羽根英樹
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通信講座『イベント投資倶楽部』主宰。 兼業投資家。投資歴30年以上。現在は株の売買をメインに、年2〜3割のペースで資産を増やし現在の運用資産は数億円となる。 1993年からコモディティ市場でサヤ取りを始める。コモディティの出来高が減ってからは、サヤ取りの技術を応用し、リスク管理を徹底したトレードを実践している。現在はイベントトレードをメインに売買し着実に利益を積み重ね過去十年以上年間プラスを維持し続けている。 サヤ取りの秘密を暴露しすぎと一部の投資家から怒られた話題の本『サヤ取り入門』のリニューアル版『サヤ取り入門 [増補版] 』は、発売以来ベストヒットを続けている。そのほか、著書に『マンガ サヤ取り入門の入門』、『マンガ 商品先物取引入門の入門』、『イベントドリブントレード入門』(全てパンローリング)などがある。
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『羽根英樹のイベントドリブントレードブログ』
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サヤ取りと損切り 10月17日
トレーダーにとって、損切りはごくごく当たり前の行為ということに異論を挟む人は少ないと思う。片張りの場合、逆指しやストップ注文を入れておけば、相場を見ていなくても自動的に損切りがされる。
しかし、サヤ取りの場合、自分で相場をみて判断して、損切りの注文を出す必要があり、アクションがひとつ多くなる。損切りが出来ないと言う人は、このアクションに抵抗があるようだ。
サヤ取りに限らず長く相場で利益を出し続ける人は、自分の売買ルールを持っている。システムトレードの運用をする人はもちろん、裁量トレーダーでも、必ずルールを持っている。そのルールの一環として損切りがあり、損切りは「必要経費」以外のなにものでもない。ルールを構築しない人、あるいはそれを守れない人は、大抵市場の餌食になってしまう。「今回だけは特別」「こんなに損が大きくなったらもう損切りできない」というのは、その人の都合であり、市場は人の都合など聞いてくれない。市場の神様は慈悲などないのだ。いや、慈悲があるからこそ退場を命じるのかも。
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金融商品いろいろ 10月16日
最近書店で「こんな金融商品は買うな」的な本を数種類見かける。投資信託、仕組み債、変額保険など、いろんな金融商品があり、それらの有利不利を解説した本だ。これらの商品の中には、取引所で上場されている先物、オプションを組み合わせると同じものか似たものを作る事ができるものもある。そしてたいていの場合、これらの商品は、金融機関の利ざやが大きい。つまり市場価格よりも信託報酬や手数料分、割高で販売されている。小口販売(リテール)商品だから、多少の割高は仕方がないが、ボッタクリに近いものもあるらしい。又、富裕層向けに、ラップ口座というのがあり、一任売買ができる事になっているらしい。口座を開設できるのは金融資産をある程度持っている資産家に限られる事をうたい、優越感をくすぐっているのではないかという気もするが、一任売買ですよ、一任売買。市場で直接売買をする事を面倒だと思わない(であろう)このブログの読者には関係のないものであろうが。
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税金 10月03日
10月2日付け日本経済新聞で民主党税制調査会会長のインタビューとして、現在の軽減税率を廃止する旨の報道がありました。預金利子より税率が低い説明がつかないというのが理由だそうです。
我々投資家、トレーダーからすると非常に違和感を感じると思います。何故、リスクマネーの税率が、ほぼノーリスクの預金より低いのがいけないのか?民主党は未だに、株式投資は金持ちの道楽くらいにしか考えていないのでしょうか?身銭を切ってリスクを取る事に対して、「あたたかみ」が無いですね(笑)
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