値圏で売った形になり、現にこの売りの後ETF価格は上げに転じていますから、ここでの売りは間違いでした。現在も強い売りを示す赤い線が続出していますが、ここでの売りは正解でしょうか?バランス・オブ・パワーが明確に示していることは、人々は天井で買って底で売る傾向があるということですから、現在売っている人たちは後悔する可能性があります。

季節的に見た場合、11月は注目の月です。



上のチャートには、過去18年間の金指数の季節性が示されています。円で囲いましたが、11月の中頃に金指数は底打ちとなる傾向があります。現在、金のETFは売られている状態ですが、季節的な要素を考慮すると、ここでは売るのではなく買いを検討した方が良さそうです。



金の日足チャートです。下に入っている指標ですが、緑色の線はコマーシャル(当業者)の建玉状況です。0より下で推移しているので、当業者たちは空売り姿勢ですが、上昇する矢印(A)の方向で分かるように、当業者たちは空売りポジションを減らしている状態です。過去2回の例で分かるように、このようなことが起きた後には金価格が上昇しています。

繰り返しになりますが、現在の様子がAです。当業者たちは空売りを買い戻して、空売りポジションを減らしています。前回2回と同様なことが今回も起きる可能性がありますから、そろそろ金の上昇が始まるというシナリオも頭に入れておきたいと思います。
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投資家たちは間違った株を買っていたことに気がついた??

11月16日
入院した母に会いに行っていたので、先週はマーケットを全く見ることができませんでした。静かな病室に座っていると、まるで時間が止まってしまったような錯覚におそわれ、株式市場は極めて遠い存在に感じられました。

先週の米国株式市場は、ダウ平均マイナス3.71%、S&P500指数マイナス3.63%、そしてナスダックは4.26%の下げという冴えない展開でした。下げ原因の筆頭にあげられているのは、6日(金)に発表された強い米雇用統計です。



先週、ダウ平均は8月以来最高の665ポイントの下落となった。いったい何が起きたのだろうか。答えは連銀だ。予想を大幅に上回る雇用統計が6日に公表され、マーケット関係者たちは、12月の金利引き上げはほぼ間違いないと結論した。

米国経済は好転しているのだから、金利を引き上げることは正しい判断だ。しかし問題は、ヨーロッパや海外の中央銀行が金利を引き上げるのは、まだまだ先の話であり、ここで米国が利上げを実施するとドル高が起き、輸出に頼る多数の大企業の収益にダメージを与える可能性がある。

更に問題なのは、企業利益の減退が既に見え始めている。第3四半期、S&P500指数に属する大型企業の利益は平均で3.7%のマイナスとなり、これで景気後退期以来初めて2四半期連続で利益が減少となった。(フォーチュン誌)


米国企業利益は既に不安な状態ですが、ウェルズ・キャピタル・マネージメントのジェームズ・ポールセン氏は、もう一つこのような心配材料をあげています。

米株の株価売上高倍率(PSR)は、インターネット株バブル以来初めて見る割高レベルに達している。

先週のマーケットが大きく売られた理由のもう一つとして挙げられているのは、「投資家たちは間違った株を買っていることに気がついた」、というものです。ご存知のように、米国の金利が引き上げられる、という話は昨日今日に出たものではありません。現に、多くの投資家は金利引き上げを予想し、それに備えてポートフォリオの調整をしていました。

国際金融グループ、バークレイズのイアン・スコット氏によると、金利が上昇する状況では金融株や商品関連株、そしてエネルギー株が有利であり、ヘルスケア株や公共株は低迷する傾向があります。金利の引き上げが差し迫っている、と判断した投資家たちは資金を有利なセクターに回していたのですが、今年ここまでの成績は満足できる内容ではありません。スコット氏は、こう述べています。

金利が上昇する環境では割安株が有利だが、今年の中頃から割安株は平均で2.3%の下落となり、マーケットのバロメーターであるS&P500指数より悪い成績だ。期待された銀行株もS&P500指数を下回り、金利上昇に強いマスメディア関連株も低迷している。しかし皮肉なことに、金利引き上げに弱い公共株は今年の中頃から2.4%の上昇となっている。

