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優利加

2003年8月から個人投資家に株式トレード技術の指導をする「優利加塾」を開講。2007年4月から准教授として大学及び大学院にて「数理ファイナンス」、「金融工学」、「ファイナンス概論」、「経営財務」などの科目を講義する一方、学部生及び大学院生の「演習(ゼミ)」の指導も行っている。モットーは「自他共楽」と生涯現役の株式トレード。著書の『 生涯現役の株式トレード技術』は、2006年2月出版以来、続々と感動の声が殺到。 ブルベア大賞2006 大賞を受賞。

「生涯現役のトレード日記」

材料出尽くし感から反発する銘柄が目立った

10月31日
昨日もハリケーンの影響で米国株式市場は休場となった。本日の日本株全般は反発した。東証1部では、上昇銘柄数が1,148に対して、下落銘柄数は413となった。騰落レシオは91.76%。東証1部の売買代金は1兆1,116億円。業績下方修正する企業が多かったが、海運株のように先取りして下げていたため材料出尽くし感から反発する銘柄が目立った。

TOPIXも日経平均も反発した。TOPIXは6月初旬を起源とする三角保ち合いの先端部分が徐々に細くなっているように見える。

TOPIX +9 @742
日経平均 +87円 @8,928円
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直ぐに相場の方向が変わる状況では

10月30日
昨日の米国株式市場は巨大ハリケーン「サンディ」の影響で休場となった。本日の日本株相場全般は下げた。日銀が追加金融緩和を決定したが、事前の予想の範囲内であったことから材料出尽くし売り、且つ、円高方向へ為替相場が動いたためのようだ。東証1部では、上昇銘柄数が370に対して、下落銘柄数は1,222となった。騰落レシオは91.85%へ低下した。東証1部の売買代金は1兆2,577億円へ増加した。

TOPIXも日経平均も陰線で下げた。どちらも昨日から10日移動平均線を割り込み、時の利は再び売り転換した。このように直ぐに相場の方向が変わる状況では、一度に大きな値幅を狙ってもなかなか上手く波に乗れないだろう。スタイルとしては期間が短く目標値幅も相対的に小さいスウィングトレードに分がある。

TOPIX -7 @733
日経平均 -88円 @8,841円

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方向感に乏しい動き

10月29日
先週金曜日の米国株式相場は小幅高となった(DJIA +3.53 @13,107.21, NADAQ +1.83 @2,987.95)。これを受けて本日の日本株全般も高安ほぼ半々となった。東証1部では、上昇銘柄数が803に対して、下落銘柄数は693となった。騰落レシオは96.26%。東証1部の売買代金は9,179億円。

TOPIXも日経平均も小幅安となった。日経平均で見ると緩やかな上昇チャネルを描いているが、その上限ラインと下限ラインの範囲内の反発局面での足踏みと見ることができる。企業レベルでのミクロ・ファンダメンタルズでも国レベルのマクロ・ファンダメンタルズでも決して強いとは言えないが、日本株は安値圏にある。日本の貿易構造上の理由から、為替相場には反応し易い。明日は明日の風が吹き、気まぐれに相場は動く。しかし、半年から1年くらい先を考えると、株価はその企業の業績見通し変化に応じてトレンドを描いて動く。やっかいなことは、グローバル化が進み、企業の業績見通しに国レベル及び世界レベルのマクロ経済の変動が大きな影響を与えることだ。

TOPIX -1 @740
日経平均 -4 @8,929円
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安値圏での一時的な反発と下落を繰り返すか?

