「生涯現役のトレード日記」
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かなり強い上げ相場となってきた! 04月29日
昨日の米国株式相場は大幅上昇した(DJIA +524.29 @33,826.16, NASDAQ +287.89, S&P500 +70.36 @4,135.35)。ドル円為替レートは134円台後半の前日比円安水準での動きだった。本日の日本株全般は上げた。東証プライムでは、上昇銘柄数が1,659に対して、下落銘柄数は155となった。騰落レシオは137.49%。東証プライムの売買代金は3兆7751億円。
TOPIX +25 @2,057
日経平均 +399円 @28,856円
1〜3月期の米GDP速報値は前期比年率+1.1%の増加となったが、市場予想の+2.0%を下回り、第4四半期の+2.6%と比べても伸びが小さくなった。景気減速が強く懸念されるが、米連邦準備制度理事会(FRB)による利上げが早期に停止するとの観測につながり、今は株価にとっては良い材料と解釈される傾向が強い。他方、週間新規失業保険申請件数は23.0万件となり、前回の24.6万件と予想の24.8万件を下回ったことで、労働市場は引き続き堅調であることを示唆した。これらのことを背景に、主要3株価指数は軒並み大幅高となった。
米国株式相場の大幅高と、日銀が金融政策決定会合で現在の金融政策を継続すると決めたことで、本日の日本株全般は上げた。日経平均の上げ幅は大引け間際では400円超まで拡大する場面もあった。日銀は、1年から1年半程度の時間をかけて、多角的なレビューを実施すると発表した。これはこれから1年から1年半くらいの間は、日銀は現在の金融緩和政策を継続するという市場へのメッセージと受け止められた。金利が上がらない日本円の魅力が下がり、円売り・ドル買いが進み、ドル高円安となった。金融緩和政策の継続と円安のダブルアシストにより本日の日本株全般は上げた。
日経平均の日足チャートを見ると、上向きの10日移動平均線の上に再浮上して年初来高値を更新した。4月21日から3日間続いた高値を更新できない帯域を一気に上抜けた。かなり強い上げ相場となってきた。業績が特に悪くない銘柄をただ株価が高くなったからと言う理由だけで安易に空売りすると踏み上げられるので要注意。
33業種中32業種が上げた。上昇率トップ5は、電気・ガス(1位)、機械(2位)、輸送用機器(3位)、倉庫・運輸(4位)、保険(5位)となった。
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下げ渋りのサインが出た 04月28日
昨日の米国株式相場は高安まちまちとなった(DJIA -228.96 @33,301.87, NASDAQ +55.19 @11,854.35, S&P500 -15.64 @4,055.99)。ドル円為替レートは133円台後半の前日比円安水準での動きだった。本日の日本株全般は上げる銘柄の方が多かった。東証プライムでは、上昇銘柄数が1,037に対して、下落銘柄数は712となった。騰落レシオは128.09%。東証プライムの売買代金は3兆66億円。
TOPIX +9 @2,033
日経平均 +41円 @28,458円
米国株式相場は高安まちまちとなったが、ダウ工業株30種平均の下げが比較的大きかった。前日に50%も急落していた地銀のファースト・リパブリック・バンクがさらに30%続落した。他方、マイクロソフトは好決算を発表して株価は7%超上昇した。この流れを受けて、本日の日本株全般は、銀行株や景気敏感株が下げた。東京エレクトロンやアドバンテストなどの半導体銘柄も弱い。しかし、3月期決算企業の決算発表が本格化してきており、好決算を発表した企業の株が買われた。日本株の立会時間中に米株式相場先物が強含みの展開となっていたことも手伝い、上げて終える銘柄が多くなった。日本国内ではインバウンド需要に対する期待が根強く、中国ではリオープン(経済再開)需要があり、且つ、日本の金融緩和政策はまだ暫くは継続しそうなため、日本株は打たれ強い。
日経平均の日足チャートを見ると、続落して始まったが切り返して下ひげ付きの陽線で終えて下げ渋りを見せた。10日移動平均の下に沈み込んでいる限りは短期でも上昇トレンドとは見做さないが、その上に浮上してくればしばらくは上げ続けると見る。ただし、既に高値圏にあるので、直近高値を上値抵抗線として意識しておく必要はある。
海運株の売り玉は本日すべて利食い手仕舞いしました。暫くは戻りそうです。戻りの限界まで上げてくるとまた下げ始めるので、そこでまた滑り降り始める戦術です。
33業種中22業種が上げた。上昇率トップ5は、銀行(1位)、輸送用機器(2位)、鉄鋼(3位)、ゴム製品(4位)、電気機器(5位)となった。
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米地銀株への警戒感が再び急上昇したために・・・ 04月26日
昨日の米国株式相場は大幅下落した(DJIA -344.57 @33,530.83, NASDAQ -238.05 @11,799.16, S&P500 -65.41 @4,071.63)。 ドル円為替レートは133円台前半の前日比円高水準での動きだった。本日の日本株全般は反落した。東証プライムでは、上昇銘柄数が273に対して、下落銘柄数は1,516となった。騰落レシオは128.37%。東証プライムの売買代金は2兆7267億円。
TOPIX -18 @2,024
日経平均 -204円 @28,416円
米国株式市場では、ファースト・リパブリック・バンクの預金が40%減少したことが明らかになり、米地銀株への警戒感が再び急上昇した。ファースト・リパブリック・バンク株は49.38%急落し、パックウェストが8.92%安、ウェスタン・アライアンス・バンコープが5.58%安となり、地銀株がまた売り浴びせられた。さらに、貨物大手のユナイテッド・パーセル・サービス(UPS)の決算は予想を下回り、米景気の減速懸念が強まった。このようなことを背景に、主要3株価指数は揃って大きく下げた。景気減速懸念を反映して米長期金利は低下したのは言うまでもないが、それによりドル売り・円買いの動きが活発になり、ドル安・円高となった。
