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鎌田傳


「ラリー・コナーズ氏(「コナーズの短期売買入門」「魔術師リンダ・ラリーの短期売買入門」)の経営する、TradingMarkets.comでテクニカル・アナリストを務め、現在証券会社に勤務。訳書に、「スイングトレード入門 短期トレードを成功に導く最高のテクニック」(パンローリング)、そして電子書籍「トレード成功のヒント - 米国株式市場の習性と特徴」(パンローリング)がある。」

鎌田傳の「South Bayトレーダー」 日記

ほとんどのトレーダーが思っていること: 私は平均以上のトレーダーです

12月30日
70%の人々は、自分の身体的な魅力は平均以上だと思っている、という調査結果があります。そして、ほとんどの人たちは、自分の運転技術は平均以上であると思っている、という調査結果もあります。単純に結論すると、私たちは自分の能力や技術を過大評価する傾向があるようです。



この能力の過大評価について、トレーダー・コーチとして有名なブレット・スティーンバーガー氏は、こんなことを述べています。

私がトレーダー・コーチとして働き始めて直ぐに気が付いたことは、成功しているトレーダーは極めて少ないということだ。80%を超えるデイトレーダーは、トレードを始めて6カ月以内に資金を減らしてしまい、トレードによる損は長期間にわたって続く。しかし意見調査をして驚いたことは、負け続けているトレーダーたちは、自分は平均、またはそれ以上のトレーダーだと思っていることだ。彼らは、トレードで損が出るのは難しいマーケット環境が原因であり、何カ月も損を出し続けるのはトレード習得過程の一部にすぎないと信じている。

利益を上げることができないのなら、自分のトレード技術は平均以下だと判断するのが普通だと思うのですが、現実は正反対です。車の運転という事についてですが、マイケル・ロイ氏(心理学者)は、このようなことを語っています。

ほとんどの人たちは、自分の運転技術は平均以上だと評価しているが、他人はおそらくそう評価しないだろうとも答えている。

ロイ氏が指摘しているのは、人によって違う良い運転技術の定義です。極端な例ですが上の写真を見てください。運転中にコーヒーを飲んでいるだけでなく、携帯電話も使っています。もちろん、運転中の電話使用は違法ですが、「俺はこんな危険なことをしていても事故無く運転できる。俺の運転技術は優れている」、ということになってしまいます。しかし、安全運転を第一とする人ならコーヒーなど飲まず、運転中の通話など、とんでもないことです。安全を最優先させる人には、ハンドルを両手でしっかり握り、前方に絶えず注意を払うことが良い運転技術です。

話をトレードに戻しましょう。損を出し続けていても、私たちは、なぜ平均以上のトレーダーだと思ってしまうのでしょうか?この理由を説明する一つとして、スティーンバーガー氏はマリア・ポポバ氏のコラムを挙げています。ポポバ氏によると、私たちが自分は他人より優れていると思い込む傾向があるのは、それが私たちの生存にかかっているからです。

3カ月、6カ月、12カ月と経過したにもかかわらず利益を相変わらず上げることができないのであれば、トレードなどやめるべきだ、と結論することができます。しかし状況はどうであれ、自分は平均以上のトレーダーだ、と信じることができればトレードを継続することができます。大げさな言い方をすれば、日本人の全てが自分は平均以下だと思っていたら日本が経済大国になるのは不可能であったばかりではなく、とうの昔に日本民族は滅んでいたことでしょう。

トレードで成功してやる、トレードで食っていくのだと決断したからには、2年や3年の失敗で諦める訳にはいきません。自分はバカだ、平均以下だなどと思っていたのでは直ぐに挫折してしまいますから、トレーダーとして生き残るためには、「自分には必ずできる」、と信じ込んでしまうことも大切と思います。3年やってもダメならトレードなど諦めろ、という意見もありますが、私の好きな言葉は「成功する秘訣は諦めないこと」です。

自分を信じるといっても、いつも人々に自信満々の態度を示す必要はありません。スティーンバーガー氏によれば、ファンド・マネージャーとして成功している人は戦士と言うより心配性型の人が多いようです。自信満々で大きく賭けるのではなく、この投資にはどのような罠があるだろうか、といったことを先ず考えることができる人が投資の世界で長生きすることができるようです。