10月26日
昨日の米国株は小幅上昇した(DJIA +26.34 @13,103.68, NASDAQ +4.42 @2,986.12)。しかし、本日の日本株全般は大きく反落した。アジア株式市場が軟調となったことや円安が一服したことが背景にあった。東証1部では、上昇銘柄数が424に対して、下落銘柄数は1,101となった。騰落レシオは97.26%。東証1部の売買代金は1兆846億円。


TOPIXも日経平均も陰線で大幅反落し、昨日の上げを完全に打ち消した。日経平均ベースの予想EPSが6月下旬の770円台から徐々に下がってきており、昨日現在では732円まで低下した。これでは7月初旬の高値を完全に上放れることができないのも納得せざるを得ない。日本株相場は安値圏にあるが、高値を追い続けるだけの拠り所となるものが乏しい。したがって、安値圏での一時的な反発と下落を繰り返すレンジ相場がまだまだ続きそうだ。

TOPIX -10 @741
日経平均 -122円 @8,933円

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25日及び60日移動平均線の上

10月25日
昨日の米国株は小幅続落した(DJIA -25.19 @13,077.34, NASDAQ -8.77 @2,981.70)。日銀の追加金融緩和期待が強いことを背景に円安が進み、これを好感して本日の日本株全般は反発した。東証1部では、上昇銘柄数が1,241に対して、下落銘柄数は294となった。騰落レシオは95.50%。東証1部の売買代金は9,698億円。

TOPIXも日経平均も反発し陽線で終えた。どちらも25日及び60日移動平均線の上にある。

TOPIX +8 @751
日経平均 +101円 @9,055円
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上ひげを引いたので上値が重いことを示すが

10月24日
昨日の米国株は大幅下落した(DJIA -243.36 @13,102.53, NASDAQ -26.49 @2,990.46)。本日の日本株全般は下げたが、米国株ほどではなかった。東証1部では、上昇銘柄数が519に対して、下落銘柄数は983となった。騰落レシオは94.19%へ低下した。東証1部の売買代金は1兆473億円。

TOPIXも日経平均も下げた。陽線だが長い上ひげを引いたので上値が重いことを示すが、米国株が大幅下落した割には下げが小さい。この違いは米国株式相場が高値圏にあるのに対して、日本株相場は安値圏にあるためだろう。

TOPIX -6 @743
日経平均 -60円 @8,954円
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上げ:下げ=6:4といったところか?

10月23日
昨日の米国株は小幅反発した(DJIA +2,38 @13,345.89, NASDAQ +11.33 @3,016.96)。本日の日本株全般は円安の進行を好感して小高く始まる銘柄が多かったが、失速し陰線で下げる銘柄が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が474に対して、下落銘柄数は1,031となった。騰落レシオは98.51%。東証1部の売買代金は9,270億円。

TOPIXは被せ線、日経平均は実体部分ではほぼ出合い線となり、どちらも頭を押さえる罫線となった。上げ下げの確率は、上げ:下げ=6:4といったところか?

TOPIX -4 @749
日経平均 +4円 @9,014円
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日本株相場に粘り腰が出てきた

10月22日
先週金曜日の米国株は大幅続落した(DJIA -205.43 @13,343.51, NASDAQ -67.24 @3,005.62)。しかし、本日の日本株全般は意外に粘り強かった。為替レートが円安に動いたことが大きな理由だろう。その主因は日銀の追加金融緩和期待だ。東証1部では、上昇銘柄数が733に対して、下落銘柄数も733となった。騰落レシオは106.28%。東証1部の売買代金は9,034億円。

アメリカ株の大幅安を受けて、TOPIXも日経平均も下放れて始まったが、切り返して陽線で終えた。米国株安に連れ安しなかったということは日本株相場に粘り腰が出てきたということであり、良いことだ。日経平均は6月初旬以来上昇チャネルを形成している。当面の目標としてはチャネルの上限である9,300〜9,400円辺りだろうか?それ以上の反発は日銀の追加金融緩和期待だけでは難しいのではないか?

TOPIX -1 @753
日経平均 +8円 @9,010円
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日経平均9000円を回復

10月19日
昨日の米国株は小幅反落した(DJIA -8.06 @13,548.94, NASDAQ -31.26 @3,072.87)。本日の日本株全般は続伸した。東証1部では、上昇銘柄数が991に対して、下落銘柄数は519となった。騰落レシオは108%。東証1部の売買代金は1兆393億円。

TOPIXも日経平均も陽線で小幅続伸した。今日は少しくらい調整するかと思っていたが、意外に強かった。しかし、売買代金が辛うじて1兆円を超えている程度では力強い上昇とは思えない。