この流れを受けて、本日の東京市場でも売り優勢の展開となった。米株価の大幅安と円高が重なり、日経平均は下げた。さらに、中国政府が追加景気刺激策を見送るとの観測が一部で浮上してきており、ファナックや安川電機をはじめとする中国関連銘柄が目立って下げた。日経平均の下げ幅は一時300円を超えた。他方、コロナ禍後の日本経済再開の期待は強く、インバウンド需要の高まりで鉄道株、空運株、小売り(三越伊勢丹)関連株は上げた。また、英ファンドが株主還元を要求したと報道されたゼネコン株(大林組)も上げた。
日経平均の日足チャートを見ると、ギャップダウンして始まり、上下にひげを引いた陰線で終えて、上向きの10日移動平均線の下に沈んだ。まだ下げ止まりの兆候は見られないので、米国株の動き次第でもう少し調整するか。
33業種中29業種が下げた。下落率トップ5は、銀行(1位)、証券(2位)、機械(3位)、電気機器(4位)、海運(5位)となった。
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高値圏で3日連続の上ひげ付き陰線 04月26日
昨日の米国株式相場は高安まちまちとなった(DJIA +66.44 @33,875.40, NASDAQ -35.25 @12,037.20, S&P500 +3.52 @4,137.04)。ドル円為替レートは134円台前半の前日比円高水準での動きだった。騰落レシオは146.54%まで上昇しており、この水準は長く維持することは不可能である。東証プライムの売買代金は2兆3472億円。
TOPIX +5 @2,042
日経平均 +27円 @28,620円
米国株は高安まちまちとなった。今週は2023年1-3月期の米GDP速報値や個人消費支出価格指数などの重要な経済指標発表を控えており、様子見が支配的だった。本日の日本株は、好調な決算発表を受けて買いが先行し、日経平均は上げ幅を200円超まで拡大する場面があった。ただ、一部米中堅銀行の預金流出懸念がまだ続いており、米金融不安再燃への警戒感や銀行融資の審査厳格化による米景気の先行き不透明感が残っている。このような不安に加えて、利益確定売りが増え次第に上げ幅を縮小した。次世代半導体の国産化のため、政府が新に資金を出すと報道されたことで、東京エレクトロンやアドバンテストなどの半導体関連銘柄が買われて相場を下支えした。
日経平均の日足チャートを見ると、高値圏で3日連続で上ひげを引いた陰線が出現し、且つ、4月1日以来6営業日連続で高値圏で保ち合い相場となっている。しかも、騰落レシオは146%台まで上げており、この水準を長く維持することは困難なため、少なくとも短期的な調整は必至と言えるだろう。それでも、もし現在の保ち合いレンジを明確に上抜けて上値追いをするような展開となったら、我々は今、非常に強い上げ潮の真っただ中にいることを示す。
インバウンド訪日客が増加しており、インバウンド銘柄が買われて上げているが、これは外為相場にも影響を与える。旅行収支の黒字が拡大し、貿易赤字のマイナス要因をある程度打ち消してくれるため、実需面からのドル買い・円売り圧力は弱まる、つまりドル高・円安方向への力が弱まるはずである。
33業種中24業種が上げた。上昇率トップ5は、証券(1位)、銀行(2位)、建設(3位)、倉庫・運輸(4位)、不動産(5位)となった。
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主要企業の決算発表を控えているため小動き 04月24日
先週金曜日の米国株式相場は小幅高となった(DJIA +22.34 @33,808.94, NASDAQ +12.90 @12,072.46, S&P500 +3.73 @4,133.52)。ドル円為替レートは134円台前半の前日比円安水準での動きだった。本日の日本株全般は上げた。東証プライムでは、上昇銘柄数が1,135に対して、下落銘柄数は614となった。騰落レシオは133.10%と、再び130%台へ上昇して来たため短期的には過熱感が出て来た。東証プライムの売買代金は2兆507億円。
TOPIX +2 @2,037
日経平均 +29円 @28,594円
先週金曜日の米国株は小幅高で引けた。手掛かり材料不足の中、本日の東京市場では、医薬品や旅行関連銘柄が買われた(連休中の人々の移動を期待)ものの、主要企業の決算発表を控えているため、且つ、年初来高値圏にあるため利食い売りも多く上値は重かった。
日経平均の日足チャートを見ると、上下に短いひげを上下に引いた短陰線で終えた。本日の高値から安値までは先週金曜日の「波高い線」の範囲内に完全に入っている。
33業種中20業種が上げた。上昇率トップ5は、空運(1位)、陸運(2位)、医薬品(3位)、その他製品(4位)、ゴム製品(5位)となった。
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典型的な売り線である「波高い線」が出現 04月22日
昨日の米国株式相場は下げた(DJIA -110.39 @33,786.62, NASDAQ -97.67 @12,059.56, S&P500 -24.73 @4,129.73)。ドル円為替レートは133円台後半の前日比円高水準での動きだった。本日の日本株全般は高安まちまちとなった。東証プライムでは、上昇銘柄数が797に対して、下落銘柄数は938となった。騰落レシオは135.61%。東証プライムの売買代金は2兆5650億円。
TOPIX -5 @2,035
日経平均 -93円 @28,564円
4月のフィラデルフィア連銀業況指数は2020年5月以来の低水準へ悪化した(-31.3>予想-9.2)。週間新規失業保険申請件数も市場予想(24.0万件)以上に悪化した(24.5万件)。さらに、テスラは大幅減益(2023年1〜3月期)を発表して株価は10%近く急落した。このようなことを背景に、米主要3株価指数は揃って下落した。
