羽根英樹
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通信講座『イベント投資倶楽部』主宰。 兼業投資家。投資歴30年以上。現在は株の売買をメインに、年2〜3割のペースで資産を増やし現在の運用資産は数億円となる。 1993年からコモディティ市場でサヤ取りを始める。コモディティの出来高が減ってからは、サヤ取りの技術を応用し、リスク管理を徹底したトレードを実践している。現在はイベントトレードをメインに売買し着実に利益を積み重ね過去十年以上年間プラスを維持し続けている。 サヤ取りの秘密を暴露しすぎと一部の投資家から怒られた話題の本『サヤ取り入門』のリニューアル版『サヤ取り入門 [増補版] 』は、発売以来ベストヒットを続けている。そのほか、著書に『マンガ サヤ取り入門の入門』、『マンガ 商品先物取引入門の入門』、『イベントドリブントレード入門』(全てパンローリング)などがある。
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『羽根英樹のイベントドリブントレードブログ』
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大納会が終わって 12月31日
大納会が終わって、商品、証券市場とも今年一年の取引が終了しました。
皆様にとって今年はどんな一年だったでしょうか?
穀物の同銘柄異月限サヤ取りでいえば、相場自体は、暴騰、暴落と大変なボラティリティでしたが、サヤ運動としては比較的イレギュラな動きが少なく、昨年などに比べればやり易かったように思います。もちろん出来高の激減で特にアラビカが実質的にサヤ取りができなくなってしまったのは痛かったです。また板の薄さからか、節ごとのサヤが大きく変動するようになった事は、マイナス要素です。来年は新年早々NON-GMO大豆のザラバ化が予定されています。アラビカの二の舞は避けて欲しいのですが、どうなるのでしょう。
来る2009年が皆様にとって良い年になりますよう。どうぞ良いお年をお迎えください。
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金と白金のサヤ取りについて 12月21日
金と白金のサヤ取りについて、複数の方から質問をいただきました。要約すると、「いままで金よりも白金のほうが高かったのだから、元に戻ることを期待して、金売り-白金買いのチャンスではないか」というものです。
異銘柄サヤ取りの場合、需要面から考えれば用途の代替が効くものほど裁定が働くはずです。例えば一般大豆の代替としてNON-GMO大豆が使える場合、この2銘柄間には裁定が働きやすいと考えます。金と白金の場合ですが、金は宝飾品として、白金は自動車用工業製品として需要がありますが、デザイン的に考えると宝飾品の金の替わりに白金が使えるとは思えません。また、日本以外の国では、宝飾品といえば、金ピカが好まれるようです。もちろん白金の替わりに金を触媒には使えません。従って裁定が働きやすい銘柄の組合せではないと考えます。
例えば、今後白金の需要が高まり金の需要が落ちる。あるいは白金の生産が減り金の生産が増えるということを確信できるだけの「何か」を持っているなら、この組合せを仕掛けることにエッジがあるかもしれませんが、そうでないなら、別段美味しい組合せとは全く思いません。個人的にはこの組合せには興味がないというのが本音です。
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虎年の獅子座氏ブログ休載 12月16日
毎日巡回していたブログが又ひとつ消えるそうです。
業界のプロによる相場関係ブログとしては老舗中の老舗「虎年の獅子座」氏のブログがひとまず休載されると、本日発表されています。非常に残念です。もし株式を手がける方で、見たことが無いなら、ぜひバックナンバーから熟読されることをお奨めします。
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証券税制 12月08日
株式譲渡益の税金は、なんか本当に場当たり的にコロコロと変わる。預金利息なども合わせた形の総合課税は、先延ばしになったらしい。日経平均8000円を切っている今の状態で買いに行く個人のリスクマネーに対しては、税金0でも良いと思うのだが、どうだろう?
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粗糖が板寄せに戻る? 12月03日
日経新聞の報道によれば、来年3月より暫定的に粗糖を板寄せに戻すことを検討しているそうな。実需家からの要望があるらしい。そりゃあんなザラバの板じゃ取引できんわな。ついでにアラビカも板寄せにすればいいのに。暫定なんて言わずにさぁ。
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