(参照した記事:How We Fall For The Greatest Con Job Of All

How Our Delusions Keep Us Sane: The Psychology of Our Essential Self-Enhancement Bias

When It Comes To Driving, Most People Think Their Skills are Above Average)
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米国株式市場: 顕著になった守りの姿勢

12月27日
クリスマスで金曜のマーケットは休み、そしてその前日は半日だけという短縮された今週のマーケットでしたが、トム・バウリー氏(Invested Central)は投資家たちの姿勢の変化を指摘しています。



先ず、米国株式市場のバロメーターであるS&P500指数の今週の成績は+2.76%でした。バウリー氏が指摘しているのは、二つのセクターETFです。

SPDRs Select Sector Consumer Discretionary (XLY): +1.49%

⓶ SPDRs Select Sector Consumer Staples (XLP): +3.10%


1は一般消費財のETF、そして2は生活必需品のETFです。見てのとおり、後者の成績が前者を大きく上回り、投資家たちは明らかに守りに力を入れた一週間でした。

特に11月の中頃から顕著なことは、攻撃的な投資姿勢を示す一般消費財から防御的な姿勢を示す生活必需品に資金が移動している。(トム・バウリー)

下のチャートは、バウリー氏のブログに掲載されていたものです。



下半分はS&P500指数です。大きな変化はありませんが、11月の中頃から、やや上昇しています。注目は、一般消費財のETFと生活必需品のETFを比較した上半分のチャートです。明確に下降する矢印が示していることは、一般消費財のETFの成績が生活必需品のETFの成績を下回るということであり、バウリー氏が言うように投資家たちは守りに力を入れ始めています。

生活必需品銘柄は、どのような状況で資金を集める傾向があるでしょうか?



上のチャートには、資金をどう移動させるべきかの一般的な例が示されています。四角で囲いましたが、生活必需品(1)が有利なのは経済が完全に回復した時点(2)、そしてマーケットの天井(3)です。バウリー氏が指摘しているように、11月の中頃から生活必需品が資金を集めているというのは、たしかに気になります。

(参照した記事:Energy Leads Pre-Holiday Rally; Consumer Stocks Lag)
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アメリカは豊かな国?

12月25日
下はThe Economic Collapseからの抜粋です。

・ 人々は給料ぎりぎりの生活をしている。62%のアメリカ人の預金口座残高は1000ドル未満であり、21%のアメリカ人は預金口座を持っていない。

・ 43%の米国世帯は、毎月の出費が収入より多い。

・ 1971年、61%の米国人は中間所得層に属していた。しかし今日、その数値は史上初めて50%を割った。



・ ピュー・リサーチ・センターの調べによると、中間所得層に属する人々の中間資産額は、2001年から2013年の間に28%も減った。

・ 社会保障庁のデータによると、51%の米国労働者の年収は3万ドル(約360万円)未満だ。

・ 2000年、貧困層のボトム20%の中間世帯資産額は905ドルだった。そして2011年、その額はマイナス6029ドルに落ち込んだ。

・ 最近行われた意見調査によると、30歳未満の米国人の48%が、「アメリカン・ドリームは死んだ」と答えている。

・ 平均的な大人が持つ資産額で比較すると、米国は世界で19位という冴えない順位だ。

・ 米国の原動力となったのは起業精神だ。しかし今日、起業する人たちの数は史上最低だ。

・ もしあなたの借金がゼロ、そしてポケットに10ドルの現金があるなら、あなたは25%のアメリカ人より裕福だ。

・ なんと48.8%の25歳のアメリカ人は、親の家に相変わらず住んでいる。

・ 49%のアメリカ人は、政府から給付金を受け取っている世帯に属し、約4700万人のアメリカ人が貧困層に属す。

・ 約4600万人の米国市民が、困窮者のために設けられた食料配給施設を利用している。

・ 過去6年間で、ホームレスの子供の数が60%以上増えた。

・ 米国の65%の子供の家庭は、連邦政府から給付金など何らかの補助を受けている。

・ ジョン・ウィリアムズ氏(Shadow Government Statistics)によると、もし米国政府が正直に失業率を発表したなら、その数値は22.9%だ。

・ 1950年、80%の男性には職業があった。今日その数値は、たったの65%だ。

・ 今日、米国世帯が抱えるクレジットカードの借金は平均で1万5950ドルだ。

(情報源:58 Facts About The U.S. Economy From 2015 That Are Almost Too Crazy To Believe)
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アップル株はヘッド・アンド・ショルダーズ?

