羽根英樹
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通信講座『イベント投資倶楽部』主宰。 兼業投資家。投資歴30年以上。現在は株の売買をメインに、年2〜3割のペースで資産を増やし現在の運用資産は数億円となる。 1993年からコモディティ市場でサヤ取りを始める。コモディティの出来高が減ってからは、サヤ取りの技術を応用し、リスク管理を徹底したトレードを実践している。現在はイベントトレードをメインに売買し着実に利益を積み重ね過去十年以上年間プラスを維持し続けている。 サヤ取りの秘密を暴露しすぎと一部の投資家から怒られた話題の本『サヤ取り入門』のリニューアル版『サヤ取り入門 [増補版] 』は、発売以来ベストヒットを続けている。そのほか、著書に『マンガ サヤ取り入門の入門』、『マンガ 商品先物取引入門の入門』、『イベントドリブントレード入門』(全てパンローリング)などがある。
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カタチとタテマエにこだわる金融庁? 02月10日
以前、貯蓄から投資へというフレーズがあった。トレーダにとっても貯蓄資金がマーケットに向かうことは、マーケットの活性化や流動性が増えることからも大歓迎だった思う。又、投資人口が増えれば、社会風潮としての「投資、投機はバクチ。金は労働の対価。あぶく銭を稼ごうとするな」みたいな論調が無くなれば、トレーダへの偏見も少なくなるかも・・と少し期待していた。
ところが、実際に金融庁がやっていることは、「投資家保護」という名目で、金融商品の説明をやたら詳しくすることを義務づけた。実際、都市銀に投資信託を買いに行った人の話では、説明だけで1時間近くかかったそうな。この人は時間がもったいないから今後絶対に銀行で投信は買わんと言っている(笑)更に最近は、金融商品を買いに来た人の資産内容や収入まで根ほり葉ほり聞かれるらしい。これでは、買う方が、そんなに危険な金融商品なのかと不安になるのではないか?投資家保護は必要だが、過保護にするとコストも時間もかかる。悪どい業者や危険な金融商品があるのは確かだが、ごく一般的な投信を売るのにそこまでする必要があるのか?値動きのあるものに投資するのだから、ある程度自己責任を求めないと、マーケットが成り立たない。
そう言えば、以前ある証券会社で、先物だったかオプションだったかの口座を開設する為に、電話でテストをされた。2者択一で5問程度だったが、内容がばかげていた。そのまま書くと問題がありそうなので少し変えるがこんな感じだ。
問題:オプションや先物を最終決済するための特別清算指数を何というか?
1.SQ
2.京急
絶句・・
いや、清算指数の名前が京急でも小田急でもオバQでも没問題。そんな知識を試してどうするのだ。タテマエでテストやってますというのがあからさまだ。
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バカですか?そうですか 02月09日
経済産業省のが事務次官が、デイトレーダーは、バカという発言をしたらしい。
「(経営)能力がないという意味ではばか。すぐに(株を)売るということで浮気者。無責任、有限責任で配当を要求する強欲な方」
揚げ足を取らせてもらうと、デイトレーダーはオーバーナイトポジションを取らないので、配当の権利はない。「議決権を与える必要はない」とも言ったらしいが、もちろん議決権もない。まあ曲解して、短期売買のトレーダの事を言っているのだとしよう。ストップロスで株を売るのは当たり前だし、そもそも個人投資家の一株主に経営能力など求めている会社は無いだろう。要は投機目的で売買するトレーダはバカだと言いたいのか?ええ、バカですよ。でも流動性を高める貢献はしているよ。ほんの少しだけど。マーケットって流動性が無くなったら、成り立たないのだけどね。
ああ、書き殴ってしまった・・・
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1月のジンクス 02月06日
いうまでもなく1月は一年が始まる最初の大事な月だが、一昨年前まで私は1月の成績が悪かった。ひどい年は、1月のドローダウンを埋めて±0までもっていくのに、ゴールデンウィーク頃までかかっている。手がけている銘柄のサヤの動きをみても、特に1月だけ例外的な動きをするわけではない。何故だろう?3年前にようやく気づいた。前の年の精算が終わり、新しい年の始めにあたって、いつもと違う事をしようとするのだった。スタイルに変化をつけてみようとか、少額でやや違うことをやってみようとスケベ心を出す。結局こんな事がいつもやっている売買にまで影響を及ぼして、判断が狂う。昨年から1月は意識して、いつもと同じ事しかやらないようにした。1月の成績はよかった。今年の1月はアラビカがザラバになる等、市場のほうが変化してしまったので心配だったが、どうにか最初の月を乗り切った。お正月を特別な時と考えると、ついつい力が入ってしまう。こんな単純な事に気づくのに一体何年かかったのだろうか?
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