本日の東京市場では、米景気の先行き不透明感に加えて円高・ドル安が重なり、売り優勢の展開となった。他方、米ラムリサーチや台湾積帯電路製造(TSMC)の決算発表を受けて、半導体市況の底入れ期待が浮上してきて東京エレクトロンやアドバンテストなどの半導体関連銘柄が買われて上げた。また、米長期金利の低下を受けて、銀行株と保険株は売られて下げた。それでも、日銀の金融緩和政策が継続するとの観測と、東証の低PBR企業に対する改善要求を背景に、日本株は打たれ強い動きをしている。そうはいっても、高値追いをしてどんどん上げるには米景気の先行き不透明感が頭を抑えていて、今のところ難しそうである。
日経平均の日足チャートを見ると、ザラバでは年初来高値を更新したがその後押し戻されて、上ひげが長い短陰線で終わり、典型的な売り線である「波高い線」が出現した。ほとんどの場合、翌日以降下げるが、稀に上抜けすることもある。もし、終値ベースで「波高い線」を上抜けしたらかなり強い上昇相場の最中にいるということが確認できる。ただ、決算発表ピークを前にそんな強気で買い上がるだろうか。暫く時が経てば判明する。
33業種中20業種が下げた。下落率トップ5は、銀行(1位)、保険(2位)、鉱業(3位)、精密機器(4位)、輸送用機器(5位)となった。
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来週から決算発表が本格化するため・・・ 04月21日
昨日の米国株式相場は高安まちまちとなった(DJIA -79.62 @33,897.01, NASDAQ +3.81 @12,157.23, S&P500 -0.35 @4,154.52)。ドル円為替レートは134円台後半の前日比円安水準での動きだった。本日の日本株全般は上げる銘柄が多かった。東証プライムでは、上昇銘柄数が1,027に対して、下落銘柄数は702となった。騰落レシオは128.09%。東証プライムの売買代金は2兆2428億円。
TOPIX -1@2,040
日経平均 +51円 @28,658円
米国株式相場は高安まちまちとなったため、本日の東京市場では手掛かり材料難だった。前場は売り優勢で始まり、日経平均は一時164円安となった。しかし、岸田首相が半導体分野での投資促進策の一環として数値目標を入れた「アクションプラン」を月内に示すと報道されると半導体関連銘柄に買いが入り、日経平均は反発に転じた。ただ、ファーストリテイリング1銘柄のみで日経平均を40円強押し上げ、本日の日経平均の上げ幅のほとんどはこの銘柄の力であった。また、3月の訪日外国人の数が前年同月比で27倍増加した。これによりインバウンド消費の回復が期待され、高島屋や伊勢丹など小売り関連銘柄が買われた。来週から決算発表が本格化するため、これ以上の上値追いには慎重になる可能性が高い。
日経平均の日足チャートを見ると、昨日の「はらみ寄せ線」を下回って寄り付いたが切り返して陽線で引けた。3月9日の戻り高値@28,734円の上値抵抗線を一気に突き抜けることができるかどうかに引き続き注目したい。
33業種中16業種が上げた。上昇率トップ5は、パルプ・紙(1位)、小売り(2位)、電気機器(3位)、保険(4位)、銀行(5位)となった。
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高値圏での「はらみ寄せ線」が意味することは・・・ 04月19日
昨日の米国株式相場は小幅安となった(DJIA -10.55 @33,976.63, NASDAQ -4.31 @12,153.41, S&P500 +3.55 @4,154.87)。ドル円為替レートは134円台前半の前日比円安水準での動きだった。本日の日本株全般は反落した。東証プライムでは、上昇銘柄数が638に対して、下落銘柄数は1,081となった。騰落レシオは133.26%まで上げて来ており、短期的には過熱感が高まっている。東証プライムの売買代金は2兆3673億円。
TOPIX -1 @2,040
日経平均 -52円 @28,607円
米国株式相場は小幅反落した。3月の米住宅着工件数は142.0万件(<前月分改定値143.2万件)と市場予想の140.0万件を上回ったので、この指数には景気悪化の兆候はまだ見えない。それでも株式相場は少し下げた。
本日の東京市場では、日経平均が9営業日ぶりに小幅反落した。8連騰していたこと、且つ、終値ベースで年初来高値を少しだけ更新していたことで、主力銘柄を中心に利益確定売りが優勢となった。日経平均の下げ幅は一時120円を超えた。ただ、ドル円相場が1ドル=134円の水準で動いたので下値は堅かった。鉄道株と保険株は買われて上げた。
日経平均の日足チャートを見ると、年初来高値更新の陽線の直後に十字線となり、高値圏での「はらみ寄せ線」となった。この線の後に起こることは2つ。一つは上放れして高値更新を続けること。もう一つは反落。どちらの動きもありうるが、現時点では誰にも分からない。時が経過すれば明確となる。決して事前には分からないことを知ろうとしてあれこれ必要以上に分析しても時間と労力の無駄である。我々トレーダーが真にやるべきことは、どちらへ動いても困らないように「心と建玉の準備」をしておくことだけである。
33業種中20業種が下げた。下落率トップ5は、精密機器(1位)、海運(2位)、パルプ・紙(3位)、金属製品(4位)、その他製品(5位)となった。
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急な下振れに備えて「心と建玉の準備」をしておく 04月18日
先週金曜日の米国株式相場は反落した(DJIA -143.22 @33,886.47, NASDAQ -42.81 @12,123.47, S&P500 -8.58 @4,137.64)。ドル円為替レートは133円台後半の前日比円安水準での動きだった。本日の日本株全般は高安まちまちとなった。東証プライムでは、上昇銘柄数が920に対して、下落銘柄数は820となった。騰落レシオは112.31%。東証プライムの売買代金は2兆2224億円。
TOPIX +8 @2.027
日経平均 +21円 @28,515円
