羽根英樹
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通信講座『イベント投資倶楽部』主宰。 兼業投資家。投資歴30年以上。現在は株の売買をメインに、年2〜3割のペースで資産を増やし現在の運用資産は数億円となる。 1993年からコモディティ市場でサヤ取りを始める。コモディティの出来高が減ってからは、サヤ取りの技術を応用し、リスク管理を徹底したトレードを実践している。現在はイベントトレードをメインに売買し着実に利益を積み重ね過去十年以上年間プラスを維持し続けている。 サヤ取りの秘密を暴露しすぎと一部の投資家から怒られた話題の本『サヤ取り入門』のリニューアル版『サヤ取り入門 [増補版] 』は、発売以来ベストヒットを続けている。そのほか、著書に『マンガ サヤ取り入門の入門』、『マンガ 商品先物取引入門の入門』、『イベントドリブントレード入門』(全てパンローリング)などがある。
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『羽根英樹のイベントドリブントレードブログ』
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検証が難しい決算イベント 05月20日
数あるイベントの中で難易度が非常に高いのが、決算発表です。決算発表は発表時刻が企業によってまちまちなのは仕方がないとして、ザラ場中の発表がかなりの企業であります。拙著イベントドリブントレード入門の企業不祥事の項でも述べたとおり、引け後に起きるイベントと場中に起きるイベントでは反応が全く違います。前者ではイベント直後の寄り付きで大きく反応するのに対して、場中のイベントはニュース伝達に時間差があるせいでしょうか一度反応した後、何度もトレンド方向に動くような反応があります。
また、例えば同業種の決算が続いた場合、先の会社の決算には大きく反応しても、同様の決算が続くと次第に反応が小さくなり、遂には織り込み済みの状態になって、逆方向に動く場合も珍しくありません。もちろん決算前の企業ごとのコンセンサスの違いや。自社予想のブレやクセの違いがあり、定量分析を困難にしています。しかし比較的最近専業になった個人投資家が、決算発表を利用した売買専門で利益をあげているという話を聞いて、やっぱり専門は強いなという思いを改めて感じました。もちろんこの投資家は、決算の分析に多大な労力をかけていることは言うまでもありません。
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