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優利加

2003年8月から個人投資家に株式トレード技術の指導をする「優利加塾」を開講。2007年4月から准教授として大学及び大学院にて「数理ファイナンス」、「金融工学」、「ファイナンス概論」、「経営財務」などの科目を講義する一方、学部生及び大学院生の「演習(ゼミ)」の指導も行っている。モットーは「自他共楽」と生涯現役の株式トレード。著書の『 生涯現役の株式トレード技術』は、2006年2月出版以来、続々と感動の声が殺到。 ブルベア大賞2006 大賞を受賞。

「生涯現役のトレード日記」

日本株は自力では身動きが取れない

08月31日
昨日の米国株は小幅続伸した(DJIA +20.70, NASDAQ +14.00)。8月の悪い消費者信頼感指数と金融緩和期待が交錯して、後者がやや勝った。本日の日本株全般は高安まちまちだった。東証1部では、上昇銘柄数が773に対して、下落銘柄数は754となった。騰落レシオは80.54%。

FRBがいくら金融緩和しても企業は手元流動性を必要以上に高めており、金利も非常に低くなっている。資金需要が殆どないところへいくら金利を安くしても、過剰流動性を作り上げても「流動性の罠」に陥るだけで、経済効果は殆ど期待できない。日本が過去20年ほど経験してきたことをアメリカが追体験しているようだ。世界経済の不透明感が増している。買い一辺倒ではますます生き残るのが困難な時代に入った。有り余るマネーサプライは世界中へ溢れだし、より小さな市場で価格を吊り上げ、インフレを引き起こす。人間の貪欲が引き起こしたサブプライムローン問題及びその原動力となった証券化の金融技術の発展から世界金融危機へ、そしてその尻拭いとなった各国の財政出動とその結果としての膨張した各国政府の債務問題が、巡り巡って世界経済の大きな重しとなっている。

TOPIXも日経平均もほぼ変わらずで、膠着相場だった。今週は米国での重要な経済統計の発表が相次ぐので自力では身動きが取れないようだ。

TOPIX +3 @770

日経平均 +2円 @8,955円

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時の利は買い転換した

08月30日
昨日の米国株は大幅続伸した(DJIA +254.71, NASDAQ +82.26)。背景には、ハリケーン・アイリーンの被害が予想以上に少なかったことや7月の個人消費支出が良かったことがある。相場とは関係ないが、日本では台風を発生順に番号を付けるのに対して、米国ではハリケーンにアイリーンやカトリーナというようなポピュラーな人名を付ける。 もし、日本で台風に「台風一郎」などという命名をしたら気象庁は大ブーイングを受けるだろう。彼我の文化の違いが面白い。

米国株の大幅続伸を受け、本日の日本株全般も続伸した。東証1部では、上昇銘柄数が1,393に対して、下落銘柄数は185となった。騰落レシオは76.37%。しかし、高く寄り付いた後は伸び悩む銘柄が多かったように感じる。その意味では力強い上昇ではなかった。

TOPIXも日経平均も高寄りして始まったが、その後は膠着状態が続いた。上ひげ付きのほぼ寄引同事線となった。8月19日に空けた窓を埋め、下向きの10日移動平均線を完全に回復したので、時の利は買い転換した。さらに、ダブルボトムを形成後、下降トレンドラインを上抜けした。市場関係者の次の目標は下向きの25日移動平均線であろう。しかし、昨日も今日も日本株が反発したのは米国株が大幅高となったからであり、日本株固有の理由で反発したのではないことに留意しておきたい。

TOPIX +9 @767

日経平均 +102 @8,953円




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「ダブルボトム+下降トレンドライン上抜け」直前か?

08月29日
先週金曜日の米国株は続伸して終えた(DJIA +134.72, NASDAQ +60.22)。民主党の代表選挙で野田財務大臣が選出されたが、大きな材料とはならなかった。本日の日本株全般は小高く終えた。東証1部では、上昇銘柄数が1,156に対して、下落銘柄数は355となった。騰落レシオは73.12%へ。

TOPIXも日経平均も小幅反発した。どちらも終わりンで下向きの10日移動平均線に接するところまで回復してきた。形としては「ダブルボトム+下降トレンドライン上抜け」直前と言えそうだ。

TOPIX +2 @758

日経平均 +54円 @8,851円


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そろそろ煮詰まってくる頃か?