先週金曜日の米国株式相場は反落した。大手金融機関の決算結果が予想以上に良かったため銀行株は軒並み高となった一方、3月の米小売高が予想以上に減少したため景気悪化懸念が強まり、金利上昇で恩恵を受ける金融株以外に対して売り圧力が強まった。ウォーラー米連邦準備制度理事会(FRB)理事が長期に渡る金融引き締めが必要だと発言したことがマーケット・センチメントを悪くした。さらに米ミシガン大学発表の4月の1年先期待インフレ率速報値が予想を上回ったことで、株式市場は利上げ長期化に対して身構えた。
本日の東京市場では、米連邦準備制度理事会(FRB)が5月も追加利上げを実施するとの観測を背景に円安・ドル高が進み、この動きを好感して自動車株は買われて上げ、JPモルガンチェースなど米国大手銀行株の強い動きと米長期金利の高止まりから三菱UFJ銀行などメガバンク株も買われた。しかし、相場全体で見ると総じて高安まちまちとなった。先週末に急騰したファーストリテイリングや総合商社株は早くも利食い売りに押さされた。日経平均は7日続伸したが、7日続伸は2022年7月以来のことである。
日経平均の日足チャートを見ると、7日続伸となったが、上下に長めのひげを引いた短陰線で終えた。しかも、3月16日を起点とすると上方新値10本目となり、前回の2月22日を起点とした戻りの8本を既に超えており、且つ、前回の戻り高値もローソク足がほぼ同じ形で、上下にひげを引いた短陰線だった。株価波動の自律リズムとしては一服あっても自然なタイミングである。3月10日以降のような急な下振れに備えて「心と建玉の準備」をしておきたい。
33業種中25業種が上げた。上昇率トップ5は、海運(1位)、銀行(2位)、ゴム製品(3位)、空運(4位)、輸送用機器(5位)となった。
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デモ銘柄の4902コニカミノルタは5枚売り建てて[5-7] 04月14日
昨日の米国株式相場は大きく上げた(DJIA +383.19 @34,029.69, NASDAQ +236.93 @12,166.27, S&P500 +54.27 @4,146.22)。ドル円為替レートは132円台半ばの前日比円高水準での動きだった。本日の日本株全般は上げた。東証プライムでは、上昇銘柄数が1,234に対して、下落銘柄数は519となった。騰落レシオは104.24%。東証プライムの売買代金は2兆9323億円。
TOPIX +11 @2,019
日経平均 +337円 @28,493円
米国では、新規失業保険申請件数が23.9万件(>前週分22.8万件、予想23.2万件)が悪化した。3月の生産者物価指数(PPI)が予想を下回った(前月比-0.5%、予想横ばい;前年比+2.7%、予想+3.0%)。3月の米消費者物価指数(CPI)に続いてインフレ鈍化の傾向が示された。これにより、利上げ停止や年内の利下げ転換まで意識され始めた。これらのことを背景に、主要3株価指数は大きく上げた。
米国株の上昇を受けて、本日の日本株全般も上げ、日経平均は5日続伸した。業績の上方修正をしたファーストリテイリングが8%超の上昇をして年初来高値を更新した。この1銘柄のみで日経平均を261円押し上げた。また、ウォレン・バフェット氏が保有比率を引き上げたと報道された総合商社株は軒並み高となった。ただ、東京エレクトロンやアドバンテストをはじめとする半導体関連銘柄は軟調であり、本日の上昇分のほとんどはファーストリテイリング1強の力だったと言え、もしこの銘柄が前日比横ばいだったら、日経平均もほぼ横ばいだったことになる。日経平均は5連騰して約1000円上昇したが、この間の東証プライムの売買代金は2兆円未満の薄商いであった日もあることから、上昇相場に売買代金が伴っていないため脆弱さが見え隠れする。
ウォレン・バフェット率いるバークシャー・ハザウェイは14日、円建て社債の発行条件を決めた。発行総額は1644億円。同社は19年から毎年円建て債を発行している。22年には2回起債しており、今回で6回目で、金額は累計で約1兆2000億円となる。現在の社債発行残高は9727億円。今回は起債のタイミングとバフェット氏の来日が重なったのでより注目を集めた。
デモ銘柄の4902コニカミノルタは、本日、5枚売り建てて[5-7]としました。某海運株は買いつなぎ玉を利食い手仕舞いした上で、売り乗せしました。
33業種中28業種が上げた。上昇率トップ5は、卸売り(1位)、小売り(2位)、倉庫・運輸(3位)、水産・農林(4位)、その他製品(5位)となった。
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日経平均は5営業日連続で上げたが・・・ 04月13日
昨日の米国株式相場は下げた(DJIA -38.29 @33,646.50, NASDAQ -102.54 @11,929.34, S&P500 -16.99 @4,091.95)。ドル円為替レートは133円台前半の前日比円高水準での動きだった。本日の日本株全般は高安まちまちとなった。東証プライムでは、上昇銘柄数が943に対して、下落銘柄数が786となった。騰落レシオは106.08%。東証プライムの売買代金は2兆4060億円。
TOPIX +1 @2,008
日経平均 +74円 @28,157円
米国株式相場は買い優勢で始まりダウ工業株30種平均は一時210ドル高まで上げたが、午後に発表された米公開市場委員会(FOMC)議事録要旨で、金融危機によるマイルド・リセッションが懸念されたため、売り優勢となり下げて終えた。
東京市場では、米景気の減速懸念から幅広い銘柄が売り先行で下げたが、切り返して日経平均は5営業日連続で上げた。米物価指数の伸びが市場予想以下となったために利上げが長期化するのではないかという心配が和らいだ。その結果、長期金利の上昇懸念が低下して、値がさ成長株の一角が買われて相場全体を下支えした。ファーストリテイリング1銘柄だけで日経平均を約60円押し上げた。ただ、FOMC議事録要旨は金融不安による米経済下振れリスクに言及したことから景気敏感株は売られ、長期金利が上がらないとうことで、長期金利上昇の恩恵を受けるはずだった銀行株や保険株は軟調となった。それでも、輸送用機器、倉庫などのPBR=1倍割れ銘柄は総じて堅調だった。これら割安株の堅調さは相場の下支えにはなっているが、株式相場全体が力強く上値追いをするためには半導体株関連銘柄などの主力製造業の上昇が不可欠である。そのためには、少なくとも米長期金利が天井を打ったと誰もが確信するような状況になることが必要である。