12月23日
25日はクリスマスでニューヨーク株式市場は休み、そして前日の24日は半日だけの取引ですから、今週のマーケットは実質的に水曜でお終いです。もちろん、水曜のマーケットを最後に、多くの人たちが年末の休暇となりますから、水曜が今年最後の取引と言っても差し支えないと思います。



アップル株の大幅下落を予想するリチャード・ロス氏の意見が話題になっているので、そのことについて書きます。
今年のアップルは2.85%の下げ、そしてS&P500指数はマイナス0.97%です。今月だけを見てみると、S&P500指数は1.99%の下げですが、アップルは9.36%の下落となり弱さが目立ちます。

アップルのチャートには、大きなヘッド・アンド・ショルダーズが形成されている。-- リチャード・ロス(Evercore ISI)

下が日足チャートです。



現在の株価(A)を見てください。売り出動の目安となるネックラインに迫っています。ネックラインは106ドル付近を走っていますから、あと1ドル少々下げると空売りのシグナルが点滅します。



ネックラインを割った場合、頭からネックラインまでの値幅に相当する下げが予想されますから、目標株価は76ドル付近になります。

(参照した記事:Man who called Apple’s fall now sees this)
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アップル株と二本の移動平均線

12月20日
金曜のマーケットが終わりました。下は、S&P500指数に連動するETFの3分足チャートです。



Aが今朝の寄付きです。窓を開けての下げで始まり、途中何度か反発はありましたが買い手の力は弱く、結局マイナス2.39%の大幅下落で終了となりました。

入れた線(B)はVWAP(出来高加重平均)です。見てのとおり、ほぼ全てのローソク足が、この線より下です。ETF価格がVWAPより下にあるということは、今日買った人たちの損益を合計するとマイナスになることを意味し、買い手にとって正に惨澹たる一日でした。

米国を代表する株と言えばアップルですが、今日の取引でアップルは2.86%の下げとなり、サポートラインを割ってしまいました。下が日足チャートです。



こんな弱い引け方ですから、8月の安値が再テストされるかもしれない、と思っている人たちが多いことでしょう。もう一つ注目したいのは、長期トレンドを示す200日移動平均線です。矢印を入れましたが、傾きが下向きになり始め、トレンドが上げ基調から下げ基調に変わった可能性があります。

10月になりますが、カール・スナイダー氏(投資アドバイザー)は、アップルについてこんなことを書いています。

2009年に株式市場が底を打って以来、アップルはトレンドが非常に明確に表れる株だ。簡単に言うと、株価が40週移動平均線を上回って引けたら買い、株価が40週移動平均線を割ったら手仕舞いだ。

さっそく、アップルの週足チャートに40週移動平均線を入れてみました。



なるほど、たしかにその通りです。40週移動平均線は、アップルの売買に役立っています。あるトレーダーは、もう一本移動平均線を加えることで、アップルの売買タイミングがもっと明確になることを指摘しています。



10週移動平均線と40週移動平均線の組み合わせです。矢印を入れましたが、移動平均線のクロスで売買するという単純なやり方で成功しています。もちろん、今後もこのやり方が通用する保証はありませんが、スナイダー氏の言うとおり「アップルはトレンドが非常に明確に表れる株」であり、正にこれがアップル株の人気の秘密の一つだった訳です。

ほとんどの場合、移動平均線のクロスでの売買は良い結果が出ません。たとえばゴールドマン・サックスです。



アップルのようにトレンドが長続きしないので頻繁にクロスが起き、クロスを利用したトレードでは良い結果をあげることは不可能です。ということで、移動平均線は売買タイミングを計るツールではなくトレンドを把握するための道具だ、と思っていた方が無難です。

(参照した記事:Apple Stock (AAPL): Is It Time To Take A Bite?)
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米国の経済回復は終わった?米国株式市場は天井??

12月18日
これには少し驚きましたが、12月10日から12月16日の間に資金が最も流入したETFはエネルギー株のETFです。



上の表に示されているのが、資金の流入が最も多かったETFのトップ10です。四角で囲みましたが、エネルギー株のETF、Energy Select SPDRには正味で12億7255万ドルの 資金が流れ込み第1位となりました。



上は、今年ここまでの各セクターの成績です。矢印を入れましたが、最も成績が悪いのはマイナス20.85%のエネルギー・セクターです。最近1週間で資金を最も集めたETFはエネルギー株のETFですから、投資家たちは逆張りを突然好むようになったのでしょうか?