08月26日
昨日の米国株は反落した(DJIA -170.89, NASDAQ -48.06)。本日、ジャクソンホールでバーナンキFRB議長が講演するため、手仕舞い売りが優勢となった。しかし、円高が一服したため、本日の日本株は総じてやや反発した。東証1部では、上昇銘柄数が1,100に対して、下落銘柄数は410となった。騰落レシオは67.97%。8月19日より反落していたグリーとディ・エヌ・エーは揃って大きく反発した。

TOPIXも日経平均も陽線で小幅反発した。しかし、まだ下向きの10日移動平均線の下に沈んだままである。ただ、8月19日に下放れてから今日で6営業日経つので、下降トレンドラインにほぼ接していることもあり、そろそろ煮詰まってくる頃か?

TOPIX +5 @756

日経平均 +25円 @8,797円


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底値圏で包み線に続きはらみ線

08月25日
昨日の米国株は続伸した(DJIA +143.95, NASDAQ +21.63)。バーナンキFRB議長が追加金融緩和に言及するとの期待が背景にあるようだ。その分だけ期待外れとなった場合の反動は大きいだろう。米国株が連騰したので、さすがに本日の日本株全般は反発した。東証1部では、上昇銘柄数が1,092に対して、下落銘柄数は458となった。騰落レシオは68.12%。

TOPIXも日経平均も反発したが、上ひげ付きの短陽線で終えた。実体部分に注目すると昨日の包み線に続き、本日ははらみ線となった。もし、明日、はらみの上抜けが起これば同時に下向きの10日移動平均線も回復しそうであるが、バーナンキFRB議長の発言次第では来週の相場も波乱続きとなると覚悟しておきたい。

TOPIX +9 @751

日経平均 +133円 @8,772円


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米国株があれだけ反発したにもかからず・・・

08月24日
景気減速懸念がやや後退し、昨日の米国株は大幅高となった(DJIA +322.11, NASDAQ +100.68)。これを受けて本日の日本株全般は高く始まったが、すぐに失速し始め、陰線で終える銘柄が目立った。東証1部では、上昇銘柄数が454に対して、下落銘柄数は1,056となった。騰落レシオは63.99%へ低下した。韓国、香港、台湾の株式市場も下げた。

日本国債の長期格付けをムーディーズが1ランク引き下げた。これはサプライズではなかったが、大手銀行株は下げた。また、政府が発表した円高対策に対する失望から、トヨタ、ホンダ、日産、キャノンなど主力銘柄は軒並み下げた。米国株があれだけ反発したにもかからずである。

TOPIXも日経平均も高寄りしたが、直ぐに失速して陰線で終えた。昨日の短陽線を本日の長陰線が包む形の包み線となった。下向きの10日移動平均線の下に沈んだままで、時の利は依然として「売り」。

TOPIX -8 @742

日経平均 -94円 @8,639円


東証1部全銘柄の指標
連結 前期基準 予想
純資産倍率 0.92倍 --
株価収益率 15.69倍 13.30倍
株式益回り 6.37% 7.51%
配当利回り 2.23% 2.22%



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とりあえず下げ止まったが・・・

08月23日
昨日の米国株は大きく反発して始まったものの、結局、小幅反発で終えた(DJIA +37.0, NASDAQ +3.54)。海外株式市場が下げが止まり、為替相場も小康状態が続いていることで、本日の日本株全般は割安感から自律反発する銘柄が多かった。韓国株や台湾株の反発も支援材料となった。東証1部では、上昇銘柄数が1,295に対して、下落銘柄数は280となった。騰落レシオは67.55%。

TOPIXも日経平均も、とりあえず下げ止まった。しかし、海外株式市場が安定化しないと、日本株も不安定な状態が続く。下向き10日移動平均線の下に沈んでいる間は、強気にはなれない。

TOPIX +8 @750

日経平均 +105円 @8,733円


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陰の極は近い?