日経平均の日足チャートを見ると、下げて始まったがその後切り返して長陽線で終えた。上向きの10日移動平均線の上を滑り上がるように上げている。4月4日高値@28,287円が当面の目標であり、且つ、上値抵抗線として意識される。ただ、上昇軌道が安定するには米景気の不安要素がまだ多すぎるため、暫く上げたと思ったら手のひらを反すように反落することもしばしば起こると覚悟しておきたい。常に「治に居て乱を忘れず」を意識しておくことが「生涯現役の株式トレーダー」として有終の美を飾る秘訣だと肝に銘じておきたい。
33業種中18業種が上げた。上昇率トップ5は、医薬品(1位)、小売り(2位)、倉庫・運輸(3位)、その他金融(4位)、サービス(5位)となった。
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デモ銘柄4902コニカミノルタは[0-7]としました 04月13日
昨日の米国株式相場は高安まちまちとなった(DJIA +98.27 @33,684.79, NASDAQ -52.48 @12,031.88, S&P500 -0.17 @4,108.94)。ドル円為替レートは133円台後半の前日比円安水準での動きだった。本日の日本株全般は上げる銘柄が多かった。東証プライムでは、上昇銘柄数が1,324に対して、下落銘柄数は433となった。騰落レシオは108.78%。東証プライムの売買代金は2兆4385億円。
TOIX +15 @2,007
日経平均 +159円 @28,083円
3月の米雇用統計が悪くなかったため、過度な景気悪化懸念が後退したことを背景に景気敏感株が買い戻された一方、長期金利(10年債利回り)が4営業日連続で上昇したことを嫌気してハイテク成長株は売られた。明日発表される3月の米CPIは前年比+5.2%と2月の+6.0%よりは減速すると予想されてはいるが、5月2〜3日に開催される米公開市場委員会(FOMC)では利上げは続き、0.25%の追加利上げが見込まれている。
東京市場では日経平均が4日続伸し、海運、鉄鋼、機械などを中心に上げた。ドル円相場が一時、1ドル=134円台まで円安・ドル高になり、輸出関連銘柄が買われた。ウォレン・バフェット氏が保有比率を7%台まで高めた総合商社は買いを集めて今日も上げた。5大総合商社の保有比率を9%台まで高める可能性もあると示唆しているので、まだ上げる余地があるとみて買いが優勢となった。バフェット氏が率いるバークシャー・ハザウェイが「グローバル円債」の発行を準備していることが明らかになり、これは為替リスクを避けるために、まず円資金を調達してその資金で日本株に投資するための明らかな兆候と言える。新規に調達した円資金で総合商社以外の銘柄にも投資する可能性がある。このような思惑もあり、足元の日本株は上げている。バフェット氏の「神通力」は恐るべしと言わざるを得ない。これは図らずも、東証が推進している「PBR=1倍割れ」の銘柄を少なくするという改革を後押しするかもしれない。但し、バフェット流の選別眼で見ると、本物のバリュー株だけが買われて、只単に株価が低いだけの見かけだけのバリュー株は放置されるという二極が起こると見ている。
日経平均の日足チャートを見ると、4日続伸して昨日の長い上ひげの上に僅かだが出て来た。米国株が崩れなければ、今回の小波動でもう少し上に行きそうである。
デモ銘柄の4902コニカミノルタは、本日、つなぎ売り玉をすべて手仕舞いした上で、1枚買い乗せしてポジションは[0-7]としました。N2株もつなぎ売りはすべて手仕舞いしました。勿論、また反落してきてこれ以上は許容できないとこまで下げたらまたつなぎ売り玉を建てます。
33業種中31業種が上げた。上昇率トップ5は、海運(1位)、卸売り(2位)、鉄鋼(3位)、鉱業(4位)、機械(5位)となった。
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25日&10日移動平均線を回復したが上値では売りが強い 04月12日
昨日の米国株式相場は小幅上昇した(DJIA +101.23 @33,586.52, NASDAQ -3.60 @12,084.36, S&P500 +4.09 @4,109.11)。ドル円為替レートは133円台前半の前日比円安水準での動きだった。本日の日本株全般は上げる銘柄が多かった。東証プライムでは、上昇銘柄数が1,385に対して、下落銘柄数は365となった。騰落レシオは108.12%。東証プライムの売買代金は2兆5260億円。
TOPIX +15 @1,992
日経平均 +290円 @27,923円
3月の米雇用統計が懸念されたほど悪くなかった(非農業部門雇用者数:23.6万人増≒市場予想23.9万人増、前月分は31.1万人増から32.6万人増へ上方修正された。失業率:3.5%<市場予想3.6%)ことで景気悪化懸念が和らぎ、景気敏感株が上がり、ダウ工業株30種平均は上げた。他方、10年債利回りが上げた(6日の3.29%台から7日には3.38%台へ、そして3.41%台へ上昇した)ことでハイテク成長株は売りに押され、ナスダックは小幅安となった。
日銀の植田和男総裁が10日の就任会見で長期金利操作(YCC)を現行のまま維持する姿勢を示したことで、日銀の早期修正観測が後退した。その結果、円安・ドル高となり輸出関連銘柄を中心に買われた。また、ウォレン・バフェット氏が日本株投資に強気(既に総合商社の大株主)の発言をしたと報道されると日経平均の上げ幅は400円を超える場面もあった。早期の金融政策の修正と長期金利の上昇を先取りして銀行株が上げて来たが、本日は、その期待が萎んで売られた。
