羽根英樹
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通信講座『イベント投資倶楽部』主宰。 兼業投資家。投資歴30年以上。現在は株の売買をメインに、年2〜3割のペースで資産を増やし現在の運用資産は数億円となる。 1993年からコモディティ市場でサヤ取りを始める。コモディティの出来高が減ってからは、サヤ取りの技術を応用し、リスク管理を徹底したトレードを実践している。現在はイベントトレードをメインに売買し着実に利益を積み重ね過去十年以上年間プラスを維持し続けている。 サヤ取りの秘密を暴露しすぎと一部の投資家から怒られた話題の本『サヤ取り入門』のリニューアル版『サヤ取り入門 [増補版] 』は、発売以来ベストヒットを続けている。そのほか、著書に『マンガ サヤ取り入門の入門』、『マンガ 商品先物取引入門の入門』、『イベントドリブントレード入門』(全てパンローリング)などがある。
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『羽根英樹のイベントドリブントレードブログ』
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信用口座の垣根 07月24日
先日、新たにオンライン専業の証券会社に口座をつくった。画面上で住所などの個人情報を入力してから数日後、口座申込み用紙が届いた。これにハンコを押して本人確認書類を添付して返送して更に数日後、証券総合口座ができる。と、ここまでは普通の流れだった。証券総合口座開設の案内が届いて、その日の夜にログインしてみた。ここで信用取引と先物、オプション口座をオンラインで申し込んだ。驚いたのは翌日に、口座開設のお知らせが来て売買ができるようになっていたことだ。こんなに速く簡単に信用や先物口座ができるとは・・。10数年前、信用口座を作るためには、店頭に出向き審査を受け、結構な額の証拠金を入金した上でしか開設できなかったことを思えば、ものすごい変わり様だ。ここで、はたと思った。垣根が低くなった証券の信用口座や株式先物口座は、商品先物凋落の一因ではないかと。以前なら、買いポジションしか持てない現物株に飽き足らなくなって、空売りも自由な商品先物に口座を作る人も少なくなかっただろう。それが今では非常に簡単に信用、先物、オプションの売買ができるようになり、株から相場に入門した人が、証券にとどまってしまうケースも多いのではないだろうか。もしそうだとしても、対抗しうる策があるわけではないのだが。
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