08月22日
景気減速懸念を背景に、先週金曜日の米国株は大幅続落した(DJIA -172.93, NASDAQ -38.59)。これを受けて本日の日本株全般は続落した。東証1部では、上昇銘柄数が340に対して、下落銘柄数は1,231となった。騰落レシオは63.32%へ低下し、60%台前半。グリーとディ・エヌ・エーは大幅続落した。

TOPIXも日経平均も陰線で続落し、震災直後の今年3月15日安値へ迫った。米国株の下げの割に下げが相対的に小さかった。どちらも下向きの10日移動平均線の下にあり、時の利は7月28日以来「売り」が継続している。但し、騰落レシオが60%台前半まで低くなっていることや東証1部全銘柄の平均PBRが0.92倍(前期基準)まで下げていることなどを考慮すると陰の極は近いと見ているが、どうなるか?本日、ある銘柄のつなぎ売り玉を全て手仕舞いした。明日、本日の安値を割り込めば再びつなぎ売りが建つようにしてある。

TOPIX -9 @742

日経平均 -91円 @8,628円



東証1部全銘柄の指標
連結 前期基準 予想
純資産倍率 0.92倍 --
株価収益率 15.70倍 13.27倍
株式益回り 6.36% 7.53%
配当利回り 2.24% 2.23%



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世界の株式市場が総悲観となっている

08月19日
欧州株の大幅安、米国金融当局による欧州銀行の米国部門に対する監視強化報道、さらにフィラデルフィア連銀景況指数が2009年3月以来の低水準となり、昨日の米国株は大幅安となった(DJIA -419.63, NASDAQ -131.05)。

これを受けて本日の日本株全般は大幅安となった。東証1部では、上昇銘柄数が241に対して、下落銘柄数は1,324となった。騰落レシオは67.57%へ低下した。トヨタをはじめとする輸出型主力銘柄が下げたのは昨日までの動きと変わらないが、昨日まで逆行高していたグリーやディー・エヌ・エーも反落した。

TOPIXも日経平均も大きな窓を空けて下放れして始まり、短陰線で終えた。どちらも終値では8月9日の終値を割り込んだ。

TOPIX -16 @751

日経平均 -244円 @8,719円

日本株も含めて世界の株式市場が総悲観となっている。「まだはもうなり、もうはまだなり」の相場格言の通り、下げるべきところまで下げたら、それ以上の安値で売りたい人がいなくなることにより底値を打つが、事前にはそれがいつか分からない。だから、売り玉はトレーリングストップで或る程度反発したら自動的に手仕舞いできるようにしておくと気が楽である。その間、他のことに時間を使える。本日の高値の少し上に、トレーリングストップを引き上げた。


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76円台/US$が定着したかのような為替相場を懸念

08月18日
昨日の米国株は高安まちまちとなった(DJIA +4.28, NASDAQ -11.97)。76円台/US$が定着したかのような為替相場を懸念して、本日の日本株全般はトヨタをはじめとする輸出関連銘柄が下げを主導した。東証1部では、上昇銘柄数が471に対して、下落銘柄数は1,122となった。騰落レシオは69.54%。輸出関連銘柄はは下げたが、対照的に本日も内需関連銘柄やディフェンシブ銘柄に資金が向かった。グリーとディ・エヌ・エーは最近際立って上げ続けており、お祭り騒ぎのようである。連日高値を更新しながら出来高が急増しているので、赤信号が点滅している。

TOPIXも日経平均も小安く始まり、韓国、中国、台湾などアジア各国の株価指数が下げるに連れて、後場は先物主導で下げ幅を拡大した。2番底を探りに行く動きであるが、8月9日の安値に近づけば近づくほど、PBRが1倍割れというバリュエーション面と、騰落レシオが再び70%割れという大局的なテクニカル面でのサポートが強くなると見る。

TOPIX -9 @767

日経平均 -114円 @8,943円


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主力の輸出関連銘柄から内需関連銘柄へ資金が移動

08月17日
欧州の景気減速を懸念して、昨日の米国株は反落した(DJIA -76.97, NASDAQ -31.75)。さらに1米ドル=76円台で定着しつつある為替相場が重しとなり、本日の日本株全般は高安まちまちとなった。東証1部では、上昇銘柄数が744に対して、下落銘柄数は766となった。つまり、上げ下げの銘柄数がほぼ半々となった。騰落レシオは73.59%。円高のため、主力の輸出関連銘柄からは資金が逃げて、内需関連銘柄へ移動している。