日経平均の日足チャートを見ると、ギャップアップして始まり一気に25日移動平均線と10日移動平均線を上抜けした。ただ、長い上ひげを引いた短陽線で終り、上値では売りが強いことを示している。
33業種中30業種が上げた。上昇率トップ5は、卸売り(1位)、精密機器(2位)、非鉄金属(3位)、不動産(4位)、石油・石炭(5位)となった。
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デモ銘柄の4902コニカミノルタは3枚売り乗せして[8-6](8ヤリ6カイ) 04月10日
先週金曜日の米国株式相場は祝日(グッド・フライデー)のため休場だった。ドル円為替レートは132円台半ばでの動きだった。本日の日本株全般は上げる銘柄の方が多かった。東証プライムでは、上昇銘柄数が1,332に対して、下落銘柄数は415となった。騰落レシオは106.14%。東証プライムの売買代金は1兆9114億円。
TOPIX +11 @1,977
日経平均 +115円 @27,634円
3月の米雇用統計が発表された。非農業部門の雇用者数の伸びは前月比23万6000人増となり、市場予想の23万8000人とほぼ同水準だったことから米景気不安がやや後退した。これを受けて、本日の東京市場では海運、鉄鋼、非鉄金属など景気敏感株が買われて上げた。インバウンド消費に対する期待は依然として高く、陸運や百貨店などのインバウンド銘柄は買われた。円安・ドル高の動きも日本株全般を下支えした。日経平均の上げ幅は一時200円を超えたが、上値は重かった。先週金曜日の米国株式相場は休場だったために米雇用統計に対する市場の反応が今ひとつ分からないからだ。また、本日、日銀には植田和男新総裁が正式に着任したが、債券市場では早晩政策金利が上昇することを見越して新発5年物国債の利回りが上昇した。もし、政策金利の上昇が本当に始まれば銀行株や保険株を押し上げるが、不動産株をはじめとするほとんどの株価を押し下げる力として作用するはずだ。その日は直ぐには来ないだろうが、いつか必ず来ると心しておきたい。
日経平均の日足チャートを見ると、先週金曜日に形成した「はらみ線」を上抜けした。ただ、上下にひげを引いたほぼ十字線なので迷いがあるが、これで上向きの60日移動平均線の上での推移を維持している。25日移動平均線と10日移動平均線を回復することが或る程度の持続的な上昇のためには絶対必要である。
デモ銘柄の4902コニカミノルタは3枚売り乗せして[8-6](8ヤリ6カイ)としました。前回は[5-8]と書きましたが、あれは間違いで正しくは[5-6]でした。3月16日安値@535円が下値支持線として意識されますが、もしこれを割り込むと押しが更に深くなりそうです。
33業種中30業種が上げた。上昇率トップ5は、海運(1位)、その他製品(2位)、鉱業(3位)、保険(4位)、ゴム製品(5位)となった。
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デモ銘柄の4902コニカミノルタは5枚売りつなぎを建てて[5-8] 04月07日
昨日の米国株式相場は小幅上昇した(DJIA +2.57 @33,485.29, NADAQ +91.09 @12,087.96, S&P500 +14.64 @4,105.02)。ドル円為替レートは131円台後半の前日比円安水準での動きだった。本日の日本株全般は反発した。東証プライムでは、上昇銘柄数が1,146に対して、下落銘柄数は595となった。騰落レシオは107.50%。東証プライムの売買代金は1兆9995億円。
TOPIX +4 @1,965
日経平均 +46円 @27,518円
米国の新規失業保険申請件数が悪化した(22.8万件>市場予想20.0万件、前週分も19.8万件から24.6万件に上方修正された)。2月JOLTS求人件数も3月ADP民間部門雇用者数も労働市場の悪化を示したが、これでさらに米景気の悪化基調が鮮明になってきた。多分、日本時間の今夜発表となる米雇用統計でその悪化基調が決定的となりそうだ。株式相場全体にとっては少なくとも短期的には下押し圧力となるが、景気悪化を先取りして米長期金利(10年債利回り)が約7カ月ぶりの水準まで下げて来たので、ハイテク成長株の割高感が幾分和らいで買戻しも入った。
日経平均は直前2日間で800円超急落したため、本日の日本株全般は自律反発狙いの買いが入った。ただ、米国の労働指標の悪化が鮮明となってきたことと、明日は米国市場が聖金曜日の祝日で休場となるため、様子見ムードが強くなり小動きとなった。
日経平均の日足チャートを見ると、昨日の陰線に続き十字線が並び、2本併せて「はらみ線」となった。下値支持線辺りで「はらみ線」が出現して翌日その上に抜けることができれば当面の底値を確認したと見る。ただ、強い売り材料が飛び出してくればさらに下へ抜ける。どちらのシナリオも想定しておき、どちらが実現しても困らないよう、「心と建玉の準備をしておく」(=円月殺法音無しの構え)だけである。米国の利上げ局面が最終コーナーを回り、早晩、利下げが始まると楽観的に考えて米国株式相場は動いてきたようだが、足元では「ちょっと待てよ。金利が下がるということは景気悪化と引き換えと言うことだよな!それで株価は本当に上がるか?」と意識が変わり始めているように感じる。
デモ銘柄の4902コニカミノルタは、本日、5枚売りつなぎを建てて[5-8]としました。
33業種中22業種が上げた。上昇率トップ5は、海運(1位)、銀行(2位)、精密機器(3位)、保険(4位)、空運(5位)となった。
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賢く反応するという「技術」は訓練により高めることができる 04月06日
昨日の米国株式相場は高安まちまちとなった(DJIA +80.34 @33,482.72, NASDAQ -129.47 @11,996.86, S&P500 -10.22 @4,090.38 )。ドル円為替レートは131円台前半の前日比円高水準での動きだった。本日の日本株全般は続落する銘柄が多かった。東証プライムでは、上昇銘柄数が303に対して、下落銘柄数は1,476となった。騰落レシオは103.79%。東証プライムの売買代金は2兆8165億円。