エネルギー株のETFが買われた理由を考えてみました。

・ 季節的な要因

12月はタックス・ロス・セリング(tax-loss selling)が起きることで知られています。(tax-loss selling: 節税を目的に損が出ている株を売却すること) 上のチャートが示すように、今年一番成績が悪いのはエネルギー・セクターですから、多くのエネルギー銘柄がタックス・ロス・セリングの対象になっていることでしょう。

投資方法の一つに、タックス・ロス・セリングの対象となっている株を買うというやり方があります。狙いとなるのは今年20%を超える大幅な下げとなっている株です。このような株はタックス・ロス・セリングで12月に売られ過ぎとなり1月に買われる傾向があります。ということで、来月の反発に賭けてエネルギー株のETFが買われた可能性があります。

・ 米国株式市場の天井の可能性



上のチャートには、各段階で、どのような株に投資するべきかが示されています。株式市場の天井、そして経済が完全に回復(A)した状況で有利なのはエネルギー株(B)です。ここ1週間でエネルギー株のETFに資金が最も流入したということは、多くの投資家が米国の経済回復はほぼ終わった、そしてマーケットは天井であると判断した訳です。
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金属・鉱山株は底の形成中??

12月15日
銅会社の大手フリーポート・マクモランの日足チャートです。



23ドル35セントで今年の取引をスタートし、現在の株価はたったの6ドル50セント、70%を超える大幅下落です。こんな惨澹たる状態なのですが、センチメントレーダーのジェーソン・ゲファート氏は、金属・鉱山株は底を形成している可能性があると語っています。

金属・鉱山業界を代表する2社、フリーポート・マクモランとアングロ・アメリカンが先日、業績立て直しの一環として配当金の支払い停止と社員削減を発表した。両社とも、かなり経営が苦しい状態だが、歴史を振り返ると興味深いことが分かる。

下のチャートは、ゲファート氏の記事に掲載されていたものです。



過去20年間のS&P金属&鉱山株指数の動きが示されています。矢印が入っていますが、これらの矢印はフリーポート・マクモラン、またはアングロ・アメリカンによる配当金支払い停止発表を示しています。

・ 1998年12月: フリーポート・マクモラン配当金支払い停止発表

・ 2008年12月: フリーポート・マクモラン配当金支払い停止発表

・ 2009年2月: アングロ・アメリカン配当金支払い停止発表


見てのとおり、大手2社による配当金支払い停止発表とS&P金属&鉱山株指数の底が、ほぼ一致しています。

先日、両社揃って配当金支払い停止を発表した訳ですが、今回もこの辺が底となって上昇の開始となるでしょうか?ゲファート氏は、こう述べています。

多くの投資家にとって配当金は重要であり、特に今日のような低金利の環境では、配当金はますます重要だ。投資家たちに崇拝されている配当金が停止され、投資心理は最悪な状態に陥った。言い換えると、このように皆の投資心理が冷え込んでしまった時こそ買いチャンスだ。

過去3回のフリーポート・マクモラン、またはアングロ・アメリカンによる配当金支払い停止発表の6カ月後、S&P金属&鉱山株指数は平均で45.9%の上昇、そして一年後は平均で69.9%の上昇となっています。

(参照した記事:Sign of a bottom — finally — in mining stocks)
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著名投資家からの警報: メルトダウンは始まったばかりだ

12月12日


著名投資家カール・アイカーン氏のツイートです。注目は下線の部分です。

「ジャンク債のメルトダウンは始まったばかりだ。」

水曜のブログで書きましたが、株式市場はジャンク債の後を追うと言われています。「調整するだろう」といったおだやかな言葉ではなく、大物投資家が使った言葉は「メルトダウン(暴落)」ですから、さすがに多くの株投資家たちを動揺させたことでしょう。

下がジャンク債のETF、日足チャートです。



何と言っても、今日の出来高が目立ちます。通常の出来高は950万株程度ですが、今日の量は5000万株を超えています。見てのとおり、下げが続き冴えない状態ですが、現在の位置は史上最低値ではありません。下は月足チャートです。