TOPIXも日経平均もやや下放れて始まったが、ほぼ寄引同事線となり、下げ渋った。どちらも下向きの10日移動平均線の下にあり、時の利は売りが続いている。しかし、騰落レシオと信用評価損率で見ると当面の底値圏に達している可能性が高いので、新規の売り仕掛けは控えたい。かといって強気で買えるわけでもない。ある程度の自律反発は十分ありうると見ているが、そうなっても現在の不透明な経済情勢を考慮すると半値戻し程度が目途だろう。カウンターパンチは狙わず、ジャブの繰り返しに徹する。

TOPIX -3 @776

日経平均 -50円 @9,057円

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米国株の上昇に比べると殆ど上げていないに等しい

08月16日
お盆で昨日月曜日の午前中から実家に帰っていて、今晩自宅に戻ってきた。

グーグルがモトローラ・モビリティを買収すると発表したことで、昨日の米国株は大幅続伸した(DJIA +213.88, NASDAQ +47.22)。これを受けて本日の日本株全般も続伸したが、昨日同様、上値は重たかった。東証1部では、上昇銘柄数が932に対して、下落銘柄数は569となった。騰落レシオは69.64%。

TOPIXも日経平均も続伸はしたが、上値は非常に重たく、米国株の上昇に比べると殆ど上げていないに等しい。76円台の円高水準が重しとなっており、米国をはじめとする世界の景気の先行きは不透明であり、さらなる減速を警戒しているようである。

TOPIX +2 @779

日経平均 +21円 @9,107円


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不透明な相場地合いが続いている

08月12日
新規失業保険申請数が予想よりも低かったことを好感して、昨日の米国株は大幅反発した(DAJIA +423.34, NASDAQ +111.63)。

しかし、本日の日本株全般は寄り付きこそ高く寄り付いが、多くの銘柄が陰線で終えた。東証1部では、上昇銘柄数が677に対して、下落銘柄数は838となった。騰落レシオは66.84%。76円台で定着しそうな円高がを懸念したか?特にトヨタをはじめとする輸出関連の主力株が下げを主導した。

TOPIXも日経平均も高寄りした直後から反落に転じ、陰線で終えた。どちらも、昨日の陽線の終値に対して本日の陰線の終値がほぼ出合う形の「出合い線」となった。反発を抑え込むようなローソク足である。日替わりメニューのように乱高下する米国株相場の今日の動きが気になってポジションを取りにくいということだっただろうか?不透明な相場地合いが続いている。

TOPIX -2 @768

日経平均 -18円 @8,963円


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バリュエーション的にはかなり割安感が強い

08月11日
フランス国債までAAAから格下げになるのではないかと欧州金融市場の動揺が収束する見通しが立たず、欧州株式市場が総崩れとなった。これを見て、昨日の米国株は大幅反落した(DJIA -519.83, NASDAQ -101.47)。 株式市場からマネーは逃げ出し、実物資産の金へさらに流入した。1トロイオンス1800ドル台まで跳ね上がった。ドルが売られ、円が買われ、円高が進行した。

このような外部環境の悪化を受けて、本日の日本株全般は下放れて始まったが、間もなく切り返し始め、陽線で終わる銘柄が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が784に対して、下落銘柄数は757となり、値上がり銘柄数の方が若干多くなった。騰落レシオは67.73%。

モーニングスターによれば、本日現在、東証1部の予想PERは13.33倍、予想PBRも0.71倍、予想配当利回りは2.51%と、バリュエーション的にはかなり割安感が強い。だから、打たれ強いのだろう。


http://www.morningstar.co.jp/RankingWeb/SectorTable.do

NYダウが500ドル超急落したのに、日経平均は僅か57円安で終えた。終値だけで見ると何事もなかったかのような反応である。

TOPIXも日経平均も下放れて始まったが、直ぐに切り返し始め、どちらも陽線で終えた。

TOPIX -6 @770

日経平均 -57円 @8,832円

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米国株の大幅反発の割には弱い反発

08月10日
FOMCの声明を受け、一時急落したがその後切り返し、昨日の米国株は大幅反発した(DJIA +429.92, NASDAQ +124.83)。米国株式市場は「経済成長は予想よりかなり遅くなっている」の部分に反応して急落したが、その後、「少なくとも2013年半ばまで継続する可能性が高い」を好感して反発したと解釈できる。ゼロ金利政策が2年以上続くと示唆することにより、中長期の金利低下を促そうとしている。