TOPIX -23 @1,961
日経平均 -341円 @27,473円
4月7日には市場が注目する3月の米雇用統計が発表されるが、その前に3月のADP民間部門雇用者数が悪化した(14.5万人増<2月分改定値の26.1万人増&市場予想20.0万人増)。さらに、3月のISM製造業PMIも弱かった(51.2<前月分の55.1&市場予想54.5)。これを受けて米10年債利回りは前日の3.33%台から3.30%台へ下げた。米長期金利の低下を反映して円高・ドル安が進んだ。市場は利上げ停止を望んでいるが、メスター米クリーブランド連銀総裁は今後も金融引き締めが必要であると発言し、利上げ継続に対する警戒感は下がらない。このようなことを背景に景気敏感株やハイテク株が売られた。
本日の東京市場でも、東京エレクトロン、信越化学、アドバンテストなどの値がさ半導体関連株やファナックやコマツなどの機械、海運などの景気敏感株が売られて下げた。他方、アステラス製薬や武田薬品などのディフェンシブ銘柄は上げた。日経平均の下げ幅は一時300円を超えた。
日経平均の日足チャートを見ると、昨日に続き本日も窓を空けて陰線で下げた。3月16日安値@26,632円と4月4日高値@28,278円の上げ幅(1,646円)の半値押し(823円)である27,455円へほぼ到達した。上向きの60日移動平均線をもう少しで割り込みそうになってきた。この辺りで下げ止まれば「普通の押し(=「半値押し」)と見なすことができるが、さらに下げて「2/3押し」まで下げると「深い押し」となる。因みに1/3押しなら「浅い押し」である。
今後どうなるかは神のみぞ知るだが、原理ははっきり分かっている。中央銀行の利上げの(1)速さ(2)到達最高金利水準高さ(3)利上げ局面の継続期間の長さの3つが経済に対するダメージを決定する。インフレを抑え込むために金融引き締めを行っているので、対インフレ戦で明らかな勝利宣言できるまで経済がどうなろうとお構いなく戦い続けるか(単眼的で愚直な官僚)、経済に対するダメージが拡大してきたのでタイミングを計りながら金融引き締めの程度を緩める(複眼的で有能な官僚)か、その見極めの巧拙次第で株価の先行きは決まる。いずれにせよ、我々個人トレーダーにはコントロールできないことである。コントロールできないことは何が起ころうと潔く受け止め、それに対して「賢く」反応するしかない。如何に賢く反応するかという「技術」は訓練により高めることができ、その技術水準の高低こそがトレーダーの利益と安定さを決定し、将来の生活に必要な収入に対する不安を根本的に解消する鍵の一つである。これは極めて重要な真理であるが、このことに本当に気付いている人はほんの僅かしかいない。なぜなら圧倒的大多数の人間は「勉強すること・努力する」ことが嫌いで、できるだけ楽して儲けたいと心底願っているからである。人生というものは「勉強し努力し続けた者しか経済的には報われない」ようにできている。だからこそ仕事でも株式投資・トレードでも思うようにうまく行かない。
33業種中、ディフェンシブ業種である電力・ガス、医薬品、食料品の3業種を除く30業種が下げた。下落率トップ5は、機械(1位)、鉄鋼(2位)、ゴム製品(3位)、金属製品(4位)、石油・石炭(5位)となった。
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長大陰線で急落して2つの窓を完全に埋めた 04月06日
昨日の米国株式相場は反落した(DJIA -198.77 @33,402.38, NASDAQ -63.13 @12,126.33, S&P500 -23.91 @4,100.60)。ドル円為替レートは131円台半ばの前日比円高水準での動きだった。本日の日本株全般は下げた。東証プライムでは、上昇銘柄数が57に対して、下落銘柄数は1,763となった。騰落レシオは111.41%。東証プライムの売買代金は2兆8161億円。
TOPIX -39 @1,984
日経平均 -474円 @27,813円
米国では、原油価格が再び上昇しているためインフレ高進や景気悪化が懸念されている。前日には3月ISM製造業購買担当者指数(PMI)が悪化していたが、その翌日には2月JOLTS(雇用動態調査)求人件数が2年ぶりに1000万件を下回った(993.1万件<前月改定値1056.3万件、市場予想1040万件)。センチメントは急転して景気悪化懸念が高まったため株式相場は大きく反落した。米長期金利(10年債利回り)は前日の3.43%台から3.33%台へ低下し、ドル円は円高・ドル安となった。
米国株安と円高・ドル安が重なり、輸出企業を中心には幅広い銘柄が売られて下げた。日経平均の下げ幅は一時500円に迫った。金融機関が含み益の有る保有株を売却する期初の「益出し」を続けており、これも相場を下押しした。さらに、昨年3月中旬から続くレンジ相場の上限辺りまで上げていたので、心理的にも売りやすかったのだろう。信用売り残が急増している大手海運3社は買戻し圧力のため逆行高した。米国ではモルガン・スタンレーなど大手銀行株が下げた流れを受けて、三菱UFJフィナンシャル・グループが2%安となった。シリコンバレー・バンク(SVB)の経営破綻から始まった金融システム不安からまだ完全には回復していない。
日経平均の日足チャートを見ると、長大陰線で急落して3月31日とその翌日に空けた2つの窓を完全に埋め、上向きの10日移動平均線と25日移動平均線をもう少しで下抜けしそうなくらい下げた。ただ、2月6日の戻り高値@27,821円が下値支持線として意識される上に、窓埋めが押し目の一つの目途ともなる。
過去20年間では4月になると海外投資家が日本株を買い越すことが多かった。過去20年中17年は買い越し(現物+先物)だった。但し、過去2年間では海外投資家が4月に買い越しても、金融機関による期初の「益出し」の方が多かったために日経平均もTOPIXも下げた。今年はどうなるか。7日には米雇用統計が発表される。景気悪化がさらに確認されるような内容だと、FRBが高金利政策を強気で継続する姿勢を示している限り、株価はさらに崩れる懸念が高くなってきた。