以前がそうだったから今回もそうなる、歴史は繰り返す、と投資家たちは過去のデータを基に有利なセクターに資金を移動させたのですが、ここまでの成績は全くパッとしません。そればかりか、気の早い投資家は資金移動は間違っていたと判断し、持ち株を売って損切っている状態です。スティーブン・ガンデル氏(フォーチュン誌)は、「実際に利上げが行われた場合、以前とは違った株がマーケットのリーダーになることだろう」、と述べています。

もちろん、こう考えることもできます。「利上げを予想して、エネルギーや商品関連、金融株に資金を移した投資家たちの判断は間違っていない。ただ買うタイミングが早すぎただけ。」 現にソシエテ・ジェネラルのアナリストは、「商品市場の底打ちが近い。鉄、銅、アルミニウム、亜鉛などのベースメタル関連が特に注目だ」、と述べています。

(参照した記事:Why a Fed Rate Hike May Catch Investors Off-Guard

Why the Dow Just Had a Really Bad Week: Down 665

Societe Generale: It's Time to Increase Cash and Reduce Your Risk)
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後知恵と株投資

11月02日
「買っておくべきだった」、「売るのが早すぎた」、などと株の売買で後悔することがあります。言うまでもなく、事が実際に起きた後で判断することは簡単であり、「後知恵の的中率は100%」という言葉もあります。昨日のブログで、ドラスコ・コバリヤ氏(投資アドバイザー)は、後知恵の持つ落とし穴について指摘しています。

「1992年にスターバックス株が上場された時に1万ドル分買っていれば、現在それは150万ドルになっている」、というツイートがあった。



たしかにそのとおりだが、それは後知恵であり、言い換えると「生存の偏見」、「生き残りのバイアス」と同じだ。(生存の偏見/生き残りのバイアス: 論理的な誤り。物事を考える場合、生き残った人たちのことだけを考慮し、生き残ることができなかった人たちは完全に無視されていること。たとえば、株ファンドの平均リターンは11%などと報道されることがあるが、これには廃業してしまったファンドは含まれていない。)

では、ここで質問しよう。今日までスターバックス株を持ち続け、実際にミリオネアになっている、ごく普通の個人投資家は何人いるだろうか?正確な数字は分からないが、おそらく一人もいないと私は思う。

1992年に戻ってみよう。その時点では、スターバックスが20年後に世界でビジネスを展開する巨大企業に成長することを示唆する情報は一つも無かった。更に、スターバックスは1992年に新規公開した多数の企業の中の一企業に過ぎず、今日その多くは存在していない。

考えてほしい。数多い1992年の新規公開株の中からスターバックスだけを選び、そして途中の株価の乱高下に動揺することなく、今日まで株を持ち続けることができる確率はどれほどあるだろうか?おそらく、宝くじに当たる確率の方が高いことだろう。


もう一つの有名な例として、コバリヤ氏はロナルド・ウェイン氏を挙げています。

ウェイン氏は1976年4月、アップル・コンピュータ(現在の社名はアップル・インク)に出資して、10%の株を保有する大株主となりました。しかし出資した2週間後、ウェイン氏は持ち株を800ドルで手放しました。もし今日まで持っていれば、氏の資産は600億ドルに膨れ上がっています。

「なんと勿体ない話だ。世界最大の企業の大株主になれたのに」、と思うかもしれませんが、ウェイン氏の例もスターバックスと同じです。1976年の時点で、アップル・コンピュータが今日のアップルに成長することを誰が想像したでしょうか?現に後日、「株を売ったことは後悔していない。あの時点において得ることができた情報を基に考えた場合、売却することは当然な判断だった」、とウェイン氏は述べています。

「後知恵、生き残りのバイアスは危険だ。なぜなら、それらはあなたが実現不可能な投資の大ホームランを打つことができる、という錯覚に陥れるからだ」とコバリヤ氏は結論しています。

(参照した記事:The Insidious Nature Of Investing Hindsight

Ronald Wayne)
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