為替相場は短期的には金利差の影響をより強く受けるので、米ドルはユーロに対しても円に対しても趨勢として安くなっている。米ドル金利がほぼゼロ金利ということは、資金を米ドル建てゼロコストで調達すると同時にドルを売り、必要な通貨を買う需要を高めるため、ドル売りを誘発し易い。

米国株の大幅反発を受けて本日の日本株全般も反発したが、動きは鈍かった。反発はしたものの陰線で終える銘柄が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が1,291に対して、下落銘柄数は302となった。騰落レシオは70.13%へ上昇した。

TOPIXも日経平均も上放れて始まったが直ぐに失速し、陰線で終えた。安値を更新しなくなり出来高が減少したので、追証発生や恐怖に耐えられなくなったなど、投げ売りはほぼ出尽くしたと見ることができる。3月15日と16日以降の株価と出来高の推移を比べると類推し易いだろう。

TOPIX +6 @776

日経平均 +94円 @9,038円

昨日の米国株式市場は、FOMCの声明後1時間半ほどしか時間がなかったので、消化不足気味だったかもしれない。一夜明けて、本日の米国株の動きはどちらへ動くか?どちらへ動いても原理・原則と基本の通りやるだけだが。

昨日買い仕掛けした銘柄は1銘柄を除き、すべて目標リターンに達したので、手仕舞いとなった。残った1銘柄(工作機械)は、目標リターンを当初の5%から10%に引き上げたので、本日は届かなかった。目標リターンを5%へ戻し、ロスカット水準は-3%から±0%へ引き上げた。1日で5%なら十分なリターンであるのに少し欲張り過ぎた。ポジショントレードではなく、スウィングトレードをやっているので、コンビニのビジネスモデルのように値幅よりも回転で稼げば良い。
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明確な下げ止まりのサイン

08月09日
昨日の米国株は大幅続落した(DJIA -634.76, NASDAQ -174.72)。暴落と言っても良い急落ぶりだ。NYダウ株価の下げる角度と出来高の急増ぶりを見ると、投げ売りが出ている。安値を更新しなくなり、出来高が減少し始めると、投げ売りが出尽くしたと一応判断できる。もう一日見る必要がある。

米国株の暴落を受けて、本日の日本株全般は大幅に下げて始まったが、後場から切り返し下げ幅を縮小する銘柄が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が362に対して、下落銘柄数は1,206となった。騰落レシオは65.85%へ低下した。騰落レシオが60%台へ突っ込むという局面は、絶好の買い玉を仕込むべきタイミングであり、逆に言うと、空売り玉やつなぎ売り玉は一旦手仕舞いするタイミングでもある。

TOPIXも日経平均も大きく下放れて始まり、日経平均は一時440円安まで下げ、前場は長い陰線を引いて一旦終えた。しかし、後場から急反発した。その結果、日足はどちらも非常に長い下ひげを引いた短陽線(たくり線)となった。出来高も大きく膨らんでおり、チャートを見る限り、明確な下げ止まりのサインである。

TOPIX -12 @770

日経平均 -153円 @8,944円

日本時間で今晩のFOMCで何らかの対策が打ち出されるかどうか。市場の期待通りなら下げ止まる可能性が高いが、失望させるような内容なら、もう一段の下げも想定しておきたい。

米国政府は、政府債務残高をこれ以上増やせない以上、財政出動は考えられず、残る手は金融政策である。市場は金融緩和を期待しているはずだ。しかしQE3は考えにくいが。米国が金融緩和すれば、ドル安円高が進むことになる。そうなると、日本政府や単独で円売りドル買い介入に踏み切るだろう。マネーサプライを増やせば増やすほどその通貨の価値が下がるのは自然な流れであり、それをひっくり返すのは洪水を跳ね返すほど難しいと考えている。

前場の高値の2ティック上に逆指値買いで幾つかの銘柄を待ち伏せしておいた。後場が始まると次々と約定した。全て、仕掛けから手仕舞いまで、オートパイロットで利食い目標5%、ロスカット3%に設定してあるが、利食い目標は少し引き上げるかもしれない。


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遠からず、売られ過ぎたものは買い戻される

08月08日
世界中の投資家が固唾をのんで待っていた雇用統計は良いものであったが、株価は乱高下し、先週金曜日の米国株は高安まちまちだった(DJIA +60.93, NASDAQ -23.98)。