デモ銘柄4902コニカミノルタも十八番波乗り銘柄N1株のポジションはそのままですが、N2株は売りつなぎ、某大手海運株は買いつなぎしました。
33業種中、海運を除く32業種が下げた。下落率トップ5は、鉄鋼(1位)、石油・石炭(2位)、卸売り(3位)、繊維製品(4位)、機械(5位)となった。
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相場に限らず人生のすべてについて言えることは・・・ 04月04日
昨日の米国株式相場は、ナスダックは小幅下落したがダウ工業株30種平均は大きく続伸した(DJIA +327.00 @33,601.15, NASDAQ -32.45 @12,189.45, S&P500 +15.20 @4,124.51)。ドル円為替レートは132円台後半の前日比円高水準での動きだった。 本日の日本株全般は高安まちまちとなった。東証プライムでは、上昇銘柄数が889に対して、下落銘柄数は853となった。騰落レシオは119.50%。東証プライムの売買代金は2兆8866億円。
TOPIX +5 @2,023
日経平均 +99円 @28,287円
3月の米ISM製造業購買担当者景気指数(PMI)が46.3と2月の47.7から悪化し、市場予想の47.5も下回った。これを受けて米長期金利が急低下し始め、3.5%台半ばだったものが一時は3.4%台へ下げたことを好感してダウ工業株30種平均は大きく続伸した。
本日の日本株全般は高安まちまちだったが、日経平均は3日続伸した。ただ、利益確定売りや戻り待ちの売り圧力が強く、上値は重かった。米国の景気減速懸念から中外薬品やアステラス製薬などのディフェンシブ銘柄が買われた。原油先物相場(WTI)が大幅上昇したため、INPEXや総合商社など資源関連株も買われた。足元で信用売り残が積みあがって来た海運株も売り方の買戻しにより予想通り上げたが、買戻し圧力が早晩衰えるのである程度戻ったらまた下がり始めると見ている。
日経平均の日足チャートを見ると、昨日の十字線に並ぶように短い下ひげを引いた短陽線で終えた。昨年3月中旬以降のレンジ相場の上限に近づいてきた。明日、もし昨日安値の28,120を割り込んで終えるようだと売り圧力が増加して下に押し込まれそうに感じるが、さてどう動くか。
足元の原油高が長引けばインフレが収まらず、FRBによる金融引き締めが長引くとマーケットは予想し、株価に対する下押し圧力が強くなる。結局、米景気減速懸念による株価下落圧力と、景気減速を先取る形で長期金利が徐々に低下することによる株価浮揚圧力のせめぎ合い次第で株価のベクトルの方向はほぼ決まる。インフレがピークアウトしてFRBの利上げ停止が明確に視野に入ってくると、株価の上昇は腰が入ったものになるのだが、それがいつになるのかはまだ暗中模索である。予想することが当たっても外れても、それが仕事の人はそれに精を出せば良いが、我々、株式相場の実践家であるトレーダーは予想にあまり時間と労力を投入しても益が少ない。時間と労力を最もつぎ込むべきことは自分の意志でコントロールできることだけである。自分でコントロールできないことはただ潔く受け止め、それに対して賢く反応すれば良い。これは相場に限らず人生のすべてについて言えることである。
33業種中24業種が上げた。上昇率トップ5は、海運(1位)、その他製品(2位)、鉱業(3位)、電気・ガス(4位)、陸運(5位)となった。
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「二空踏み上げ」で十字線 04月03日
先週金曜日の米国株式相場は大幅上昇した(DJIA +415.15 @33,274.15, NASDAQ +208.43 @12,221.91, S&P500 +58.48 @4,109.31)。ドル円為替レートは133円台半ばの先週末比円安水準での動きだった。本日の日本株全般は上げる銘柄が多かった。東証プライムでは、上昇銘柄数が1,448に対して、下落銘柄数は341となった。騰落レシオは122.91%。東証プライムの売買代金は2兆8278億円。
TOPIX +14 @2,018
日経平均 +147円 @28,188円
FRBが注目していた2月の個人消費(PCE)価格指数で、変動が大きい食料とエネルギーを除くコア指数の伸びが鈍化(前月比+0.3%となり1月分改定値+0.5%から鈍化し、市場予想の+0.4%も下回った)したため、早期の利上げ打ち止め期待が高まった。これを背景に主要3株価指数は続伸した。
米国株の大幅続伸を受けて、本日の日本株全般も続伸する銘柄が多かった。先週末、東証がPBR1倍割れの企業に対して改善計画を要請したことを材料に、特に低PBR銘柄(=バリュー株)が買われた。また、OPECとロシアなど非加盟産油国からなる「OPECプラス」が日量100万バレルの産出削減を発表したため原油先物価格(WTI)が大きく上昇し、これを好感してINPEXが6%以上上げた。反対に相場の足を引っ張ったのは、対中国半導体輸出規制の影響が懸念される東京エレクトロン、アドバンテスト、信越化学工業などの半導体関連関連銘柄であった。日本の半導体製造装置の輸出額の約4割(2021年度)は中国向けなので、やむを得ない。それでも、日経平均の上げ幅は一時200円を超えた。ただ、金融機関が期初の益出し目的で含み益のある保有株を売却したため上値は重かった。また、3月の日銀短観で大企業・製造業の景況感が悪化したことも相場の足を引っ張った。
日経平均のチャートを見ると、2営業日連続で窓を空けて上昇してきて、本日は十字線で終えた。チャートだけで判断すれば一休みありそうな局面であるが、米国株の動き次第ではまだ上値を追う可能性はある。しかし、相場の流れは急に変わる。常に下方向への揺り戻しも意識しておきたい。
33業種中31業種が上げた。上昇率トップ5は、鉱業(1位)、石油・石炭(2位)、その他金融(3位)、銀行(4位)、陸運(5位)となった。
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