TOPIX +2 @754
日経平均 +20円 @9,002円

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追加金融緩和期待で三空の上げ

10月18日
昨日の米国株は小幅続伸した(DJIA +5.22 @13,557.00, NASDAQ +2.95 @3,104.12)。日本経済新聞の一面トップの強い追加金融緩和期待を報じる記事により為替レートがさらに円安方向へ動き、本日の日本株全般は大幅続伸した。東証1部では、上昇銘柄数が1,327に対して、下落銘柄数は240となった。騰落レシオは111.51%へ急上昇した。東証1部の売買代金は1兆2,230億円へ増加した。

TOPIXも日経平均も窓を空けて大幅続伸し、どちらも25日移動平均線を回復した。これで三空の上げとなったが、流石に明日以降数日は調整があっても不思議ではない。

TOPIX +13 @752
日経平均 +176円 @8,982円
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2空の反発で窓を埋めた

10月17日
昨日の米国株は大幅続伸した(DJIA +127.55 @13,551.78, NASDAQ +36.99 @3,101.17)。これを好感して本日の日本株全般も続伸した。ユーロの為替レートがさらに円安方向に動いたことも後押しした。東証1部では、上昇銘柄数が1,265に対して、下落銘柄数は307となった。騰落レシオは102.95%。東証1部の売買代金は1兆1870億円に増加した。

TOPIXも日経平均も続伸した。これで2空の上昇となった。日経平均で見ると、10月10日に空けた窓を埋めた。次は25日移動平均線を回復できるかどうかだ。しかしもし、明日、反落するようなら窓埋めは一時的で失敗となり、再度下値を探りに行くと見る。

TOPIX +7 @739
日経平均 +105円 @8,806円
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時の利は買い転換

10月16日
昨日の米国株は上昇した(DJIA +95.38 @13,424.23, NASDAQ +20.07 @3,064.18)。さらに為替レートが円安方向へ動いたことを好感して、本日の日本株全般は続伸した。東証1部では、上昇銘柄数が1,164に対して、下落銘柄数は364となった。騰落レシオは100.41%。東証1部の売買代金は1兆465億円。このうちの実に約1,570億円はソフトバンク(9%超の反発)だけの売買代金だった。1日の一銘柄の売買代金としては凄い金額だ。

TOPIXも日経平均も陽線で続伸した。どちらも10日移動平均線を回復し、時の利は買い転換した。まずは10月10日に空けた窓を埋められるかどうかに注目している。

TOPIX +7 @732
日経平均 +124円 @8,701円
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金曜日の被せ線に対し、本日は切り込み線

10月15日
先週金曜日の米国株は終値では前日比ほぼ変わらずだった(DJIA +2.46 @13,328.85, NASDAQ -5.30 @3,044.11)。手掛かり難ではあったが、本日の日本株全般は反発する銘柄が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が994に対して、下落銘柄数は516となった。騰落レシオは強気弱気の分水嶺である100.71%へ上昇した。東証1部の売買代金は1兆494億円。

TOPIXも日経平均も陽線で上昇した。日経平均は金曜日の被せ線に対し本日は切り込み線となり、強弱が入り乱れている。明日の株価は明日の株価材料で動くので、事前には分からないが、株価水準を考慮するとさらに下振れするよりも、しばらくは自律反発で少し戻るのではないだろうか?但し、国際経済情勢を鑑みると、あくまでも戻りであり、早晩また反落する確率が高いとも見ている。

TOPIX +4 @722
日経平均 +43円 @8,577円
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無題

10月12日
昨日の米国株は小幅続落した(DJIA -18.58 @13,326.39, NASDAQ -2.37 @3,049.41)。本日の日本株全般は高安まちまちとなった。東証1部では、上昇銘柄数が839に対して、下落銘柄数は650となった。騰落レシオは96.38%。東証1部の売買代金は1兆2,433億円膨らんだが、今日はSQなのでその分だけ割り引いて考えなければならない。