2011年の安値に迫っています。「メルトダウンは始まったばかりだ」、という言葉が正しいのなら、この安値がサポートになる可能性はゼロです。

心配されているように、もし本当に株式市場がジャンク債を追って、2011年の安値まで下げたらどんなことになるでしょうか?ダウ平均の月足チャートを見てみましょう。



今日の終値は17265、そして矢印で示したところが2011年の安値(10404)です。極めて厳しい下落となる訳ですが、位置的に見た場合、10404は61.8%の値戻しレベル(2009年の安値から今年の高値で測定)に、ほぼ一致します。

アイカーン氏は、ジャンク債市場と同様に、米国株式市場も危険な状態にあると述べ、こんなことを指摘しています。

・超低金利は企業の利益成長に役立っていない。企業は低金利を利用して、幻の利益成長を作り上げただけだ。

・ 米国企業は将来の成長のために資金を使うのではなく、他の企業を買収することで、見せかけの成長を作り上げている。

・ 決算発表には全てが公表されていない。企業にとって都合の悪いことは隠されている。

・ 企業による自社株買いが積極的に行われている。アップルのような会社なら別だが、ほとんどの企業は、そんなことをするべきではない。自社株買いは短期的に効果があるが、最終的にはバランスシートを弱らせる。

・ 株価の上昇を喜び、企業の経営者たちは自社株を買い続けている。しかし、肝心な企業利益は伸び悩んでいる。利益の下降が顕著になったら、いったい誰が株を買うのだろうか?

・ 低金利が作り上げたのはバブルだ。株はバブル、不動産もバブル、芸術品もバブルだ。

・ 超低金利政策のおかげで、投資家たちの資金は投機的な株とジャンク債に向かった。低金利を利用してジャンク債が次々と発行され、合併と買収(M&A)がブームとなった。このような状態は永久に続くことはない。前回は金融危機が待っていた。はたして今回は、どんなことになるだろうか?


(参照した記事: アイカーン氏のツイート

Carl Icahn Says the Meltdown in Junk Bonds Is Just Beginning

CARL ICAHN WARNS: I think the meltdown is only just beginning)
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来年の米国株式市場が高くなる確率は半々以上??

12月09日
ファンド・マネージャー、ダグラス・カス氏のツイートです。



「マーケットには、その日その日の記憶が無いことを、私は言及したでしょうか?」

現に、market has no memory(マーケットには記憶は無い)で検索すると、多数の記事が出てきます。下は、去年の3月からの一例です。

この株式市場には、その日その日の記憶が全く無い。昨日、FOMCからの声明を受けて、マーケットは大きく下げ、この下げの勢いは今日のマーケットにも流れ込んだ。しかし下げは60ポイントにとどまり、マーケットは急速に上げに転じ、結局100ポイントを超える上げで終了となった。

理屈に合わない動き=マーケットには記憶は無い、といった意味になると思いますが、マーク・ハルバート氏は、「私たちがマーケットの動きは理屈に合わない、と感じてしまうのはギャンブラーの誤謬と同じだ」、と述べています。

コインを投げて表が6回続けて出ると、私たちは次が裏になる確率は半々以上であると思ってしまう。しかし事実は、裏が出る確率は50%だ。

来年の米国株式市場は下げ相場になる、という意見をよく聞きますが、その理由として頻繁に挙げられているのは、「上げ相場がもう6年間も続いている」、というものです。それもギャンブラーの誤謬と大して変わりはありません。10日連続の上昇などといった事態に直面すると、明日は下げだと私たちは思ってしまいますが、自分たちがトレードで6連勝している場合は、次も勝てると思ってしまうから不思議なものです。

長い期間に渡って米国株式市場のブルマーケットが続いていますが、来年の米国マーケットが上昇する確率は、いったいどれほどあるのでしょうか?ハルバート氏は、1896年から今日までのダウ平均を調べて、こんなデータを今朝のブログで発表しています。

・ 前年度のダウ平均が少なくとも20%上昇した場合、次の年のダウ平均が高くなる確率は66%。

・ 前年度のダウ平均が上昇した場合、次の年のダウ平均が上昇する確率は67%。

・ 前年度のダウ平均が下落した場合、翌年のダウ平均が高くなる確率は65%。


要するに、今年のマーケットが上げようが下げようが、翌年のマーケットが高くなる確率は半々以上です。ハルバート氏は、ローレンス・ティント氏(クワンタル・インターナショナル)の言葉を引用しています。