S&Pが米国債の長期格付けを最上位の「AAA」から1段階下のの「AA+」へ引き下げた。これを嫌気して日曜日が営業日である中東の株式市場は大きく下げた。本日の日本株全般も下放れて始まり、韓国市場や中国市場も急落するのを見ながら、後場はさらに下げ幅を拡大した。東証1部では、上昇銘柄数が108に対して、下落銘柄数は1,521となった。騰落レシオは72.52%まで低下し、そろそろ下げ止まってもおかしくないところまで下げてきた。6月17日安値を割り込んでいないような銘柄は早晩やってくる反発局面ではリスク少なく拾える銘柄だろう。但し、長くは持たない方が良い。地震と同じで、余震が続くのが常だから。

TOPIXも日経平均も下放れて始まり、後場には下げを加速した。米国債の格下げを切っ掛けとした海外市場の悪化の影響を受けたと言えばそれまでだが、過敏に反応し過ぎた。

TOPIX -18 @782

日経平均 -202円 @9,097円

少なくとも次の3つが指摘できる。

(1)S&Pによる格下げは事前に知らされていたのでサプライズではない。

(2)格下げしたのはS&Pだけであり、ムーディーズやフィッチは格付けを据え置いた。

(3)格下げされたのに米国債は逆に買われ、値段が上がった(=長期金利は下げた)。

世界中のマネーが理性を失ってリスク資産から逃げている。「ピンチはチャンス」という格言があるが、遠からず、売られ過ぎたものは買い戻される。しかし、元の状態に戻るには相当長い時間がかかるはずだ。日本は勿論、米国も欧州も次の財政政策を発動させる財政余力はもはや殆どないだろう。


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米国雇用統計次第ではダメ押しの下げもある

08月05日
欧州中央銀行のトリシェ総裁がユーロ圏の景気下振れリスクに言及したことから欧州の景気減速を警戒し、昨日の米国株は急落した(DJIA -512.76, NASDAQ -136.68)。NYダウは2008年12月1日の-679ドル以来の下げ幅を記録した。欧州株式市場も下げ、欧米同時株安となった。

これを受けて、本日の日本株全般は大幅下落した。東証1部では、上昇銘柄数が69に対して、下落銘柄数は1,576となった。騰落レシオは79.26%へさらに低下した。騰落レシオが70%台まで下げてくると、割安感の増す銘柄も増えてくるが、本日発表される米国雇用統計次第ではダメ押しの下げもありうる。米国株はセリングクライマックスの様相を呈しているが、日本株の場合、出来高がセリングクライマックスと言えるほど急増していない。今年3月15日ほどの出来高となれば売るべき人は全て売りきったと判断できるが。

TOPIXも日経平均も大きく下放れて始まり、陰線で終えた。日本時間で今夜の米国雇用統計の発表に世界中の注目が集まっている。

TOPIX -26 @800

日経平均 -360円 @9,299円


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下げ止まったが・・・

08月04日
昨日の米国株は小幅反発した(DJIA +29.82, NASDAQ +23.83)。NYダウは8日連続して下げ、もし昨日も下げていたら9日連続の下げとなり、33年ぶりに連続下落の記録を更新するところだった。これだけ下げれば、値ごろ感からの買いが入っても自然だろう。しかし、景気減速が濃厚となった今、持続的な反発は期待しない方が良いだろう。

米国株の下げ止まりを受けて、本日の日本株全般も高安まちまちとなった。東証1部では、上昇銘柄数が729に対して、下落銘柄数は733となりほぼ50:50となった。騰落レシオは89.39%へさらに下げた。久しぶりの80%台である。

TOPIXも日経平均も下げ止まり、上下にひげを引いた短陰線で終えた。昨日の陰線と組み合わせると、実体部分だけでははらみ線となった。もし、明日以降、反発すれば昨日空けた窓を埋めに行くだろうが、その持続力が試される。個人的には弱い銘柄を戻り売り狙いだが。

TOPIX ±0 @826

日経平均 +22円 @9,659円


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長期金利の低下は景気減速を暗示しているのか?