TOPIXは反発したが、日経平均は小幅続落した。この違いは主に値がさ株であるソフトバンクとファーストリテーリングの日経平均に占める割合が大きいことが原因である。ソフトバンクはアメリカ携帯会社第3位のスプリント・ネクステルとその会社を通してさらに第5位のメトロPCSを総額約2兆円で買収すると発表したため、その財務負担懸念から急落した。ファーストリテーリングも市場予想に届かない業績見通しを発表して急落した。この2銘柄だけで日経平均を約130円押し下げた。それにしてもソフトバンクの孫さんは大胆でギャンブラー的素質があり、且つ、エンターテーナーだと思う。

少し、今回のソフトバンクの買収計画について少し考えてみる。株価は理論的にはROEの変化率に反応して動く。なぜなら、ROEは株主が提供した資金がどれだけ効率的に使われているかを示す指標だからである。そして、ROEは財務レバレッジにより高めることができるが、それはその事業の収益率が借入コストよりも高い場合に限る。本日の株価の反応を見ると、買収による事業の収益率が資金調達コストよりも低いと強く懸念した結果と解釈できる。その懸念の一つとして考えられるのは買収価格が高すぎると判断したのかもしれない。しかし、円高の今は日本企業にとって海外M&Aは正しい戦略だと考える。

TOPIX +5 @718
日経平均 -12円 @8,534円

7月25日安値更新は回避されたがまだ安心はできない。
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下値抵抗の強さ

10月11日
昨日の米国株は大幅続落した(DJIA -128.56 @13,344.97, NASDAQ -13.24 @3,051.78)。これを受けて本日の日本株全般も続落した。スペイン国債の格下げによるユーロ安円高の影響もあった。東証1部では、上昇銘柄数が495に対して、下落銘柄数は1,014となった。騰落レシオは90.96%。東証1部の売買代金は1兆329億円。

TOPIXも日経平均も下放れて始まったが切り返して上ひげを引いた陽線で終えた。形としてはトンカチとなったので決して力強いものではないが、悪材料にも拘わらずザラバでは一時プラスに転じ、結局、陽線で終えたということが下値抵抗の強さを示している。とは言え、上昇トレンドラインは完全に崩れており、時の利も9月26日以来、売りが継続している。

TOPIX -3 @713
日経平均 -50円 @8,546円
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売り材料により過敏に反応する相場

10月10日
昨日の米国株は大幅続落した(DJIA -110.12 @13,473.53, NASDAQ -47.33 @3,065.02)。これを受けて本日の日本株全般も続落した。東証1部では、上昇銘柄数が230に対して、下落銘柄数は1,334となった。騰落レシオは90.59%。東証1部の売買代金は9,915億円。

TOPIXも日経平均も窓を空けて下げ、陰線で終えた。これで上昇トレンドラインを明確に割り込んだ。売り材料により過敏に反応する相場が続いている。日本株の相場地合いはかなり悪い。

TOPIX -11 @716
日経平均 -173円 @8,596円
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世界的に景気減速懸念が台頭してきているため

10月09日
先週金曜日の米国株は反落した(DJIA -26.50 @13,583.65, NASDAQ -23.83 @3,112.35)。本日の日本株全般も反落した。IMFや世界銀行が景気見通しを引き下げ、さらに内閣府が午後発表した9月の景気ウォッチャー調査でも先行き景気DIが5カ月連続で低下したことが今日の下げの背景にあった。東証1部では、上昇銘柄数が392に対して、下落銘柄数は1,160となった。騰落レシオは93.67%。東証1部の売買代金は1兆456億円。

TOPIXも日経平均も陰線で下げた。世界的に景気減速懸念が台頭してきているため、株価は下振れしやすい。
日経平均で見ると、上昇トレンドラインが維持できるかどうかの瀬戸際にある。

TOPIX -10 @727
日経平均 -94円 @8,769円
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株価波動の上下の振れがだんだん小さくなってきた

10月05日
昨日の米国株は続伸した(DJIA +80.75 @13,575.36, NASDAQ +14.23 @3,149.46)。本日の日本株全般は買い優勢であった。東証1部では、上昇銘柄数が961に対して、下落銘柄数は520となった。騰落レシオは92.61%。東証1部の売買代金は9,263億円。