もしマーケットが過去を考慮しながら動いているなら、マーケットは必要の無い混乱に陥ることだろう。マーケットは予期される将来のリターンを基に動いているということに、私たちは安心を感じることができる。

少し話はそれますが、今月のFOMCでの金利引き上げは間違いないと見られていますが、ダグラス・カス氏は、こんなことを述べています。

マーケットに記憶が無いことを私は時々言及したが、連銀にも同様な問題があるようだ。私には、連銀が金利を本当に引き上げるかどうかは分からない。おそらく、連銀自身もどうすべきかが分かっていない筈だ。

(参照した記事: カス氏のツイート

Opinion: Here are the odds that U.S. stocks will rise in 2016

A Fed Without Memory; A Market Setup to Shun: Best of Kass)
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9.24%の大幅上昇となった株は意外な株だった!?

12月06日
金曜の米国株式市場は強い展開となり、大型株指数のS&P500指数は+2.05%、目立つ長い陽線が形成されました。では金曜のマーケットで、最も上昇率が高かったS&P500指数に属する銘柄は何だったと思いますか?正解はニューモント・マイニング(金鉱株)、そして下が日足チャートです。



株価は9.24%の大幅上昇、特大陽線が形成されています(1)。出来高は1400万株(2)を超え、通常の出来高を74%ほど上回りました。

金曜の終値は200日移動平均線(赤)の直ぐ下です。(緑は20日、青は50日) 200日移動平均線は、多くの人たちが長期トレンドを把握するために使っていますから、この移動平均線を突破するなら買ってやろう、と計画しているトレーダーもいることでしょう。

短期的見た場合、ニューモント・マイニングは買われ過ぎです。



株価は200日移動平均線に迫っているだけでなく、レジスタンスになる可能性があるチャネルの上辺(A)にも接近しています。そして、金曜の大幅上昇でストキャスティクスは買われ過ぎゾーン(B)に入っていますから、そろそろ利食いの売りと空売りに注意です。私個人としては、株価がチャネルの下辺にもう一度下がったところで買ってみたいと思っています。

最後に、ニューモント・マイニングの季節性を見てみましょう。



過去20年間の季節性です。最も目立つのは7月の底打ち後に展開される上昇ラリーです(A)。12月は全体的には上昇ですが(B)、後半の上昇が始まる前にしばらく横ばいとなります。1月は下げ(C)ですが、月末に底打ち(D)となって上昇に転じる傾向があります。
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移動平均線は猿のようなもの?

12月04日
株投資を始めると、移動平均線という言葉を遅かれ早かれ聞くことになる。50日移動平均線、200日移動平均線には予言的な力があるかのように人々は語るが、移動平均線が有効だったのはコンピューターが一般的に使われる前のことだ。現在のマーケットでは移動平均線は大して役にたたない。だから私たちは親しみを込めて、移動平均線を移動猿と呼んでいるのだ。(ヘッジアイ)



「大して役にたたない」という部分で分かるように、ヘッジアイは、移動平均線を使ったトレード方法を低評価しています。そんなに役に立たないものであるのなら、移動平均線は皆から既に見捨てられている筈ですが、現実はその反対であり、今日も多数の投資家やトレーダーが利用しています。

「トレンドを判断するために移動平均線は便利だ」、「移動平均線がサポートレベルやレジスタンスレベルを教えてくれる」、「複数の移動平均線を使うことで売買タイミングを計ることができる」、と利点がありますが、20年のトレード歴を持つアダム・グライムズ氏は、こんなことを述べています。

「移動平均線は本当に役に立つのだろうか?」という質問に、簡単に「イエス、ノー」で答えることはできない。私は徹底的に移動平均線を調査し、得られた答えは6つある。

1、特別に役にたつという移動平均線は存在しない。200日移動平均線が重要視されているが、193日移動平均線、204日移動平均線、またはその他の数値の移動平均線でも構わない。

