羽根英樹
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通信講座『イベント投資倶楽部』主宰。 兼業投資家。投資歴30年以上。現在は株の売買をメインに、年2〜3割のペースで資産を増やし現在の運用資産は数億円となる。 1993年からコモディティ市場でサヤ取りを始める。コモディティの出来高が減ってからは、サヤ取りの技術を応用し、リスク管理を徹底したトレードを実践している。現在はイベントトレードをメインに売買し着実に利益を積み重ね過去十年以上年間プラスを維持し続けている。 サヤ取りの秘密を暴露しすぎと一部の投資家から怒られた話題の本『サヤ取り入門』のリニューアル版『サヤ取り入門 [増補版] 』は、発売以来ベストヒットを続けている。そのほか、著書に『マンガ サヤ取り入門の入門』、『マンガ 商品先物取引入門の入門』、『イベントドリブントレード入門』(全てパンローリング)などがある。
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『羽根英樹のイベントドリブントレードブログ』
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書評:大地震と株式投資 「イベントX」をどう乗り越えるか 11月30日
本書は将来起こりうる大災害、南海トラフ地震、富士山噴火などの災害イベントが、どの企業に影響するのかを予想する本である。
パンローリングから東日本大震災のわずか1ヶ月前に出版されたイベントトレード入門。この本も地震や津波といった災害がどのように株価に影響を与えるのかについて書かれているが、訳書であるので、日本の銘柄に触れられている箇所は部分的だ。(とはいえ此の手の書籍に日本の銘柄が載っているのはすごい事ではある)「大地震と株式投資 「イベントX」をどう乗り越えるか」では、具体的に日本企業の立地について触れられている。つまりは南海トラフ地震の影響が大きいであろう立地に工場や事業所が存在する企業を具体的に挙げている。
災害そのものについてもきちんと分析されており、週刊誌的なセンセーショナルに煽るような本では全く無い。これは著者の菊池氏が、経済新聞記者、アナリスト、学者という異例の経歴の持ち主なのと深い関係がありそうだ。将来の災害に備えて頭の隅に置いておくべき知識が此の本には詰まっている。ちなみに先のイベントトレード入門もしっかり参考書籍に入っている。
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