08月03日
6月の個人消費支出が市場予想に反して減少したことを懸念し、昨日の米国株は大幅続落した(DJIA -265.87, NASDAQ -75.37)。日本も米国も国の債務残高が急速に増加しているにも拘わらず、日本国債もアメリカ国債も買われ、長期金利が低下するという奇妙な現象が起きている。

マーケットが不安材料で覆われてくると、リスクマネーが収縮し、より安全な場所へ逃げようとする。質への逃避先としてアメリカ国債以上に資金を受け入れることができる巨大な市場がない。だからアメリカ国債が買われているのだろう。他方、イタリヤ及びスペインの国債が売られて長期金利が上がっている。そして、日本国債は買われて、長期金利が低下している。日米ともに国債が買われて、長期金利が低下しているが、これは裏を返すと、景気減速を織り込んで金利が低下しているとも読める。もし、この読みが正しいとすると、株価の先行きは弱気に傾くということを意味する。

外部環境の急速な悪化を受けて、本日の日本株全般も大幅続落した。東証1部では、上昇銘柄数が僅か91に対して、下落銘柄数は1,538となった。騰落レシオは100%を割り込み、95.05%へ急低下した。

TOPIXも日経平均も大きく下放れて始まり、陰線で終えた。ここまで急激に下げると、割安感から買いも入ってきそうだが、反発しても窓埋めではじき返されることも多いので注意したい。

TOPIX -17 @826

日経平均 -207円 @9,637円

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昨日の上げをほぼ帳消し

08月02日
懸案だった債務上限引き上げ問題が一旦決着して一息入れるかと思いきや、今度はISM製造業景況感指数が予想を下回って悪化し、景気減速の懸念が高まったことで、昨日の米国株は小幅安で引けた(DJIA -10.75, NASDAQ -11.75)。

株式市場は常に材料を探し回っているが、市場参加者の反応は常にバイアスがかかっている。景気が上向きと思われる時は好材料により敏感に反応し、反対に、景気が下向きと思われる時は悪材料により敏感に反応する。

本日の日本株全般は、昨日のTOPIXや日経平均の実体部分以上に長い上ひげが暗示したように反落した。東証1部では、上昇銘柄数が319に対して、下落銘柄数は1,256となった。騰落レシオは105.4%。上げ相場と下げ相場の分水嶺となる100%を割り込まずに持ちこたえてはいるが、やや微妙となってきた。

TOPIXも日経平均も下放れて始まり、短い下ひげを引いた短陰線で終えた。昨日の上げをほぼ帳消しにした。もし、明日、本日の安値を割り込むようだと、7月8日高値を起点として高値も安値も切り下がり、売り圧力が増してくる可能性が高くなる。それを買い支える原動力は業績見通しである。8月1日現在の日経平均ベースの予想EPSは660円であるが、これが横ばいか上昇すれば企業業績見通しという強力な支えとなる。しかし、この数値が明らかに反落するようであれば、相場全体は他の売り材料にも敏感に反応すると見ている。80円/1米ドル以上の円高が続く現在の為替相場を前提にすると、上方修正よりも下方修正の方が多いのではないか?

TOPIX -8 @843

日経平均 -121円 @9,844円


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債務上限引き上げ問題の決着で反発

08月01日
債務上限引き上げ問題の決着が付かないため米国債の格下げ及び債務不履行の可能性が懸念され、先週金曜日の米国株は続落した(DJIA -96.87, NASDAQ -9.87)。しかし、その後、債務上限引き上げ問題の決着が近いとの報道が相次ぎ、本日の日本株全般は寄り付きから反発した。東証1部では、上昇銘柄数が1,230に対して、下落銘柄数は313となった。騰落レシオは106.71%。

TOPIXも日経平均も上放れて始まり、日経平均は一時、200円を超す上昇となったが、その後失速し、実体部分より長い上ひげを引いて終えた。日経平均は終値で25日移動平均線を回復したが、TOPIXはまだ水面下に沈んだままだ。アジアの他の株式市場も反発した。完全に米国の債務上限引き上げ問題の解決を先取りした動きであった。

実際に、債務上限問題が解決したにもかかわらず、長い上ひげを引いたところに反発力の弱さを感じる。

TOPIX +10 @851

日経平均 +132円 @9,965円

4~6月の四半期決算の発表が相次いでいる。上方修正でも、通期予想でアナリスト予想に届かない銘柄は失望売りで弱い。7267本田技研工業はその典型である。


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