2、株価が移動平均線に接触した、株価が移動平均線を上抜けた/下抜けたということは、将来のマーケットの方向に重大な影響を与えるものではない。

3、移動平均線の傾きがトレンドを判断する決定的な要素にはならない。

4、株価が移動平均線をクロスすることも決定的なトレンドの判断にはならない。

5、移動平均線を基盤に作られた指標もトレンド判断には役に立たない。

6、今日の科学を使って調査すると、移動平均線を使った伝統的なテクニカル分析方法の多くは役に立たないことが分かる。


ヘッジアイも6番目のことを指摘し、徹底的にバックテストをしてみると、移動平均線を使ったトレード方法では良いトレード結果を上げることができない、と結論しています。

では、移動平均線は、チャートを飾る単なる装飾品でしょうか?投資アドバイス会社であるヘッジアイの言うこと、それにベテラン・トレーダーであるグライムズ氏の言うことは事実だと思いますが、移動平均線の利点を一つ挙げたいと思います。



First Financial Banksharesという銀行株の日足チャートです。青い線は20日移動平均線です。株をトレードするには、トレードのルールが必要になります。この株は買いでしょうか、それとも売りでしょうか?この質問に答えられなくては、肝心のトレードを始めることができません。

上は一例ですが、A、Bのように株価が上昇する移動平均線より上にある場合は買いだけを考えます。Cの場合は、ローソク足が下降する移動平均線より下ですから空売りだけを考えます。要するに、株価と移動平均線の位置関係を見ることで、買いで入るのか、それとも売りで入るかを決める訳です。もちろん、移動平均線は自分の好みに合わせて、50日でも200日移動平均線でも構いません。

(参照した記事:Moving Monkeys

Does the 200 day moving average “work”?)
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クリスマス買い物シーズン開幕、ますます人気のオンラインでのショッピング

12月01日
先週の金曜(ブラック・フライデー)からクリスマスの買い物シーズンが始まりましたが、事実はその前日、休日である感謝祭の日から始まっていました。はたして週末の売上はどうだったのでしょうか?こんな見出しがあります。



Weak Spendingという言葉で分かるように、財布のひもは堅かったようです。下は、小売銘柄に投資しているETFの日足チャートです。



先ず、長期トレンドを示す200日移動平均線(1)を見てください。なだらかに下降が始まり、トレンドが上げ基調から下げ基調に変わっています。

2は今日のローソク足です。78.6%の値戻しレベル(11月3日の高値から11月16日の安値で計算)が壁になり、目立つ長い陰線を形成して終了となりました。こんな弱い引け方ですから、売り手たちは11月の安値が再テストされることを期待していることでしょう。

上記したように、買い物シーズンは感謝祭(木曜)の日から始まっていた訳ですが、サントラストのアナリストはこう述べています。

感謝祭のセールは冴えなかったと思われる。当社の調査員が実際にショッピング・センターに行って様子を見てきたが、駐車場は混んでいなかったから駐車する場所を簡単に見つけることができた。買い物客はおとなしく、積極的に品物を買うのではなく、ただ見て歩いているようだった。更に、多くの買い物客は、「思ったほど品物は値引きされていなかった」、と語っている。

感謝祭の翌日、公式にショッピング・シーズンが始まったブラック・フライデーについて、アナリストたちはこう述べています。

・ いつもの週末と店の混み方は同じだ。

・ 思ったほど店は混んでいない。


もちろん、クリスマスまで24日6時間44分残っていますから、人々はまだ買い物をする気分になれないだけかもしれません。

さて今日はサイバー・マンデー、オンラインでバーゲンセールが展開されています。

アドビ社の推定によると、サイバー・マンデーの売上は去年を12%上回る史上最高の29億8000万ドルに達した。特に今年目立つのは、携帯電話からのアクセスだ。たとえば、ウォルマート・ドット・コムにアクセスした人たちの70%はスマートフォン、またはタブレット型のコンピューターからだ。

株のトレーダーや個人投資家もサイバー・マンデーを利用しています。実は私もそうですが、有料株サイトの購読はサイバー・マンデーにやるのが割安です。下は一例です。



リアルタイムでマーケットの情報を配信しているブリーフィング・ドット・コムです。通常の年間購読料金は360ドルですが、今日はサイバー・マンデー・セールで250ドルで購読することができます。他にも有料チャット・ルームもサイバー・マンデー・セールを行っているところが多いですから、お試し購読をしてみる良い機会です。

(参照した記事:Weak Holiday Spending Puts Stocks in Sour Mood

Do You Remember When Black Friday Actually Still Mattered In America?

Target site overwhelmed with traffic on Cyber Monday

Cyber Monday tops off super shopping period)
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鎌田傳氏の訳書

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