TOPIXも日経平均も小幅続伸した。昼休み中に、日銀の金融政策決定会合で追加金融緩和がないことが公表されると、一時マイナス圏へ沈んだがその後切り返した。失望売りが直ぐに吸収されたということは、結果的に追加金融緩和期待がそれほど強くなかったと言える。

TOPIX +2 @737
日経平均 +39円 @8,863円

6月以降、株価波動の上下の振れがだんだん小さくなってきたのでエネルギーが溜まってきているように見える。
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追加金融緩和期待で反発

10月04日
昨日の米国株は小幅反発した(DJIA +12.25 @13,494.61, NASDAQ +15.19 @3,135.23)。本日の日本株全般は反発した。明日の日銀金融政策決定会合で追加金融緩和が発表されるのではないかという期待が高まり、その期待を反映して為替レートが円安方向へ動いたことが背景にある。もし、追加金融緩和が見送られたら、失望と反動は大きいだろう。東証1部では、上昇銘柄数が1,047に対して、下落銘柄数は459となった。騰落レシオは86.59%。東証1部の売買代金は1兆80億円。

TOPIXも日経平均も陽線で反発した。しかし、10日移動平均線をまだ回復できず、まだ時の利は売りが継続中である。

TOPIX +8 @735
日経平均 +78円 @8,824円
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上昇トレンドラインを割り込んできた

10月03日
昨日の米国株は高安まちまちだった(DJIA -32.75 @13,482.36, +6.51 @3,120.04)。本日の日本株全般は続落した。東証1部では、上昇銘柄数が410に対して、下落銘柄数は1,104となった。騰落レシオは86.12%。東証1部の売買代金は9,222億円。

TOPIXも日経平均も陰線で小幅続落した。日経平均で見ると、7月25日安値と9月6日安値を結んだ上昇トレンドラインを割り込んできたので、日本株相場の脆弱性が増してきた。

TOPIX -4 @727
日経平均 -40円 @8,746円
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弱いな〜

10月02日
昨日の米国株は総じて上げた(DJIA +77.98 @13,515.11, NASDAQ -2.70 @3,113.53)。これを受けて本日の日本株は小高く始まったが、陰線で終わる銘柄が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が406に対して、下落銘柄数は1,125となった。騰落レシオは84.51%。東証1部の売買代金は8,832億円。

TOPIXも日経平均も小高く始まり陰線で小幅続落した。ドル円相場が78円台の円安方向へ動き、ユーロ円相場もユーロが堅調となっても、且つ、欧米株式相場が高くなっても、日本株は小幅ではあるが続落した。やはり、「弱いな〜」と言わざるを得ない。

TOPIX -1 @731
日経平均 -10円 @8,786円
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下げたが下げ渋りの兆候も

10月01日
先週金曜日の米国株は反落した(DJIA -48.84 @13,437.13, NASDAQ -20.37 @3,116.23)。これを受けて本日の日本株全般は下げた。東証1部では、上昇銘柄数が419に対して、下落銘柄数は1,109となった。騰落レシオは86.09%。東証1部の売買代金は8,905億円へ減少し、再び1兆円を割りこんだ。

TOPIXも日経平均も下放れて始まったが、下ひげを引き下げ渋りを見せた。欧州、アメリカ、中国、日本で景気減速懸念が台頭しているので、上振れよりも下振れし易い状況が続いている。

TOPIX -5 @732
日経平均 -74円 @8,796円

株価が上昇するためには、(1)予想EPSが高くなる、(2)EPSの期待成長率が上昇する、(3)株価の乱高下が小さくなり投資家が要求する期待リターンが低下する、のうち少なくともひとつが必要である。効果が最も高いのは(1)の予想EPSが高まることとであり、次に(2)のEPSの期待成長率が上昇することだか、現在の日本経済ではどちらも期待しにくい。したがって、何らかのきっかけで株価が或る程度の期間反発しても、さらに上昇を続けるシナリオは描き難いため、買い一辺倒のバイアンドホールドは危険である。
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